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トラックの免許の種類は4つ!普通免許で乗れる重さと上の免許の取り方

10月22日更新約8分で読めます運営者情報

トラックの免許と資格のま

トラックの免許は、普通・準中型・中型・大型の4種類です。どれで何に乗れるかは、車の重さと積める量で決まります。

ややこしいのは、同じ普通免許でも取った年で乗れる重さが変わることです。免許証の色の帯の下にある「種類」の欄を見ながら読むと、自分の位置がすぐわかります。

2017年3月12日以降に取った普通免許で乗れるのは、車両総重量3.5t未満の小さいトラックまでです。

この記事でわかること
  • 4つの免許で乗れるトラックの早見表
  • 取った時期で変わる普通免許の範囲
  • 経験者76人が持っていた免許
  • 準中型・中型・大型の取り方と費用
  • 限定解除と2026年4月からのAT限定
  • フォークリフトなど役立つ資格
今の普通免許(AT限定も)で始められる仕事
  • 宅配や軽貨物(軽バン・1tバン)の配送
  • 定員10人までのワゴン車での送迎
  • 2tトラックのルート配送は準中型(AT普通から20万円台)を取れば乗れる
目次
  1. トラックの免許の種類は4つ!乗れる重さの早見表
  2. 免許の話でつまずく重さの言葉を先に押さえる
  3. 普通免許で乗れるトラックは取った時期で変わる
  4. やりたい仕事から逆算する!仕事ごとに要る免許
  5. 経験者76人が持っていた免許
  6. 準中型免許は18歳から取れる2tトラックの免許
  7. 中型免許は4tトラックに乗るための免許
  8. トラックの免許の費用は準中型18万円から大型40万円台
  9. トラックの免許を取るまでの流れと日数
  10. 限定解除で今の免許のまま乗れる車を広げる
  11. トラックのAT限定免許は2026年4月から取れる
  12. 運転免許のほかにトラックの仕事で役立つ資格
  13. 免許の費用は会社や国の制度で減らせる
  14. よくある質問
  15. トラックの免許は今の免許の確認から始める

トラックの免許の種類は4つ!乗れる重さの早見表

答えから書くと、乗れるトラックは「車両総重量」と「最大積載量」の2つで決まります。車両総重量は、車そのものと荷物と人を合わせた重さのことです。

免許ごとに乗れるトラック(2017年3月12日以降の決まり)

免許車両総重量最大積載量主なトラック取れる年齢
普通3.5t未満2t未満軽バン・1tバン18歳
準中型3.5t以上7.5t未満2t以上4.5t未満2tトラック18歳
中型7.5t以上11t未満4.5t以上6.5t未満4tトラック20歳(経験2年)
大型11t以上6.5t以上10tトラック21歳(経験3年)

「2tトラック」「4tトラック」は積める量の目安の呼び名です。車体の重さが加わるので、2tトラックでも車両総重量は3.5tをこえることが多くあります。

迷ったら車検証の「車両総重量」を見るのが確実です。呼び名だけで判断すると、免許の外の車に乗ってしまうことがあります。

関連記事2tトラックの給料と働き方をデータで見る→

免許の話でつまずく重さの言葉を先に押さえる

免許の説明がわかりにくいのは、重さを表す言葉が3つもあるからです。ここを先に押さえると、この先の表がすっと読めます。

トラックの重さを表す3つの言葉

言葉意味どこで見る
車両重量荷物も人も乗せていない車だけの重さ車検証
最大積載量その車に積んでよい荷物の重さの上限車検証・車体の後ろ
車両総重量車両重量+最大積載量+乗る人の重さ車検証

