トラックの眠気はどれくらいつらい?経験者130人の声でわかった原因と対策

更新日:2026-10-04/ドラリアル編集部(株式会社Glip)/経験者130人の調査より

まとめドライバーの仕事はきつい? 全体のデータ→

トラックに乗っていると、まぶたが重くなる時間が必ずあります。単調な高速道路や渋滞の中では、気合いだけでは目が開きません。

ドライバー経験者130人のアンケートから、眠気がどれくらい多いのかを数えました。あわせて、どんな働き方で出やすいのかと、経験者の対処法をまとめています。

結論から言うと、眠気は「一番きつかったこと」の1位グループです。そして眠気の出やすさは、会社の運行の組み方でかなり変わります。

この記事でわかること
  • トラックの眠気がつらかった人の割合
  • 眠気が出やすい勤務時間と距離
  • 経験者が書いた眠気のつらさ
  • 運転中に眠くなったときの対処
  • 眠気が少ない会社の見分け方
  • よくある質問

トラックの眠気は「一番きつかったこと」の1位グループ

「ドライバーの仕事で一番きつかったこと」を自由に書いてもらい、内容で分けました。いちばん多かったのは事故・眠気の不安です。

「一番きつかったこと」の分類(130人)

  1. 1事故・眠気の不安36人(28%)
    「1番きつかったのは眠気を感じながら走行するのがきつかったです。」近距離トラックドライバー・20代後半の体験談 →
  2. 2手積み・重い荷物33人(25%)
    「一番きつかったのは長時間の待機と手積み手降ろしです。」近距離トラックドライバー・40代前半の体験談 →
  3. 3長い拘束時間・休めない29人(22%)
    「一番きつかったのは長時間の待機と手積み手降ろしです。」近距離トラックドライバー・40代前半の体験談 →
  4. 4暑さ・寒さ・天候28人(22%)
    「特に夏場の30度超える中で重い荷物を何十個も積む時はマジで死にそうになりました。」近距離トラックドライバー・40代前半の体験談 →
  5. 5時間指定・焦り27人(21%)
    「最初は道を覚えたり時間を意識しながら回る事が思った以上に大変でした…渋滞や道路規制で時間に焦る事もありました。」食品配送・30代後半の体験談 →
口コミからわかること
  • 1位は事故・眠気の不安で、130人中36人(28%)が書いていました。
  • 2位の手積み・重い荷物(25%)と合わせると、上位2つで話題の中心になっています。

このうち、眠気や睡眠不足をはっきり書いた人を数えました。トラックドライバーだけで見ると、割合は全体の倍以上になります。

37%トラックドライバー30人中11人が眠気・睡眠不足を書いた
15%ドライバー全体130人中19人

トラックドライバーの3人に1人以上が、眠気や睡眠不足を自分から書いています。聞いてもいないのに出てくるのは、それだけ印象に残るつらさだからです。

「1番きつかったのは眠気を感じながら走行するのがきつかったです。」
近距離トラックドライバー・20代後半・男性/体験談 No.4 を読む →

眠気が出やすいのは1日10時間以上の勤務

眠気の声がどの働き方に多いかを、1日の勤務時間別に並べました。

勤務時間別「眠気・睡眠不足を書いた人」の割合

6時間未満0%
6〜8時間10%
8〜10時間11%
10〜12時間28%
12時間以上18%
日によって大きく違った40%
このグラフからわかること
  • 6時間未満の22人には、眠気を書いた人が1人もいません。
  • 10〜12時間では29人中8人(28%)に上がります。
  • 10時間以上の46人では11人、10時間未満の79人では6人。割合は約3倍ちがいます。

つまり眠気は、体質より勤務の長さで決まる部分が大きいということです。求人を見るときは、給料の前に1日の拘束時間を見てください。

ポイント

拘束時間は、出勤してから帰るまでの全部の時間です。運転だけでなく、荷待ちや休憩の時間も入ります。

「日によって大きく違った」の人は5人中2人で、人数が少ないので参考値です。勤務時間を答えた130人は、10時間以上46人・10時間未満79人・日によって違う5人に分かれます。

12時間以上の人は17人中3人で、10〜12時間より少なく見えます。ただ、この3人は長距離と中距離の人で、眠る時間そのものが削られたという声でした。

距離が長いほど眠気の声が増える

トラックの距離別「眠気・睡眠不足を書いた人」の割合

近距離25%
中距離44%
長距離60%
このグラフからわかること
  • 近距離は16人中4人(25%)、中距離は9人中4人(44%)でした。
  • 長距離は5人中3人です。人数が少ないので参考値ですが、夜をまたぐ運行ほど眠気の声が多い傾向です。

