手積み手降ろしはきつい?ドライバー130人中40人の声と求人で確かめる方法

更新日:2026-10-05/ドラリアル編集部(株式会社Glip)/経験者130人の調査より

まとめドライバーの仕事はきつい? 全体のデータ→

手積み手降ろしの声はトラックでいちばん多く、求人票の「手積みなし」だけでは見分けられません。

段ボールやケースを手で何十個も運ぶ日は、運転よりも体にきます。ドライバー経験者130人の声から、多い仕事と求人での見分け方を見ていきましょう。

この記事でわかること
  • 手積み手降ろしに触れた人の割合
  • 職種別の多さ
  • 手積み・パレット・カゴ台車のちがい
  • 経験者が書いたきつさ
  • 求人で確かめる方法
  • よくある質問

手積み手降ろしがきついと書いた人は130人中40人

手積み手降ろしや重い荷物のことは、40人が自分から書いていました。

31%手積み・重い荷物に触れた人130人中40人
23%つらさとして書いた人130人中30人
17%「求人で確かめて」と書いた人130人中22人

40人のうちつらさとして書いた人は30人で、確かめることとして書いた人は22人です。両方に書いた人が12人いるので、合わせて40人になります。

ドライバー経験者のおよそ3人に1人が、荷物の積み下ろしを話題にしています。運転だけの仕事だと思って入ると、ここでつまずきます。

「運転時間が大半だと思っていたが、実際は荷物の手積み手降ろしや納品先での待ち時間が予想以上に長く、体力的な負担が大きかった。」
近距離トラックドライバー・60代以上・男性/体験談 No.175 を読む →

手積みの声がいちばん多いのはトラック

職種で見ると、手積み・重い荷物の声はトラックに集まっています。

職種別「手積み・重い荷物に触れた人」の割合

トラック47%
ルート配送32%
宅配33%
食品配送31%
軽貨物22%
送迎11%
タクシー0%
このグラフからわかること
  • トラックは30人中14人(47%)で、ほぼ半分です。
  • ルート配送は31人中10人、宅配は21人中7人、食品配送は13人中4人でした。
  • 送迎は9人中1人、タクシーは5人中0人。人を乗せる仕事ではほとんど出てきません。

物を運ぶ仕事なら、どれでも手積みの心配はあります。中でもトラックは、1回に積む量が多いという声が目立ちました。

女性だけが多いわけではない

つらさを書いた人は女性42人中9人(21%)、男性88人中21人(24%)でした。割合はほぼ同じです。

女性からは、台車が使えない場面や2階への配達がつらいという声がありました。力の差は、荷物の運び方でかなり埋められます。台車や声かけで手を借りられる職場なら、女性でも長く続けている人がいます。

「男性と比べると力がない分、2階への配達や、台車の使えない場面では肉体的に大変である場面は多かった。」
軽貨物ドライバー・30代前半・女性/体験談 No.67 を読む →
関連トラックドライバー30人の体験談と「一番きつかったこと」を見る→

手積み・パレット・カゴ台車のちがい

荷物の積み下ろしには、大きく分けて3つのやり方があります。同じドライバーでも、どのやり方かで体の負担はまったくちがいます。

ポイント
  • 手積み手降ろし(バラ積み): 段ボールやケースを1個ずつ手で積んで、手で降ろす。いちばん体にくる
  • カゴ台車: 荷物をカゴに入れて転がす。積み込みは手でも、運ぶのは楽になる
  • パレット・フォークリフト: 荷物を板ごとフォークリフトで動かす。手で持つことはほとんどない

パワーゲートつきの車なら、重いカゴ台車も荷台から地面まで機械で下ろせます。手で持つ時間が減るぶん、腰や手首への負担も軽くなります。

フォークリフトを使う会社に移ってから、体が楽になったという声もあります。

「最近は、ほとんどフォークリフトでの荷積荷卸なので体力的にも、体調面でも負担は少ないです。」
中距離トラックドライバー・40代後半・男性/体験談 No.143 を読む →

届け先にフォークリフトがなければ、トラックでも手で降ろすことになります。会社だけでなく届け先の設備でも、きつさが変わります。

「各会社によるがリフトがなく、手おろしでしか対応してくれない会社は荷卸しだけで時間がすごく取られたので次の会社に間に合わない時やギリギリになることがあった。」
中距離トラックドライバー・30代前半・男性/体験談 No.46 を読む →