免許で決まっているのは車両総重量と最大積載量です。「2t」「4t」という呼び名は最大積載量のおおよその目安から来ています。

同じ4tでも、積める量を増やした「増トン車」は車両総重量が8tをこえます。呼び名ではなく車検証の数字で免許に合うかを見るのが、免許の話のいちばんの近道です。

ちなみに軽トラックは最大積載量350kgで、どの免許でも乗れます。宅配でよく使う1tバンも、今の普通免許で乗れます。

普通免許で乗れるトラックは取った時期で変わる

普通免許で乗れる範囲は、2007年と2017年の2回の改正で狭くなりました。前に取った人は、そのままの範囲が残っています。

普通免許を取った時期と乗れる重さ

取った時期免許証の表示車両総重量最大積載量
2007年6月1日まで中型(8tに限る)8t未満5t未満
2007年6月2日〜2017年3月11日準中型(5tに限る)5t未満3t未満
2017年3月12日から普通3.5t未満2t未満

2007年6月1日までに取った人は、4tトラックの多くに今の免許のまま乗れます。40代より上の人がトラックに転職しやすい理由の1つです。

2017年3月12日以降に取った人は、2tトラックに乗るにも準中型免許が要ります。

ポイント
  • 免許証の「種類」欄に「中型」とあれば、8t限定の旧普通免許です。
  • 条件等の欄に「中型車は中型車(8t)に限る」とあれば8tまでです。
  • 「準中型車は準中型車(5t)に限る」なら5tまでです。

やりたい仕事から逆算する!仕事ごとに要る免許

免許の表を見てもピンとこない人は、やりたい仕事から考えると早いです。同じドライバーでも、運ぶ物と車の大きさで要る免許がまるで違います。

仕事と要る免許の目安

仕事よく使う車要る免許の目安
宅配・軽貨物軽バン・1tバン普通(AT限定でも可)
送迎ワゴン車・マイクロバス普通〜中型(定員で変わる)
ルート配送2tトラック準中型か旧普通
食品・冷凍の配送2t〜4tの冷凍車準中型〜中型
引越し2t〜4tトラック準中型〜中型
地場・中距離の輸送4tトラック中型
長距離輸送10tトラック大型
海上コンテナ・トレーラートレーラー大型+けん引

送迎は、乗せる人数で要る免許が変わります。普通免許で運転できるのは定員10人までの車で、11人以上のマイクロバスは中型、30人以上なら大型です。

お客さんからお金をもらって人を運ぶタクシーやバスは、さらに二種免許が要ります。会社の利用者を無料で送る送迎なら一種免許で大丈夫です。

今の免許で始められる仕事に入り、働きながら上の免許を取る人が多くいます。最初から大型を目指さなくても、道は開けています。

経験者76人が持っていた免許

ドラリアルの調査に答えた経験者のうち76人に、持っている免許を聞きました。いちばん上の段で分けると次のとおりです。

持っている中でいちばん上の免許

普通だけ35人
準中型7人
中型22人
大型12人
このグラフからわかること

いちばん多いのは普通だけ(46%)です。

普通免許だけの人が35人、準中型より上を持つ人が41人でした。普通免許だけでもドライバーの仕事はできる一方で、半分ほどの人は上の免許を持っています。

普通免許がAT限定だった人も21人いました。宅配や送迎のように、軽バンやワゴン車が中心の仕事ならAT限定でも働けます。

月収を金額で答えた人で見ると、普通だけの32人は中央値17.2万円でした。大型を持つ12人は30.0万円で、月に10万円以上の開きがあります。

中央値は、全員を額の順に並べたときの真ん中の人の額です。一部の高い人に引っぱられにくい数字です。

ただ大型の人は1日の勤務時間も長めです。免許そのものより、乗れる車が増えて選べる仕事が変わると考えると実際に近くなります。

関連記事免許の段で月収はいくら変わる?経験者の給料データ→

準中型免許は18歳から取れる2tトラックの免許

準中型免許は、2017年3月にできた新しい免許です。運転の経験がなくても18歳から取れます。

普通免許を持っている人なら、技能の教習は13時限ほどで終わります。1時限は50分なので、乗る時間は全部で11時間ほどです。

料金は普通免許からで18万円台、AT限定の普通免許からなら20万円台が目安です。AT限定の人がルート配送の2tに乗るなら、まずこの準中型を目指すことになります。

データでわかったこと
  • 乗れるのは車両総重量7.5t未満・最大積載量4.5t未満まで。
  • コンビニやスーパーへのルート配送で使う2tトラックが中心です。
  • 5t限定の準中型を持つ人は、限定解除の教習で7.5tまで広げられます。