長距離では、着いたあとの荷降ろしで寝る時間が削られるという声がありました。

「その分、走行時間が伸び、目的地に着いても荷物の積み下ろしをこなすと、まともに眠れる時間が残っていないことが続きました。」
長距離トラックドライバー・40代後半・男性/体験談 No.47 を読む →

眠気がある人ほど「きつい」「後悔」が多い

眠気を書いた19人が、仕事全体をどう感じていたかも見ました。

仕事のきつさ(眠気を書いた人と全体)

眠気を書いた人
全体
かなり楽だったやや楽だった普通ややきつかったかなりきつかった
このグラフからわかること
  • 眠気を書いた人で「きつかった」と答えた人は58%。全体(45%)より13ポイント多いです。

ドライバーになって後悔したか(眠気を書いた人と全体)

眠気を書いた人
全体
ないあまりないどちらともいえない少しあるある
このグラフからわかること
  • 眠気を書いた人で「後悔あり」と答えた人は53%。全体(46%)より7ポイント多いです。

眠気がある人は、仕事そのものを「きつい」と感じやすくなります。眠気は運転の危なさだけでなく、仕事が続くかどうかにも関わります。

「きつかった」は58%と45%、「後悔あり」は53%と46%でした。眠気を書いた人は19人なので大きな差とは言い切れませんが、どちらも眠気がある人のほうが高い結果です。

眠気を放っておくと、「もう続けられない」につながりやすいと考えておきましょう。

経験者が書いた眠気のつらさ

数字だけではわかりにくいので、本人の言葉を読んでください。多かったのは、休みたくても休めない場面です。

関連眠気・事故の不安など、ドライバー経験者の体験談を絞り込んで読む→
「金曜日の夜に出発して月曜日の朝に戻ってくるような運行スケジュールの中で、連続運転による慢性的な睡眠不足と眼精疲労が一番きつかったです。」
長距離トラックドライバー・40代後半・男性/体験談 No.81 を読む →

慣れてきたころに眠気が出てきた、という声もありました。最初は緊張しているので、眠気に気づかないこともあります。

「毎日運転するというのはけっこう大変で、最初のうちは眠気などあまり感じなかったのですが慣れてくると渋滞中など眠気を感じて大変でした。」
近距離トラックドライバー・20代後半・男性/体験談 No.4 を読む →
「週末、祝日など渋滞がひどくて帰宅時間が遅くなり、眠気と生理現象を我慢するのがつらかった」
近距離トラックドライバー・30代前半・男性/体験談 No.102 を読む →

時間指定に間に合わせるために休憩を飛ばす、という流れが目立ちます。眠気は本人の気合いの問題ではなく、スケジュールの問題として書かれていました。

「失敗したなというのは寝不足で仕事に行った時に事故を起こしてしまったことです。」
近距離トラックドライバー・20代後半・男性/体験談 No.4 を読む →
注意

寝不足のまま乗った日に事故を起こした、という声もあります。眠いときに走らないことが、自分を守るいちばんの方法です。

編集部コラム

眠気の声から見えた、入る前に確かめること

眠気を書いた19人の「一番きつかったこと」を、もう一度読み直しました。

声を読むと、中心にあるのは事故・眠気の不安と長い拘束時間・休めないでした。どちらも入る前に確かめられることです。

経験者の声から、確かめておきたいこと

  • 運行の組み方と、仮眠や休憩が取れるかを聞く
  • 面接で1日の拘束時間と休憩の取り方を数字で聞く
  • 手積み・手降ろしがあるか、カゴ台車かを確かめる

眠気は入ってからの工夫より、入る前の会社選びで減らせる部分が大きいです。

運転中に眠くなったときの対処法

運転中に眠くなったら、いちばん確実なのは止まって眠ることです。コーヒーやガムは、止まれる場所まで持たせるためのつなぎと考えてください。

ポイント
  • まぶたが重い・同じ道を覚えていない・車線からはみ出す、は危ないサインです
  • サインが出たら、次のSA・PAや安全に止まれる場所で休みます
  • 仮眠は短めにして、起きたら体を動かしてから走り出します
  • 窓を開ける・声を出す・コーヒーは、止まれる場所までのつなぎです

