ドライバーを辞めたい理由ランキング|経験者130人の後悔とその後の選択
まとめドライバーはやめとけ? 全体のデータ→ドライバーを辞めたくなる理由の1位は給料です。そして辞めたい原因の多くは、仕事そのものより会社の条件にありました。
ドライバー経験者130人の半分近くが、一度は「やめておけばよかった」と感じています。辞めたくなる時期と、辞めたいと思った人がそのあとどうしたかを見ていきましょう。
- ドライバーを辞めたい人の割合
- 辞めたい理由ランキング
- 辞めたくなりやすい時期と働き方
- 辞めたいと思った人はどうしたか
- すぐ辞めていいケース
- 次の会社で確認すること
ドライバーを辞めたい(後悔あり)人は46%
ドライバーになって後悔したことが「ある」「少しある」人は、130人中60人です。
ドライバーになって後悔したか(130人)
- 少しあるが27%で最多でした。
2人に1人近くが、一度は「やめておけばよかった」と感じています。辞めたいと思っているのは、あなた一人ではないのです。
一方で「ない」「あまりない」も48人います。同じ仕事でも、辞めたい人と続けたい人にはっきり分かれます。
きつかった人ほど辞めたくなる
仕事のきつさ別「後悔あり」の割合
- 「後悔あり」の割合が高いのはきつかったの64%でした。
- 普通・楽だった(32%)と比べると32ポイント高くなっています。
きつかった58人では37人、普通か楽だった72人では23人が後悔ありでした。きつさを減らせれば、辞めたい気持ちも減ると考えてよさそうです。
ドライバーを辞めたい理由ランキング1位は給料
後悔ありの60人が後悔したことの1位は、給料・経費の22人です。
後悔した理由(後悔ありの60人)
- 1給料・経費22人(37%)
「思ってたより大変で簡単な仕事なんてないですが、体力的にきつい時もあり、時給も安くて頑張っても還元される訳でもなくやり甲斐はなかったです。」食品配送・30代後半の体験談 →
- 2長い拘束時間・休めない13人(22%)
「高速バス会社によって拘束時間や休憩環境がかなり違い、仮眠室が狭かったり設備が古かったりする会社もありました。」バス運転手・40代前半の体験談 →
- 3人間関係8人(13%)
「仕事はやはり時給よりも人間関係、働きやすさ、居心地よさだと思う。」宅配ドライバー・60代以上の体験談 →
- 4手積み・重い荷物4人(7%)
「女性の活躍を謳う求人であっても、実際の現場では男性と全く同じ重量物や物量を同じスピードで捌くことが求められるため、自分の体力に見合った配送エリアや会社を選ぶべきでした。」宅配ドライバー・20代後半の体験談 →
- 5事故・眠気の不安2人(3%)
「高速バス会社によって拘束時間や休憩環境がかなり違い、仮眠室が狭かったり設備が古かったりする会社もありました。」バス運転手・40代前半の体験談 →
- 22人が挙げた給料・経費が1位でした。
- 長い拘束時間・休めないが22%で2位に入りました。
給料に続くのが長い拘束時間と人間関係で、この3つで後悔の声のほとんどを占めます。
1位 給料・経費:働いた割に残らない
給料の後悔は「額が低い」話にとどまりません。求人で見た金額と、実際に手元に残る金額の差が多く書かれていました。
「求人票に書かれていた「固定給」の額面だけで会社を選んでしまい、みなし残業代が何時間分含まれているかを細かく確認しなかったことを少し後悔しています。」
「求人や案件を選ぶ際、提示されている「売上」の額面だけを見て飛びついてしまったことです。」
2位 長い拘束時間:家族や自分の時間がない
「面接のときに「ルート固定だから早く終わるよ」と言われたのですが、実際は新規の件数や納品先の追加が多くて毎回残業になり、拘束時間が想定より長かったことです。」
「勢いだけで会社を決めてしまったせいで、その頃の家族との時間がほとんど取れなくなってしまったんだ。」
3位 人間関係:一人の仕事でも人で辞める
運転中は一人でも、朝の点呼や荷積みでは人と関わります。人間関係から逃げたくて選んだのに、人で辞めたくなったという声もありました。
「最初は助手から入ったのですが、年下の先輩に怒鳴られて腹がたち辞めたくなった。」
辞めたくなりやすいのは入って半年まで
続けた期間で見ると、後悔ありは入って半年までに集中しています。
続けた期間別「後悔あり」の割合
- 3〜6ヶ月は67%が「後悔あり」と答えていて、グループの中でいちばん高い数字です。
- 3〜5年は29%なので38ポイントの開きです。
続けた期間が3〜6ヶ月の人は、12人中8人が後悔ありでした。一方、3〜5年続いた人では17人中5人です。
最初の数か月は、体が慣れずにいちばんつらい時期です。「つらいのは最初だけだった」と書く人もいました。