経験者が書いた手積み手降ろしのきつさ

体験談に多いのは夏・量・階段の話です。

夏の手積みは体力を一気に削る

「特に夏場の30度超える中で重い荷物を何十個も積む時はマジで死にそうになりました。」
近距離トラックドライバー・40代前半・男性/体験談 No.6 を読む →
「手積み手降ろしでカゴ車とバラ積みの荷物を何度も往復させられ、汗だくで熱中症寸前になりました。」
ルート配送・40代後半・男性/体験談 No.150 を読む →

夏の荷台の中は、外よりずっと暑くなります。箱を出し入れするたびに荷台と外を行き来するので、汗が止まらないまま作業が続きます。

手積みのきつさは、重さに暑さが重なったときにいちばん大きくなります。

積む量が多い日は運転より荷物が仕事になる

「4t車に飲料を500ケース積んだり、トイレットペーパーやおむつのケースを箱の前から後ろ、天井までびっしり積んだり、体力には自信がありましたがさすがにきつかった仕事です。」
近距離トラックドライバー・40代後半・女性/体験談 No.22 を読む →

飲料や日用品のケースは、1個は持てても数がそろうと重さが積み上がります。運転より荷物の時間のほうが長い、という声もありました。

階段での配達は宅配で多い

「エレベーターのないマンションに配達に行く時は在宅しているか分からないのに重い荷物を持って階段を駆け上がってた。」
宅配ドライバー・40代前半・男性/体験談 No.144 を読む →
「マンションの上の階へ、箱買いの飲料など重い荷物を運び続けた結果、腰を痛めてしまいました。」
宅配ドライバー・40代後半・女性/体験談 No.103 を読む →

宅配や個人宅向けの配送では、エレベーターのない建物で重い荷物を運ぶ場面が出てきます。腰だけでなく、手首を痛めたという人もいます。

「手首が腱鞘炎になってしまったのがきついなと思います。」
企業配送・20代後半・女性/体験談 No.193 を読む →
編集部コラム

手積みの声から見えた、入る前に確かめること

手積みや重い荷物に触れた40人は、「求人で確かめるべきこと」に荷物の扱い方をよく挙げています。

声の中心は長い拘束時間・休めないと手積み・重い荷物。どちらも会社しだいで大きく変わります。

経験者の声から学べること

  • 面接で1日の拘束時間と休憩の取り方を数字で聞く
  • 手積み・手降ろしがあるか、カゴ台車かを確かめる
  • 固定給か歩合か、経費はだれが払うかを確かめる

手積みのつらさは、入ってから耐えるより、入る前に荷物の扱い方を聞くことで減らせます。

手積みがあっても後悔した人は多くない

手積みのつらさを書いた30人は、仕事をきついと感じる人が多いのに後悔は少なめです。

仕事のきつさ(手積みのつらさを書いた人と全体)

手積みを書いた人
全体
かなり楽だったやや楽だった普通ややきつかったかなりきつかった
このグラフからわかること
  • 手積みを書いた人で「きつかった」と答えた人は50%。全体の45%より5ポイント多いです。

ドライバーになって後悔したか(手積みのつらさを書いた人とそれ以外)

手積みを書いた人40%
それ以外48%
このグラフからわかること
  • 「きつかった」は手積みを書いた人が30人中15人(50%)、それ以外は100人中43人(43%)でした。
  • ところが「後悔あり」は30人中12人(40%)で、それ以外の48%より少ない結果です。

手積みはきつくても、それが理由で後悔するとは限りません。人数が30人なので大きな差とは言い切れませんが、意外な結果でした。

体はきついが慣れた・給料で納得しているという人が目立ちます。体のきつさは慣れや給料で折り合いがつけやすいようです。

「重たい荷物もあるが、自分のペースで働けるので慣れてしまえばすごくいい仕事」
食品配送・40代前半・男性/体験談 No.139 を読む →

後悔につながるのは、聞いていた話とちがったときです。次の章で、その落とし穴を見ます。

求人の「手積みなし」をそのまま信じない

手積みについての声で目立ったのは、求人票や面接で聞いた話と実際がちがったことです。

「手積みほぼなしと求人にも書いてあったがいざ入社するとほぼ手積みで体力的にきつかった」
近距離トラックドライバー・50代前半・男性/体験談 No.170 を読む →
「納品方法、実際働き出したら手積み手卸ろしのパターンはよくある、休日についても今は人手不足でと休みづらい環境もあるあるなので本当に求人通りの休みが取れるのか」
中距離トラックドライバー・30代前半・男性/体験談 No.185 を読む →