止まれない場面がいちばん危ない

困るのは、渋滞や高速道路の途中で、すぐには止まれないときです。景色が変わらない道ほど、集中が切れやすくなります。

トラックと同じく夜の高速道路を走る、バス運転手の声です。

「高速道路は単調な景色が続くので、夜中の運転は特に集中力を維持するのが大変でした。」
バス運転手・40代前半・男性/体験談 No.13 を読む →

こういう場面に備えて、眠くなる前に休むのが経験者のやり方です。「眠くなってから」ではなく「眠くなる前に」休憩を入れると、止まれない場面でも慌てずにすみます。

仮眠できる職場は眠気がつらさになりにくい

経験者の中には、待機時間に仮眠できる職場を「よかったこと」に挙げた人もいます。眠れる時間がある職場では、眠気はつらさになりにくいということです。

「眠くなったら寝れるし、行ったことがない場所を見て回れるし、収入も暮らす分には問題ない」
近距離トラックドライバー・30代後半・男性/体験談 No.188 を読む →
「車内では好きな音楽を聞きながら運転できるし、待機時間中はテレビを見たり仮眠したり自由だった」
近距離トラックドライバー・50代前半・男性/体験談 No.170 を読む →

眠気をためない生活の工夫

眠気は前の日から始まっています。経験者の声にも、前日の過ごし方の話がよく出てきます。

「前日なども夜更かしできないので友人たちとも疎遠になっていきましたし、毎朝の点呼でアルコール検査があるので仕事の前の日は休みであってもお酒を遅くまで飲まないよう気にしなくてはならないのが休みを満喫できていなくてしんどかったです。」
近距離トラックドライバー・20代後半・男性/体験談 No.4 を読む →
「もし検討しているのであれば、まずは無理のない運行距離や回数からスタートさせてもらい、自分の睡眠サイクルがしっかりと維持できるかどうかを見極めてから本格化させてください。」
長距離トラックドライバー・40代後半・男性/体験談 No.81 を読む →

早朝・夜勤は体を慣らすまでがつらい

朝早い荷積みや夜の運行がある仕事では、生活のリズムを合わせるまでが山場です。最初の数か月は寝不足を感じたという声がありました。

「毎日朝の5時には出勤して荷積みを始めるため、生活リズムを合わせるまでは常に寝不足感がありました。」
ルート配送・40代前半・男性/体験談 No.70 を読む →

昼に眠る人は、部屋の明るさにも悩んでいます。暗くする工夫だけで眠りやすさはかなり変わります。

「明るいとどうしてもなかなか寝付けないけど、運転なので無理やり寝るようにしている。」
中距離トラックドライバー・30代後半・女性/体験談 No.42 を読む →

十分寝ているのに日中ずっと眠い人は、睡眠時無呼吸症候群のこともあります。眠気が続くなら、我慢せずに一度相談してください。

眠気が少ない会社・求人の見分け方

経験者に「求人を選ぶときに確認すべきこと」を聞きました。トラックドライバー30人の答えを分けると、1位は拘束時間でした。

トラックドライバーが「確認すべき」と答えたこと(30人)

  1. 1長い拘束時間・休めない17人(57%)
    「必ず確認した方がいいことは給料や残業の有無、休日や詳細な仕事内容です。」近距離トラックドライバー・40代後半の体験談 →
  2. 2手積み・重い荷物11人(37%)
    「本当に運転をするだけの仕事なのか、荷物の積み下ろしの仕方や勤務時間などについても質問することが必須だと思います。」近距離トラックドライバー・20代後半の体験談 →
  3. 3給料・経費11人(37%)
    「必ず確認した方がいいことは給料や残業の有無、休日や詳細な仕事内容です。」近距離トラックドライバー・40代後半の体験談 →
  4. 4事故・眠気の不安3人(10%)
    「あとは事故時には保険対応しているかも確認すべきだと思います。」近距離トラックドライバー・30代前半の体験談 →
  5. 5人間関係2人(7%)
    「綺麗な求人票でも実際は全然違うことが多いので、面接で先輩ドライバーに直接聞くのが一番です。」近距離トラックドライバー・40代前半の体験談 →
口コミからわかること
  • 1位は長い拘束時間・休めないで、30人中17人(57%)が書いていました。
  • 2位の手積み・重い荷物(37%)と合わせると、上位2つで話題の中心になっています。
「高速バスは特に「拘束時間」と「仮眠環境」を必ず確認した方がいいです。」
バス運転手・40代前半・男性/体験談 No.13 を読む →