「業界未経験でもとりあえず普段の運転が普通にできるならトラックも慣れれば同じように扱える、身体が慣れてない最初は筋肉痛だったり落ち込んだりはあるがそれを数ヶ月耐えると不思議なくらいに突然できるようになる、そこからは格段に楽になるので数日で見切り発車するのはオススメしない。」
辞めたいと感じたら、何がつらいのかを紙に書き出してみてください。給料・時間・人のどれが原因かが見えると、会社を変えれば済む話かどうかを決めやすくなります。
ただし、5年以上の人も40人中19人が後悔ありです。長く続けたから満足とは限りません。半年を過ぎても辞めたいなら、慣れの問題ではない可能性が高いです。
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1日の勤務時間別に見ると、10〜12時間の人がいちばん後悔しています。
1日の勤務時間別「後悔あり」の割合
- 「後悔あり」の割合が高いのは10〜12時間の62%でした。
- 6時間未満(32%)と比べると30ポイント高くなっています。
10〜12時間は29人中18人(62%)で、6時間未満は22人中7人(32%)でした。勤務時間を答えた人は6つの区分を合わせて130人です。
勤務時間が短い会社に移るだけで、辞めたさは大きく下がる見込みがあります。
業務委託・契約社員は後悔が多め
働き方別「後悔あり」の割合
- 業務委託は67%が「後悔あり」と答えていて、グループの中でいちばん高い数字です。
- アルバイト・パートは27%なので40ポイントの開きです。
業務委託は12人中8人、パートは33人中9人でした。業務委託はガソリン代などの経費が自分持ちで、売上と手取りの差に後悔する声が目立ちます。
パートは後悔ありが27%と、4つの中でいちばん低めでした。短い時間で働ける分、きつさがたまりにくいと考えられます。
関連ドライバーの給料はいくら?勤務時間・雇用形態別の月収を見る→辞めたいと思った経験者の本音
辞めたくなった瞬間の声は、つらい内容もそのまま載せています。
「たまたま採用になったからやってみたが、予想の3倍きつかった。」
「面接の時に良い部分(時間が短いだとか固定ルートだとか)だけではなく、不安な事を中心に聞いておくのは大事だと思った。」
「運送会社によっては楽なところもあるので、運送業で働くのであれば1社だけでなく、何社か探して自分に合った会社を選んだほうがいいと思いました。」
多くの人が、仕事より会社選びを後悔しています。同じドライバーでも、会社が変われば働き方は大きく変わります。
辞めたい声からわかること
後悔ありの60人が書いた「後悔したこと」は、入社前に聞けた話が中心です。
声の中心は給料・経費と長い拘束時間・休めない。どちらも会社しだいで大きく変わります。
経験者の声から学べること
- 固定給か歩合か、経費はだれが払うかを確かめる
- 面接で1日の拘束時間と休憩の取り方を数字で聞く
- 横乗り研修の期間と、相談できる人がいるかを聞く
辞めたい理由の多くは入る前に確かめられたことです。次の会社選びで取り返せます。
ドライバーを辞めたいと思った人はどうしたか
辞めたいと思った人の動きは、大きく3つに分かれます。
同じドライバーで会社や車を変えた
目立ったのは、ドライバーは続けたまま会社を変えた人です。トラックからバスへ移った人もいます。
「以前は中距離トラックドライバーをしていましたが、長く運転を仕事にしたいと思い、大型二種免許を取得して高速バス会社へ転職しました。」
「現在は廃棄物処理のドライバーですがデジタコもなければカメラもなく、時間にはゆとりがあるので仕事はしやすくなった。」
「なので1年ほどで退職しました。」
すぐに辞めて次を探した
「年齢的にも、時間は無駄にはできないのですぐに転職活動を始めました。」
「先にも少し書いた、途中入社のモラハラ課長のせいで退職しました。」
上司の暴言や約束とちがう給料が理由なら、我慢を続けるより早めに次を探すほうが傷は浅くすみます。
辞めてから後悔した人もいる
勢いで辞めて、あとから悔やんだ声もあります。辞めるのは、次の行き先を決めてからにしましょう。
「会社選びは転職せずに新卒のまま就職したところで働いていれば、管理職や本社での勤務もあった可能性を考えるとやめなければよかったと思います。」
「前職を辞める時はドライバー職を見つけてから辞めた方が良いです。」
すでに辞めた77人では40人が後悔ありで、今も続けている19人では7人でした。続けている人ほど後悔は少なめです。
ドライバーをすぐ辞めていいケース・様子を見ていいケース
すぐ辞めるか様子を見るかは、次の目安で考えてください。
- 残業代が出ない・求人と給料が大きく違う
- 怒鳴る・ハラスメントがあって会社が動かない
- 寝不足で運転していて、事故が怖い
- 体を壊しかけている(腰・睡眠・心)
- 入って3か月以内で、体が慣れていないだけ
- 仕事は好きで、不満は会社の条件だけ
