ドライバーで稼げる職種はトラック!経験者130人の月収で比べた結果
まとめドライバーの給料はいくら? 全体のデータ→ドライバーでいちばん稼げる職種はトラックです。経験者130人のうち月30万円以上の人は29人で、そのうち13人がトラックでした。
ただし稼いでいる人のほとんどは1日10時間以上走っています。職種を選ぶだけで給料が上がるわけではありません。
職種ごとの月収と働き方を、実際に働いた人の数字と言葉で比べました。
- 職種別の月収30万円以上の割合
- 職種別の月収の中央値
- 正社員どうしの比較
- 車両別の比較
- 稼いでいる人の勤務時間
- 稼げる職種のきつさ
- 未経験から稼げる職種へ
- よくある質問
ドライバーで稼げる職種はトラック!月30万円以上が43%
職種ごとに「月30万円以上」と答えた人の割合を並べました。
職種別「月収30万円以上」の割合
トラックは43%が「月収30万円以上」と答えていて、グループの中でいちばん高い数字です。送迎は0%なので43ポイントの開きです。
トラックは30人中13人で43%です。全体の22%の2倍近くになります。
タクシーは5人中2人、宅配は21人中6人が続きます。ルート配送は31人中3人で、送迎の9人に30万円以上の人はいませんでした。
稼ぎたいなら、まずトラックと宅配の求人を見るのが近道です。送迎や食品配送は短い時間で働く人が多く、月の額は小さくなります。
「収入は多少上下するものの、そこそこ多く稼げるのは良いです。」
タクシーは歩合で稼ぐぶん月ごとの差が大きい
タクシーの5人は、4人が1日12時間以上の勤務でした。売上に応じて給料が決まる歩合の会社が多く、走った分だけ月の額が変わります。
最初の数か月は決まった額を保証する会社もあります。保証が終わったあとに稼げたという人がいる一方で、休んだ月に大きく下がった人もいました。
「給与は歩合性なので、最初の数ヶ月の保証給より稼げるのか不安でしたが思ったより稼ぐことができました。」
「インセンティブ制のタクシードライバーの宿命でしょうけれど、体調不良などで出勤数が半分になってしまい、手取りが10万円を下回った月があったのでそれが1番きつかった。」
タクシーは乗客を乗せるので、普通免許のほかに二種免許がいります。休まず出られる体調があるかが、月の給料を左右する職種です。
関連記事トラックドライバーのきつさ・月収・体験談を見る→職種別の月収の中央値はトラック26万円
中央値は、金額の低い順に並べたときにちょうど真ん中に来る人の月収です。一部の高い人に引っぱられないので、平均より実感に近い数字になります。
月収を金額で答えた人だけで、職種ごとの中央値を出しました。4人未満の職種は外しています。
職種別の月収の中央値(金額で答えた人)
月収のまんなかがいちばん高いのはトラック(26.0万円)です。いちばん低い食品配送(12.5万円)とは月13.5万円の差があります。同じドライバーでも乗る車両や働き方で収入は2.1倍ちがいます。
トラックは17人のまんなかで26.0万円でした。ルート配送は18人で21.0万円、宅配は9人で16.0万円です。
宅配は月30万円以上の人が多いのに、中央値は低めに出ています。パートで短く働く人が多く、まんなかの値を下げているためです。
平均やまんなかの値より、自分と同じ働き方の人がいくらかを見ましょう。次の節で正社員だけを比べます。
関連記事ドライバーの手取りは?72人の月収を働き方別に見る→正社員どうしで比べるとトラックと宅配が稼げる
働き方の差をなくすため、正社員だけで職種ごとの月収を並べました。正社員は全体で68人です。
正社員の職種別の月収
「月収30万円以上」がいちばん多いのは宅配(80%)です。低いルート配送(16%)とは64ポイントちがいます。
トラックの正社員は25人中13人が30万円以上でした。ルート配送の正社員は19人中13人が20万円台で、30万円以上は3人です。
宅配の正社員は5人です。1人は答えたくないを選び、残りの4人は全員が30万円以上でした。人数が少ないので目安として見てください。宅配は正社員かどうかで別の仕事と考えたほうが近い数字になります。
正社員で稼ぐならトラックか宅配、毎月の安定ならルート配送です。どちらを取るかで選ぶ職種が変わります。
「給料が比較的高かったため、お金が早くたまった。」
ルート配送で月40万円台の人は長い勤務
ルート配送で30万円以上の3人は、全員が40万〜50万円未満でした。3人とも2tか大型に乗り、2人は1日10時間以上働いています。
ルート配送は毎日同じ道を回る仕事です。大きい車で長く走る担当になると、トラックと変わらない額になります。
業務委託で稼ぐ人もいる
