ドライバーに向いてる人の特徴は?経験者130人の後悔データでわかった共通点
まとめドライバーはやめとけ? 全体のデータ→ドライバーに向いてる人の差は、性格より「どんな働き方で始めたか」に出ていました。
ドライバー経験者130人のうち、後悔がなく「楽だった」と答えた人は20人です。後悔した人とどこがちがうのかを、働き方と本人の言葉で見ていきましょう。
- ドライバーに向いてる人の割合
- 「運転が好き」だけでは足りない理由
- 勤務時間・働き方でわかる向き不向き
- 向いていなかった人の声
- 向いてる人・向いていない人チェックリスト
- よくある質問
ドライバーに向いてる人は130人中20人「後悔なし・楽」
ここでいう向いていた人は、後悔がなく仕事も楽だったと答えた人のことです。
後悔が「ない・あまりない」で、きつさが「楽だった」の人は20人です。後悔が「ある・少しある」人は60人いました。残りの50人は、後悔はないけれど楽ではなかった人や「どちらともいえない」人です。
ドライバーになって後悔したか(130人)
- 少しあるが27%で最多でした。
ドライバーは人を選ぶ仕事です。ただ20人の向いていた人には、はっきりした共通点がありました。
「運転が好き」だけでは向いてる人とは言えない
ほかのサイトでは、ドライバーに向いてる人の1位に「運転が好き」が挙がります。ところが始める前の状態別に見ると、運転好きの人のほうが後悔しています。
始める前の状態別「後悔あり」の割合
- 「後悔あり」がいちばん多いのは運転は好きだったが仕事は未経験(52%)です。
- 低い完全未経験(42%)とは10ポイントちがいます。
運転が好きだった40人の後悔は52%で、完全未経験の77人(42%)より高い結果でした。運転好きは、後悔しない理由にはならないということです。
理由は本人の言葉にあります。仕事は運転より、時間指定や荷物の積み下ろしのほうが重いからです。
「車の運転が好きだから自分に合った仕事であると短絡的な考えでドライバーの仕事を選んで失敗したと思いましたし後悔の気持ちもありました、車の運転が好きだからという理由で続けられるほど甘くはない仕事だという事も知ったので勉強にもなりました。」
「最初は「運転が好きだからできる」と思っていたが、実際は責任感がかなり必要な仕事だと感じた。」
時間指定のある配達では、渋滞で遅れそうになるたびに気持ちが焦ります。運転そのものを楽しむ余裕は、思ったより少ないと考えておきましょう。
運転が好きなことは強みです。そのうえで、運転以外の作業に耐えられるかを考えておきましょう。
勤務時間が短い人ほど後悔が少ない
1日の勤務時間が短い人ほど、後悔した人の割合は低くなっています。
1日の勤務時間別「後悔あり」の割合
- 「後悔あり」の割合が高いのは10〜12時間の62%でした。
- 6時間未満(32%)と比べると30ポイント高くなっています。
6時間未満は22人中7人(32%)、10〜12時間は29人中18人(62%)でした。勤務時間を答えた130人は、8時間以下52人・8〜10時間27人・10時間以上46人・日によって違う5人です。
向いてる人かどうかは、本人より勤務の長さで決まる部分があります。向いていた20人のうち11人は、1日8時間以下で働いていました。
「最初は無理に仕事を詰め込まず、自分の生活や体力に合った勤務時間から始めるのがおすすめです。」
最初から長時間の仕事を選ぶと、向き不向きを判断する前に体がもたなくなります。短めの勤務で試すのが安全です。
最初の1〜2か月は、道や荷物の扱いを覚えるだけで手いっぱいになります。慣れてから勤務を延ばしても遅くはないので、焦らず始めてください。
働き方・男女で見るドライバーの向き不向き
雇用形態でも、後悔の割合は大きく変わります。
雇用形態別「後悔あり」の割合
- 業務委託は67%が「後悔あり」と答えていて、グループの中でいちばん高い数字です。
- アルバイト・パートは27%なので40ポイントの開きです。
アルバイト・パートは33人中9人(27%)で、正社員の53%の約半分です。業務委託は12人中8人(67%)が後悔していました。
迷っている人は、パートや短時間から試すと後悔しにくいです。業務委託は、経費が自分持ちになる点を先に確かめましょう。
「最初に経費を甘く見ていたことです。」
女性のほうが後悔は少なめ
男女別「後悔あり」の割合
- 「後悔あり」の割合が高いのは男性の51%でした。
- 女性(36%)と比べると15ポイント高くなっています。
女性は42人中15人(36%)、男性は88人中45人(51%)でした。向いていた20人のうち9人が女性で、性別で向き不向きは決まりません。
ドライバーに向いていなかった人の声
後悔した60人の理由を見ると、向いていないと感じたきっかけが見えてきます。