- 次の仕事がまだ決まっていない
命や体に関わる不満は、我慢するほど悪くなります。そうでなければ、次を決めてから動くほうが損をしにくいです。
辞めると決めたら損をしない順番で動く
- 次の会社の内定をもらってから、今の会社に伝える
- 退職は1か月前を目安に、上司へ直接伝える
- 残っている有給と、未払いの残業代がないかを確かめる
- 会社負担で取った免許は、返金の決まりがないか確かめる
免許の費用を会社が出した場合、決まった年数より前に辞めると返すよう求められることがあります。経験者にも、5年以内に辞めたらその分を払う約束で免許を取った人がいました。
「会社によって免許を会社負担で取らせてくれますが今自分の会社は会社負担で取らせてくれましたが、5年働いたら全額免除という内容で5年以内で辞めた場合はその分支払うとのこと。」
次の会社で後悔しないために確認すること
後悔ありの60人が次の会社で確かめてほしいと挙げたのは、1位が拘束時間で2位が給料です。
後悔した人が「確認すべき」と答えたこと
- 1長い拘束時間・休めない34人(57%)
「?荷物の積み降ろし方法と、みなし残業時間の有無や実際の平均残業時間は必ず確認すべきです。」ルート配送・30代前半の体験談 →
- 2給料・経費26人(43%)
「仕事の内容と給与が見合うか、人間関係が複雑になることはないかを確認した方がよいと思う。」宅配ドライバー・50代後半の体験談 →
- 3手積み・重い荷物12人(20%)
「手積み手降ろしの有無は絶対に確認したほうがいい。」近距離トラックドライバー・50代前半の体験談 →
- 4事故・眠気の不安11人(18%)
「万が一事故を起こした場合に備えて、保険の適用範囲や、どこまでが会社負担になるのかについて確認しておくのが安心だと思います。」食品配送・20代後半の体験談 →
- 5時間指定・焦り4人(7%)
「配送ルートがなかなか覚えられない場合の対応、時間指定が厳しいかどうか。」ルート配送・50代後半の体験談 →
- 34人が挙げた長い拘束時間・休めないが1位でした。
- 給料・経費が43%で2位に入りました。
辞めたい理由の上位と、確認すべきことの上位はほぼ同じです。同じ失敗をくり返さないために、面接で次のことを聞いてください。
求人票で先に見るところ
求人票では、最初に給料の内訳を見ます。「固定残業代◯時間分を含む」と書かれていたら、その時間を超えた分が出るかを確かめます。
勤務時間は、終わりの時間まで書いてあるかを見てください。「残業あり」だけの求人なら、面接で月の平均の残業時間を聞きましょう。
業務委託なら、売上からガソリン代や保険代を引いた手取りで考えます。
- 手取りはいくらか(残業代が最初から給料に入っていないか・経費が引かれないか)
- 1日の拘束時間と、実際の平均の帰り時間
- 手積み・手降ろしの量
- 教育係や上司はどんな人か(職場を見学できるか)
ドライバーを辞めたい人によくある質問
ドライバーを辞めたいと思う人は多いですか?
経験者130人のうち60人(46%)が、ドライバーになって後悔したことが「ある」「少しある」と答えています。
ドライバーを辞めたい理由で一番多いのは何ですか?
後悔した60人の理由は、給料・経費が22人で1位でした。拘束時間の長さと人間関係がそれに続きます。
入って数か月で辞めたいのは甘えですか?
甘えとは言えません。入って3〜6ヶ月の人は、12人中8人が後悔していました。ただ体が慣れるまでの数か月はつらいので、理由を整理してから決めましょう。
ドライバーを辞めた人はどんな仕事に移りましたか?
経験者の声では、ドライバーを続けたまま会社を変えた人が目立ちました。別の運送会社やバス、廃棄物処理の仕事に移った人がいます。
辞めるのは次の仕事を決めてからがいいですか?
経験者からは、次のドライバー職を見つけてから辞めたほうがいいという声がありました。勢いで辞めて後悔した人もいます。
会社を変えれば辞めたい気持ちはなくなりますか?
なくなるとは言い切れません。ただ勤務6時間未満では後悔ありが32%と低く、条件を選ぶことで減らせる部分は大きいです。
まとめ:ドライバーを辞めたいなら会社の条件から見直す
- 経験者130人中60人(46%)が後悔ありと答えました
- 辞めたい理由の1位は給料・経費、2位は拘束時間、3位は人間関係です
- 続けた期間が3〜6ヶ月の人は、後悔ありが67%と高めでした
- 勤務10〜12時間の人は62%が後悔、6時間未満は32%でした
- 辞めたいと思った人の声では、ドライバーのまま会社を変えた例が目立ちました
辞めたい気持ちは、仕事ではなく会社を変えることで軽くなる場合があります。命や体に関わる不満は、我慢せずに動いてください。
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