会社に雇われず、運んだ数で報酬を受け取る働き方が業務委託です。業務委託と個人事業主は全体で15人いて、5人が月30万円以上でした。
5人は宅配・軽貨物・食品配送の仕事で、うち4人は1日10時間以上走っています。ガソリン代や車の費用は自分持ちなので、手元に残る額は月収より少なくなります。
「時間制限のある時給制アルバイトよりも収入が得られる点です。」
車両で見ると大型と2tが稼げる
主に乗っていた車両を答えた人で、月30万円以上の割合を比べました。
車両別「月収30万円以上」の割合
大型(10t)は80%が「月収30万円以上」と答えていて、グループの中でいちばん高い数字です。普通車は0%なので80ポイントの開きです。
大型(10t)は5人中4人が30万円以上でした。2tは14人中5人、4tは11人中2人です。
普通車の18人には30万円以上の人がいません。軽バンは16人中2人で、2人とも業務委託で1日10時間以上走っていました。
大きい車に乗るほど、月30万円に届く人が増えます。大型は人数が少ないので、目安として見てください。
「大型免許と、フォークリフトあたりは持っておいて損はないと思います。」
4tより2tのほうが稼げている
車が大きいほど給料が上がると思いがちです。ところが30万円以上の人は2tで14人中5人いて、4tの11人中2人より多く出ました。金額で答えた人のまんなかも、2tの28.0万円に対して4tは23.5万円です。
2tで30万円以上の5人は、宅配やルート配送で1日10時間以上走る人が中心でした。車の大きさより、1日に回る量と時間が給料に効いています。
4tに乗るなら、長距離や夜の便があるかを求人で確かめましょう。近場だけの4tは、2tと同じくらいの額になることもあります。
関連記事大型(10t)ドライバーの月収と体験談を見る→稼げるドライバーは1日10時間以上働いている
1日の勤務時間ごとに、月30万円以上の割合を出しました。6つの時間帯の人数を足すと130人です。
1日の勤務時間別「月収30万円以上」の割合
12時間以上は59%が「月収30万円以上」と答えていて、グループの中でいちばん高い数字です。6時間未満は0%なので59ポイントの開きです。
月30万円以上の29人のうち、28人が1日8時間以上でした。10時間以上だけでも23人います。
6時間未満の22人に30万円以上の人はいませんでした。稼げる職種の高い月給は、長い勤務とセットです。
月給だけでなく、その額を何時間で稼ぐのかを見ましょう。時給にすると、思ったほど高くないこともあります。
「給料面では申し分なかったが、勤務時間が約12時間と長く、時給換算だと低かった。」
「でもその分給料は高いし、働いたら働いた分だけ残業代はつく。」
残業代の決まりで手元の額が変わる
同じ12時間働いても月給は会社で変わります。残業代が働いた分だけ出る会社もあれば、決まった額しか出ない会社もあるからです。月の残業に上限を決めている会社もあります。
ルート配送で月40万円台だった人は、残業の上限が小さい会社では稼げないと話しています。稼ぎたい人ほど、残業代の決まりを先に聞くことです。
「制限が小さいと稼げない。」
稼げる職種の経験者が語るきつさ
月30万円以上の29人に「一番きつかったこと」を聞くと、時間指定に追われる話が9人でいちばん多く出ました。事故や眠気の不安が7人、手積みや重い荷物が5人と続きます。
稼げる会社ほど1日の荷物が多く、走る距離も長くなりがちです。高い月給は時間と体の負担と引きかえと考えておきましょう。
「労働時間は基本16時間から20時間でした。」
「手積みほぼなしと求人にも書いてあったがいざ入社するとほぼ手積みで体力的にきつかった」
家族のいる人は、帰りの時間も考えておきたいところです。業務委託で走った軽貨物の女性は、拘束時間が長くて夜遅くまで子どもを家に残すことになったと書いています。
稼いだ人の口コミからわかること
月30万円以上の29人が書いた「思っていたのとちがったこと」には、給料の話より時間と体の話が多く並びます。
声の中心は長い拘束時間・休めないと給料・経費。どちらも会社しだいで大きく変わります。
経験者の声から学べること
- 面接で1日の拘束時間と休憩の取り方を数字で聞く
- 固定給か歩合か、経費はだれが払うかを確かめる
- 横乗り研修の期間と、相談できる人がいるかを聞く
稼げる職種かどうかは、月給の額よりその額を何時間で稼ぐかで決まります。
稼げて満足しているドライバーの共通点
月30万円以上で後悔が「ない・あまりない」の人は10人でした。この人たちは給料と一緒に一人で働ける気楽さを挙げています。
- 一人で運転する時間が長く人間関係の気疲れが少ない