後悔した理由(後悔ありの60人)
- 1給料・経費22人(37%)
「思ってたより大変で簡単な仕事なんてないですが、体力的にきつい時もあり、時給も安くて頑張っても還元される訳でもなくやり甲斐はなかったです。」食品配送・30代後半の体験談 →
- 2長い拘束時間・休めない13人(22%)
「高速バス会社によって拘束時間や休憩環境がかなり違い、仮眠室が狭かったり設備が古かったりする会社もありました。」バス運転手・40代前半の体験談 →
- 3人間関係8人(13%)
「仕事はやはり時給よりも人間関係、働きやすさ、居心地よさだと思う。」宅配ドライバー・60代以上の体験談 →
- 4手積み・重い荷物4人(7%)
「女性の活躍を謳う求人であっても、実際の現場では男性と全く同じ重量物や物量を同じスピードで捌くことが求められるため、自分の体力に見合った配送エリアや会社を選ぶべきでした。」宅配ドライバー・20代後半の体験談 →
- 5事故・眠気の不安2人(3%)
「高速バス会社によって拘束時間や休憩環境がかなり違い、仮眠室が狭かったり設備が古かったりする会社もありました。」バス運転手・40代前半の体験談 →
- 22人が挙げた給料・経費が1位でした。
- 長い拘束時間・休めないが22%で2位に入りました。
多いのは給料と時間の話です。体力や自分の力を見誤った、という声もありました。
「体力面での自己分析が甘く、自分の身体能力の限界を考慮せずに勢いだけで大手宅配の過酷な現場に飛び込んでしまったことは少し失敗だったと後悔しています。」
「やっていればルートもそのうち覚えられるとか時間も早くなるとか、自分を過信していたこと」
「今回の失敗は自分を低く見ていたこととそもそも適正ではなかったことが起因しておきた問題だったと考えています。」
向いていなかった人の多くは仕事の中身を知らずに始めた人です。中身を知っていれば避けられた後悔も多くあります。
向いていなかった人の声からわかること
後悔した60人の言葉には、始める前に聞いておけば防げた話が多く出てきます。
声の中心は給料・経費と長い拘束時間・休めない。どちらも会社しだいで大きく変わります。
経験者の声から学べること
- 固定給か歩合か、経費はだれが払うかを確かめる
- 面接で1日の拘束時間と休憩の取り方を数字で聞く
- 横乗り研修の期間と、相談できる人がいるかを聞く
向き不向きは、入ってからより入る前に仕事の中身を聞くことでかなり見えてきます。
後悔しなかった20人に共通すること
向いていた20人の「よかったこと」を読むと、一人で働ける気楽さを挙げた人が半分の10人いました。
「何より前職で人間関係に苦労していたので、ドライバー職は人との関りが無いので人間関係に悩まずに仕事が出来たので、私的にはピッタリな仕事でした。」
「自分のペースで回れる」
ほかにも、知らない道や景色を楽しめた人が目立ちます。仕事の中に小さな楽しみを見つけられる人は、続きやすいです。
「普段行かない場所に向かいドライブ気分に浸れたので、楽しみながら勤務できました」
- 一人で黙々と働くのが苦にならない
- 最初は短い時間や副業から試している
- 道を覚えることや景色の変化を楽しめる
- 給料より作業の中身を先に確かめている
20人の多くは、無理のない形で始めていました。30代が13人と多く、全員が未経験から始めています。
年代別に見ると、後悔ありは20代17人中9人・30代45人中18人・40代38人中18人・50代以上30人中15人でした。どの年代も後悔は4〜5割で、年齢だけで向き不向きは決まりません。年齢より、体力に合う勤務時間を選べるかで差がつきます。
家族がいて収入を下げたくない人も、いきなり長時間の正社員を選ばなくて大丈夫です。勤務時間と給料の両方を見て、無理のない求人を選びましょう。
ドライバーに向いてる人・向いていない人チェックリスト
当てはまる数を数えてみてください。
- 一人で過ごす時間が長くても平気
- 時間を守るのが苦にならない
- 荷物の積み下ろしなど体を動かす作業もできる
- 短い時間やパートから試せる
- 知らない道を覚えるのがきらいではない
- 「運転が好き」だけで決めようとしている
- 給料の額だけで会社を選びがち
- 毎日10時間以上の勤務を続ける自信がない
- 経費の計算をせずに業務委託を始めたい
- お酒を毎晩飲まないと落ち着かない
「よほど運転が好きなこと、お酒が大好きな人は正直やらない方が良い、2t業務だけは割に合わないのでやらないことをおすすめします。」
向いていない側が多くても、そこで終わりではありません。働き方を選び直せば、当てはまらなくなる項目もあります。
職種別:向いてる人に合うドライバーの仕事
職種によって後悔の割合もちがいます。人数が少ない職種もあるので、目安として見てください。
職種別「後悔あり」の割合