「手積みほぼなし」は、ふだんはなくても月に何回かあるという意味のこともあります。「なし」の言葉より、何を・どれくらい・どう運ぶかを聞くほうが確実です。

「求人票に記載されている勤務時間だけでなく、積み込みなどのサービス残業になりがちな前準備時間や手積み手降ろしの有無を事前によく確認しなかったことです。」
ルート配送・30代前半・男性/体験談 No.168 を読む →
注意
  • 「軽作業あり」「荷物の積み下ろしあり」は、手積みのことが多いです
  • 「手積みほぼなし」「基本パレット」は、たまに手積みがあると考えておきます
  • 運ぶ物が書いていない求人は、面接で必ず聞きましょう

手積み手降ろしを求人で確かめる方法

手積みや重い荷物に触れた40人が「求人で確かめるべき」と答えたことです。

手積みに触れた人が「確認すべき」と答えたこと(40人)

  1. 1長い拘束時間・休めない24人(60%)
    「必ず確認した方がいいことは給料や残業の有無、休日や詳細な仕事内容です。」近距離トラックドライバー・40代後半の体験談 →
  2. 2手積み・重い荷物21人(52%)
    「一番は人間関係なのですが、配送関係だったら「重量物を長時間運ぶか」といったところですかね。」食品配送・30代前半の体験談 →
  3. 3給料・経費11人(28%)
    「必ず確認した方がいいことは給料や残業の有無、休日や詳細な仕事内容です。」近距離トラックドライバー・40代後半の体験談 →
  4. 4事故・眠気の不安8人(20%)
    「また、一番重要なのは「事故時の自己負担」があるかどうかです。」ルート配送・40代前半の体験談 →
  5. 5人間関係3人(8%)
    「綺麗な求人票でも実際は全然違うことが多いので、面接で先輩ドライバーに直接聞くのが一番です。」近距離トラックドライバー・40代前半の体験談 →
口コミからわかること
  • いちばん多い声は長い拘束時間・休めないで24人(60%)です。
  • 続く手積み・重い荷物は52%。この2つが話の中心です。

答えの言葉で分けているので、上の22人とは少しずれます。

手積みの有無だけでなく、拘束時間や事故の負担も一緒に聞くよう書いた人が多くいます。手積みと待ち時間の両方がきつかった、という声もありました。

聞くのは「有無」より「重さ・量・やり方」

「「手積み手降ろし」の頻度と、荷物の最大重量は必ず確認すべきです。」
ルート配送・40代前半・男性/体験談 No.43 を読む →
「それをどれだけ、たとえば何時間くらい積むのか、それだったら肉体的なキツさも分かると思います。」
食品配送・30代前半・男性/体験談 No.30 を読む →
「求人票を見る際は、基本給の内訳(みなし残業代の有無)と、荷物の扱い方が「手積み手降ろし」なのか、パレットを使ったカゴ台車移動なのかを必ず面接で確認すべきです。」
ルート配送・40代前半・男性/体験談 No.70 を読む →

「手積みはありますか」と聞くと、「少しだけ」と返ってきて終わりがちです。何を運ぶか・1日に何個か・台車やリフトはあるか、まで聞きましょう。

データでわかったこと
  • 主に何を運ぶか(飲料・米・家電は重め、菓子や日用品は軽め)
  • 1日に手で積み下ろしする個数・時間
  • いちばん重い荷物は何キロくらいか
  • カゴ台車・パワーゲート・フォークリフトは使えるか
  • 階段での配達や、エレベーターのない届け先はあるか
  • できれば先輩ドライバーに1日の流れを聞かせてもらう

運ぶ物の名前だけで重さを決めつけないでください。軽そうな荷物でも、実際はちがったという声があります。

「とは言ってもパンを運ぶと聞いていて軽そうだと思ったけど軽いのは菓子パンだけで、食パンやあんもちなどはめちゃくちゃ重かった。」
中距離トラックドライバー・30代後半・女性/体験談 No.42 を読む →
関連ルート配送ドライバー31人の体験談と「一番きつかったこと」を見る→