中型免許は4tトラックに乗るための免許

中型免許は、20歳以上で普通免許などを通算2年以上持っている人が取れます。乗れるのは車両総重量11t未満、つまり4tトラックまでです。

普通免許からなら技能の教習は15時限ほどです。4tトラックは地場の配送から中距離まで仕事の数が多いので、中型があると求人の選び先が一気に広がります。

注意
  • 8t限定の中型を持つ人は、そのままでは車両総重量8t以上の4tトラックに乗れません。
  • 増トン車(積める量を増やした4t)は8tをこえることが多いので、車検証で確かめましょう。
関連記事4tトラックの給料はいくら?経験者の月収データ→

トラックの免許の費用は準中型18万円から大型40万円台

費用は取りたい免許と、今持っている免許で大きく変わります。同じ教習所の料金表で並べると、差がよくわかります。

免許の料金の例(埼玉とだ自動車学校・2026年10月22日に料金表で確認)

取りたい免許今の免許料金(税込)技能の時限
準中型普通182,600円13
準中型普通(AT限定)209,000円17
中型普通217,800円15
中型普通(AT限定)248,600円19
中型準中型169,400円9
大型普通437,800円30
大型中型259,600円14

1時限は50分です。教習所ごとに料金は数万円ちがうので、表は1つの教習所の例として見てください。

大型免許は、21歳以上で普通免許などを通算3年以上持っている人が取れます。中型を持っている人は、普通免許からより約18万円安くすみます。4tで経験を積んでから大型に進むと、費用も運転の不安も小さくなります。

10tトラックやトレーラーの仕事は、長距離が多く月収も高めです。そのぶん拘束時間が長くなるので、時間の話もセットで調べておきましょう。

関連記事大型トラックの給料と長い時間のバランスを見る→関連記事準中型免許の費用を4校の料金表で比べる→

トラックの免許を取るまでの流れと日数

準中型・中型・大型の取り方は、どれもほぼ同じ流れです。教習所に通う人がほとんどで、仮免許がないぶん普通免許より短く終わります。

  1. 受験資格(年齢と経験年数)と視力を確かめる
  2. 教習所に申し込み、適性検査を受ける
  3. 技能教習を受ける(学科はほぼなし)
  4. 教習所の卒業検定に合格する
  5. 住所地の運転免許センターで手続きをする

準中型・中型・大型は、視力の検査に「深視力」があります。普通免許にはない検査です。

深視力は、3本の棒のうち真ん中の1本が前後に動き、横に並んだところでボタンを押す検査です。

深視力でつまずく人は少なくありません。申し込みの前に教習所で一度ためしに測ってもらうと、入ってから困ることがありません。

通い方と日数の目安

通い方日数の目安向いている人
合宿大型で2週間前後まとまった休みが取れる人・離職中の人
通学大型で2週間〜1か月働きながら取りたい人
一発試験受かるまで何度でも運転に自信がありお金をおさえたい人

一発試験は運転免許試験場で直接技能試験を受ける方法です。教習所の費用はかかりませんが、大型は合格するまで何回も受ける人が多い難しさです。

初めてのトラックの免許なら、教習所で取るほうが早道です。教習の間に大きい車の感覚を体で覚えられるのが、何よりの得です。

限定解除で今の免許のまま乗れる車を広げる

8t限定や5t限定の免許は、教習所で「限定解除」の教習を受けると上の範囲まで広げられます。新しく免許を取り直すより時限も費用も少なくすみます。

限定解除でできること

今の免許限定解除で乗れるようになる車向いている人
中型(8t限定)車両総重量11t未満の4tトラック全部増トン車や大きめの4tに乗りたい人
準中型(5t限定)車両総重量7.5t未満の2tトラック全部2tの求人で「準中型以上」とある人