- 軽貨物ドライバーは56%が「後悔あり」と答えていて、グループの中でいちばん高い数字です。
- その他のドライバー職は33%なので23ポイントの開きです。
ルート配送は31人中16人(52%)、食品配送は13人中5人(38%)でした。同じルート配送でも、会社や荷物で中身が大きく変わるという声が多くあります。
「求人票の「固定ルートで安心」という言葉を鵜呑みにしてしまい、実際には欠員が出た際に全く知らないルートを急に走らされる「代走」が頻繁にあったことを入社後に知りました。」
人と話すのが好きな人は送迎、黙々と働きたい人はルート配送やトラックが候補です。職種ごとの声は次のページで読めます。
送迎は高齢者や子どもを乗せることが多く、乗り降りの手伝いや声かけも仕事に入ります。運転のていねいさに加えて、気配りができる人に合う仕事です。
関連送迎ドライバーの体験談ときつさを見る→関連ルート配送ドライバー31人の体験談を見る→向いてるか確かめるために求人で見ること
経験者が求人で確かめてほしいと挙げたことは、自分に向いているかを見る材料にもなります。
経験者が「確認すべき」と答えたこと(130人)
- 1長い拘束時間・休めない64人(49%)
「勤務時間や休み、荷物の量は会社によって全然違うので、その辺は確認した方がいいと思います。」食品配送・30代後半の体験談 →
- 2給料・経費47人(36%)
「給料のほか、採用における育成機関というのがあり、これらの期間が長いのか短いのかというのが重要で育成期間中のお給料は正社員と比べるとどのくらい少ないかという情報は外してはいけないです。」タクシードライバー・40代前半の体験談 →
- 3事故・眠気の不安30人(23%)
「高速バスは特に「拘束時間」と「仮眠環境」を必ず確認した方がいいです。」バス運転手・40代前半の体験談 →
- 4手積み・重い荷物29人(22%)
「本当に運転をするだけの仕事なのか、荷物の積み下ろしの仕方や勤務時間などについても質問することが必須だと思います。」近距離トラックドライバー・20代後半の体験談 →
- 5人間関係6人(5%)
「綺麗な求人票でも実際は全然違うことが多いので、面接で先輩ドライバーに直接聞くのが一番です。」近距離トラックドライバー・40代前半の体験談 →
- 64人が挙げた長い拘束時間・休めないが1位でした。
- 給料・経費が36%で2位に入りました。
「求人をみるのに給与より詳しく作業内容を確認して、クチコミ等を検索してから入社の検討をしたほうがいいです」
- 1日の勤務時間と、積み込みなどの前準備の時間
- 手積み・手降ろしがあるか、荷物の重さはどれくらいか
- 1日に回る件数と、時間指定の多さ
- 研修でだれかと一緒に回れる期間
- 業務委託なら、ガソリン代や車の費用はだれが払うか
不安なことを面接で先に聞く人ほど、入ってからのずれが少なくなります。
「面接の時に良い部分(時間が短いだとか固定ルートだとか)だけではなく、不安な事を中心に聞いておくのは大事だと思った。」
ドライバーに向いてる人についてよくある質問
運転が好きならドライバーに向いていますか?
強みにはなりますが、それだけでは足りません。運転が好きだった40人の後悔は52%で、完全未経験の人(42%)より高い結果でした。
ドライバーに向いてる人はどれくらいいますか?
後悔がなく「楽だった」と答えた人は130人中20人でした。後悔ありは60人です。
未経験でもドライバーに向いてる人はいますか?
います。後悔がなく楽だった20人は、全員が未経験から始めた人でした。
女性はドライバーに向いていませんか?
そんなことはありません。後悔した人の割合は女性36%・男性51%で、女性のほうが低い結果でした。
向いているか不安な人は、どう始めればいいですか?
パートや短時間の勤務から試す方法があります。アルバイト・パートの後悔は27%で、正社員の約半分でした。
人と話すのが苦手でもドライバーはできますか?
できます。向いていた20人の半分が、一人で働ける気楽さを「よかったこと」に挙げていました。
まとめ:ドライバーに向いてる人は働き方の選び方で決まる
- 130人中、後悔がなく「楽だった」人は20人、後悔ありは60人でした
- 運転が好きだった人の後悔は52%で、運転好きだけでは向いてる証拠になりません
- 勤務が短いほど後悔は少なく、パートは27%・正社員は53%でした
- 向いていた20人は、一人で働く気楽さを楽しみ、無理のない形で始めていました
- 始める前に、勤務時間・手積み・件数・経費を確かめましょう
向いてる人かどうかは、始め方を選ぶことで変えられます。後悔の理由をもっと知りたい人は、ドライバーはやめとけ?のページも読んでみてください。
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