手積み手降ろしに向いている人・向いていない人

手積みがあっても続いている人には、共通点があります。

手積みがあっても続けやすい人
  • 体を動かすのが苦にならず、筋肉痛を「慣れ」で乗り切れる人
  • 暑さ対策や休み方を自分で工夫できる人
  • 手積みのぶん給料が上がるなら、納得して働ける人
手積みの少ない仕事を選びたい人
  • 腰や手首に持病がある人
  • 体力に自信がなく、台車のない現場が多い仕事を選びそうな人
  • 運転だけをしたくてドライバーを選んだ人

力に自信がない人は、最初から手積みの少ない仕事を選ぶのが近道です。食品を個人宅に届ける仕事をしていた女性も、こう書いています。

「力に自信がない方は手積み手降ろしは確認した方が良いと思います。」
食品配送・30代前半・女性/体験談 No.60 を読む →

手積みを避けたいなら、人を乗せる送迎やタクシーが近道です。荷物を運ぶ仕事なら、パレットやカゴ台車が中心の会社を選びましょう。

関連宅配ドライバー21人の体験談を見る(階段・重い荷物の声)→

手積みで体を痛めないためのコツ

手積みがある仕事に入ったら、体を守ることがいちばん長く続けるコツです。経験者は体づくりと腰のケアを勧めていました。

「長距離やるなら特に足腰と腰を鍛えとけ。」
近距離トラックドライバー・40代前半・男性/体験談 No.6 を読む →
「運転技術だけでなく体力管理と腰痛対策が大切です。」
ルート配送・30代前半・男性/体験談 No.168 を読む →

入ったばかりのころは、筋肉痛が1週間取れなかったという声もあります。慣れるまでの数週間を見越して、休みの日はしっかり休みましょう。

関連2tドライバーの月収と「一番きつかったこと」を見る→関連ドライバーの腰痛はどれくらい多い?経験者22人の声と対策はこちら→

手積み手降ろしについてよくある質問

手積み手降ろしは、どれくらいの人がきついと感じていますか?

ドライバー経験者130人中40人が手積みや重い荷物に触れていました。つらさとして書いた人は30人です。

手積みが多いのはどの職種ですか?

トラックが30人中14人でいちばん多く、ルート配送・宅配・食品配送は3割前後でした。送迎やタクシーではほとんど出てきません。

求人に「手積みなし」と書いてあれば安心ですか?

安心しきらないほうがよいです。「手積みほぼなし」と書いてあったのに、入るとほぼ手積みだったという声がありました。運ぶ物と量を面接で聞きましょう。

女性でも手積みのある仕事はできますか?

つらさを書いた人の割合は女性21%・男性24%で、ほぼ同じでした。台車が使えるかどうかで負担が大きく変わるので、先に確かめておくと安心です。

手積みがあると後悔しますか?

手積みのつらさを書いた30人で後悔ありは40%で、それ以外の48%より少なめでした。後悔につながりやすいのは、聞いていた話とちがったときです。

手積みの少ない仕事を選ぶには、何を見ればいいですか?

パレット・カゴ台車・フォークリフト中心かどうかを見ます。人を乗せる送迎の仕事なら、手積みはめったにありません。

まとめ:手積み手降ろしのきつさは求人選びで減らせる

この記事のまとめ
  • ドライバー経験者130人中40人が、手積みや重い荷物について自分から書いていました
  • いちばん多いのはトラックで30人中14人。人を乗せる仕事ではほとんどありません
  • つらさの中心は、夏の暑さ・積む量の多さ・階段での配達です
  • 手積みを書いた人の後悔は40%で、それ以外より少なめ。後悔は「聞いていた話とちがう」から生まれます
  • 求人の「手積みなし」をうのみにせず、運ぶ物・量・台車やリフトの有無を面接で聞きましょう

手積みのきつさは、入る前に聞いておけばかなり避けられます。ほかのきつさもまとめて見たい人は、ドライバーの仕事はきつい?のまとめも読んでみてください。

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出典:ドラリアル調査「ドライバー職の経験者アンケート」(2026年5月〜10月(全2回)・株式会社Glip実施)

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