求人票に「中型免許(限定なし)」とあれば、8t限定では応募できないことがあります。

トラックのAT限定免許は2026年4月から取れる

2026年4月1日から、準中型と中型にAT限定の免許ができました。AT車だけで教習と試験を受けられます。大型のAT限定は2027年4月1日からの予定です。

トラックもAT車が増えてきたので、普通免許がAT限定の人もトラックに進みやすくなりました。ただしAT限定で取るとMTのトラックには乗れません。

ポイント
  • 応募する会社のトラックがATかMTかを、先に聞いておきましょう。
  • MTの車がある会社なら、限定なしで取るほうが選べる仕事が多くなります。

運転免許のほかにトラックの仕事で役立つ資格

運転免許のほかにも、持っていると仕事の幅や手当が増える資格があります。よく求人で見かけるものを並べました。

トラックの仕事で役立つ主な資格

資格何ができる取り方の目安
フォークリフト運転技能講習倉庫での荷物の積み下ろし普通免許があれば4日ほどの講習
けん引免許トレーラーを引く教習所で技能12時限ほど
危険物取扱者(乙種4類)タンクローリーでガソリンなどを運ぶ年に数回の試験
運行管理者(貨物)配車や点呼をする管理の仕事年2回の試験(実務1年か講習)

フォークリフトは、いちばん手軽に取れて求人で求められることも多い資格です。倉庫で積み込みを自分でする仕事なら、先に取っておくと安心です。

免許の費用は会社や国の制度で減らせる

免許の費用を自分で全部払う必要はありません。会社が費用を出す「免許取得支援」の求人が多くあります。

費用を減らす3つの方法
  • 免許取得支援の会社に入り、入社後に費用を出してもらう。
  • 国の教育訓練給付金を使う。対象の教習所の講座なら費用の一部が戻ります。
  • 離職中なら職業訓練(ハロートレーニング)でトラックの免許を取れるコースもあります。

会社の支援は、一定期間働かないと費用を返す決まりがついていることがあります。面接で返す条件まで聞いておくと安心です。

関連記事未経験からドライバーになった人の働き方を見る→

よくある質問

普通免許でトラックドライバーになれますか?

なれます。2017年3月12日以降に取った普通免許なら車両総重量3.5t未満までで、軽バンや1tの配送が中心です。2tに乗るなら準中型が要ります。

普通免許のままで2tトラックに乗れる人はいますか?

取った時期によります。2007年6月1日までなら8t未満まで、2017年3月11日までなら5t未満まで乗れます。その後に取った人は準中型が必要です。

大型免許は何歳から取れますか?

21歳以上で、普通免許などを通算3年以上持っていることが条件です。教習所で「受験資格特例教習」という追加の教習を受ければ、19歳・経験1年から取れます。

大型免許の費用はいくらですか?

埼玉の教習所の例では、普通免許からで437,800円でした。中型を持っていれば259,600円で、会社の支援でさらに減らせます。

AT限定でトラックの免許は取れますか?

準中型と中型は2026年4月からAT限定で取れます。大型のAT限定は2027年4月からの予定です。

トラックの免許はどの順番で取るのがよいですか?

準中型か中型で働きながら経験年数を積み、大型に進む順番が多く選ばれています。費用も少しずつですみます。

トラックの免許は今の免許の確認から始める

最初にするのは、免許証の種類と取った年を見ることです。そこで乗れる重さがわかれば、次に取る免許が決まります。

この記事のまとめ
  • 免許は普通・準中型・中型・大型の4種類で、車両総重量で決まる。
  • 2017年3月12日以降の普通免許は3.5t未満まで。2tには準中型が要る。
  • 経験者76人のうち41人が準中型より上の免許を持っていた。
  • 教習所の例では準中型が18万円台、大型は普通免許からで40万円台。
  • 費用は会社の免許取得支援や教育訓練給付金で減らせる。

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