- 残業代が働いた分だけ出る会社で働いている
- 前の仕事より給料が上がったと実感している
- 手積みが少ない会社や荷物を選んでいる
「好きな運転ができて、給与が前職よりも約1.5倍になりました。」
「収入が高い面もそうですが、1人で気軽に働けることがやってよかったなと感じています。」
満足している人は、長い時間に見合う給料と一人の気楽さの両方を受け取っています。どちらかが欠けると後悔に変わりやすくなります。
稼げるドライバー職に向いている人・向いていない人
- 1日10時間前後の勤務でも月30万円以上をめざしたい人
- 一人で長く運転するのが苦にならない人
- 大型や中型の免許を取って上をめざしたい人
- 毎日決まった時間に帰りたい人
- 重い荷物の積み降ろしに不安がある人
- 短い時間で月20万円以上ほしい人
毎日同じ時間に帰りたい人は、ルート配送や送迎のほうが合います。稼ぎを取るか時間を取るかを先に決めておくと、職種で迷いにくくなります。
子育て中の人や家族との時間を大事にしたい人は、短い時間で始めて体と生活に合うかを見るのもひとつの手です。慣れてから時間を延ばしたり、稼げる車に移ったりする人もいます。
「最初は無理に仕事を詰め込まず、自分の生活や体力に合った勤務時間から始めるのがおすすめです。」
未経験・普通免許から稼げる職種に近づく方法
普通免許だけですぐ乗れる普通車や軽バンでは、月30万円以上の人はごくわずかでした。稼げる職種に近づくには免許と経験を足していく形になります。
2tトラックは車によって普通免許で乗れず、準中型免許がいるものがあります。大型(10t)には大型免許が必要です。
AT限定の人は、軽バンや普通車ならそのまま乗れます。トラックはMT車も多いので、限定解除をしておくと選べる求人が増えます。
免許を取らせてくれる会社に入ると、働きながら稼げる車へ上がっていけます。経験者もこう話しています。
「免許は取らしてくれるかどうかでした方がいい、やめても資格があればいかせるので。」
月30万円以上の29人のうち、経験5年以上は15人でした。1〜3年の人も8人いて、数年で届く人も少なくありません。
関連記事未経験からドライバーになった人の声を見る→稼げる求人を選ぶときの確認点
月30万円以上の29人に「確認したほうがいいこと」を聞くと、17人が拘束時間や休みを挙げました。給料や経費の決まりを挙げた人も9人います。
「いくら収入をもらえるのかをちゃんと聞いたほうが良い」
高い月給を見たら、残業込みの額かどうかと手積みの有無を聞きましょう。給与の額だけで選んで失敗したという声もあります。
「給与だけを見て会社を選んだのは少し失敗だったと思います。」
- 月給に残業代や手当がどれだけ入っているか
- 1日の拘束時間と月の残業時間の目安
- 手積み手降ろしの有無と荷物の種類
- 免許の取得を会社が助けてくれるか
- 年間休日と休日出勤の多さ
稼げるドライバーの職種についてよくある質問
ドライバーでいちばん稼げる職種は何ですか?
経験者130人ではトラックで、30人中13人が月30万円以上でした。次がタクシーと宅配です。
トラックドライバーの月収はいくらですか?
金額で答えた17人のまんなかは月26.0万円でした。正社員25人では13人が30万円以上です。
未経験でも稼げるドライバーになれますか?
普通車や軽バンでは月30万円以上はわずかでした。免許の取得を助けてくれる会社で、2tや大型へ進む人が多くいます。
女性でも稼げるドライバー職はありますか?
女性の経験者42人では5人が月30万円以上でした。短い時間で働く人が多く、20万円未満が30人です。
短い時間で稼げるドライバー職はありますか?
1日6時間未満の22人に月30万円以上の人はいませんでした。短く働くなら、稼ぎより時間の都合で職種を選ぶほうが合います。
稼げるドライバーの求人はどこを見ればいいですか?
月給に残業代が入っているかを最初に見てください。手積みの有無と1日の拘束時間も面接で聞いておきましょう。
稼げるドライバーの職種はトラック、ただし時間とセット
- 月30万円以上の人はトラックで30人中13人(43%)、全体では130人中29人でした
- 金額で答えた人のまんなかはトラック26.0万円、ルート配送21.0万円です
- 車両では大型(10t)が5人中4人、2tが14人中5人で30万円以上でした
- 月30万円以上の29人のうち28人が1日8時間以上働いていました
- 高い月給は残業込みか、手積みがあるかを入社前に確かめましょう
稼げる職種を選び、そのうえで時間と荷物の条件が合う会社を探すと後悔が減ります。ほかの職種の体験談は、ドラリアルのトップページから探せます。