眠気を減らしたいなら、給料より先に拘束時間と休憩を確かめるのが近道です。

データでわかったこと
  • 1日の拘束時間(何時から何時までか・残業はどれくらいか)
  • 休憩をどこで何分取れるか(待機中に仮眠できるか)
  • 夜をまたぐ運行か、日帰りか
  • 時間指定がきつい荷主が多いか
  • 長距離なら仮眠室・寝台つきの車か

求人票で先に見るところ

求人票では、勤務時間の欄を最初に見ます。「8:00〜17:00」のように終わりの時間が書いてあるか、「残業あり」の時間が書いてあるかで、休める運行かどうかの見当がつきます。

「日勤のみ」「日帰り運行」と書かれた求人は、夜をまたぐ運行より眠気の心配が少なめです。月給が高い求人ほど拘束時間も長いことが多いので、時給に直していくらかも比べてみてください。

関連ドライバーの給料はいくら?勤務時間と月収の関係を見る→関連トラックドライバー30人の体験談を見る(距離別のきつさ)→

トラックの眠気に強い人・弱い人

回答を読むと、眠気がつらくなりにくい人には共通点がありました。

眠気がつらくなりにくい人
  • 決まった時間に寝起きできる生活を作れる人
  • 眠いときに「止まる」と決められる人
  • 日帰り・近距離の運行を選べる人
眠気がつらくなりやすい人
  • 夜型の生活を変えたくない人
  • 時間に遅れるくらいなら休まず走ってしまう人
  • 副業で昼の仕事と夜の運転をかけもちしたい人
「昼間も仕事をしており、夜の運転で稀に睡魔に襲われることもありました。」
ルート配送・40代前半・男性/体験談 No.112 を読む →

日中だけ働きたい人には、勤務6時間未満で眠気の声が0人だったことが目安になります。送迎やルート配送の短時間の仕事は、眠気の心配が少なめです。

昼の仕事とのかけもちで夜に運転すると、眠る時間が足りなくなります。まずは日中だけの近距離から始める人が多いのは、そのためです。

関連未経験からドライバーを始めた人の声を見る→

トラックの眠気についてよくある質問

トラックの眠気は、慣れれば平気になりますか?

慣れで消えるものではありません。経験者には、慣れてきてから眠気を感じるようになった人もいます。休める運行かどうかのほうが大きいです。

トラックドライバーはどれくらい眠気に悩んでいますか?

この調査では、トラックドライバー30人中11人が眠気や睡眠不足のつらさを書いていました。全体130人では19人です。

眠気が少ないのはどんな働き方ですか?

勤務が短い人ほど眠気の声は少なく、6時間未満の22人では0人でした。日帰りで近距離の運行が向いています。

運転中に眠くなったら、まず何をすればいいですか?

安全に止まれる場所で休むことです。コーヒーや窓を開けるのは、止まれる場所までのつなぎにしてください。

長距離トラックは眠気がきついですか?

長距離は5人中3人が眠気を書いていました。人数が少ないので参考値ですが、夜をまたぐ運行では眠る時間が削られやすいです。

副業で夜だけトラックに乗るのはありですか?

眠る時間が足りなくなりやすい働き方です。昼の仕事とかけもちした人からは、夜の運転で睡魔に襲われたという声がありました。

面接では何を聞けば眠気が少ない会社かわかりますか?

1日の拘束時間・休憩の場所と長さ・夜の運行があるかを聞きましょう。長距離なら仮眠室や寝台の有無も確かめます。

まとめ:トラックの眠気は会社選びで減らせる

この記事のまとめ
  • トラックドライバー30人中11人が、眠気や睡眠不足のつらさを書いていました
  • 眠気の声は1日10時間以上の勤務に多く、6時間未満では0人でした
  • 眠気がある人ほど、仕事を「きつい」「後悔した」と感じやすい傾向です
  • 眠くなったら止まって休むのが基本。前日の睡眠とお酒にも気をつけます
  • 求人では、給料の前に拘束時間・休憩・夜の運行の有無を確かめましょう

眠気は根性で乗り切るものではなく、働き方を選んで減らすものです。ドライバーの仕事のきつさ全体は、ドラリアルのトップページからも見られます。

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出典:ドラリアル調査「ドライバー職の経験者アンケート」(2026年5月〜10月(全2回)・株式会社Glip実施)

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