大型免許の費用は普通免許から43万〜45万円!3校の料金と中型から取る差
大型免許の費用は、普通免許(MT)から取ると43万〜45万円ほどです。中型免許を持っている人なら26万〜27万円ほどで、半分近くまで下がります。
10tトラックやトレーラーの仕事に進むには、この大型免許が要ります。トラックの免許の中ではいちばん高い出費なので、取る順番と払い方で差が出ます。
費用をいちばん左右するのは、教習所よりも今持っている免許の段です。
- 持っている免許別の大型の費用
- 8t限定・AT限定の人の額
- 延長と検定の追加料金
- 合宿・通学・一発試験の比べ
- 給付金と会社の支援
- 10tに乗る経験者の月収
目次
大型免許の費用は普通免許から43万 〜45万円
普通免許(MT)からの大型の費用は、3校で43.3万〜45.2万円でした。技能の教習は30時限で、学科は1時限だけです。
1時限は50分の授業1コマのことです。30時限なら、教習所の車に乗る時間は合わせて25時間ほどになります。
大型免許の料金(税込)埼玉 とだ・小田原・東京多摩の料金表(2026年10月23日に確認)
| 教習所 | 普通MTから | 中型から |
|---|---|---|
| 小田原(神奈川) | 433,400円 | 270,600円 |
| 埼玉とだ(埼玉) | 437,800円 | 259,600円 |
| 東京多摩(東京) | 452,100円 | 273,900円 |
3校の差は普通MTからで2万円ほどです。準中型ほど教習所ごとの開きはなく、どこで取っても40万円台の半ばと考えてよい額です。
このほかに仮免許の受験と交付で2,900円かかります。普通免許からの大型は、途中で仮免許の試験がある取り方です。
普通免許しかない人は、45万円前後を先に用意しておくと足りなくなりません。
大型の料金表で見落としやすいところ
小田原の料金表は、入校のときに払う額と卒業までの合計が別の欄に分かれています。入校時の8万円前後だけを見て安いと思わないよう、合計の欄で比べましょう。
当日のキャンセルで教習料の半額がかかる教習所もあります。仕事の予定が読めない人ほどキャンセルの決まりを先に読むと上ぶれを防げます。
- 卒業までの合計(税込)の欄で比べる。
- 仮免許の手数料が別かどうかを見る。
- 当日キャンセルの料金を見る。
- 延長の保証がつくプランの差額を見る。
大型免許で乗れる車
大型免許なら、車両総重量11t以上や最大積載量6.5t以上の車に乗れます。10tトラック・ダンプ・タンクローリーなどです。
車両総重量は、車そのものと積める荷物と乗る人を足した重さです。最大積載量は、その車に積んでよい荷物の上限を指します。
トレーラーのように荷台を引っぱる車には、大型に加えてけん引免許が要ります。バスでお客さんを乗せるなら大型二種です。
持っている免許で大型の費用はここまで変わる
中型免許からなら技能は14時限で、費用は26万円前後です。普通MTからの30時限と比べると、教習が半分ほどですみます。
持っている免許別の大型の費用(技能の時限は東京多摩の料金表)
| 持っている免許 | 技能の時限 | 東京多摩 | 小田原 |
|---|---|---|---|
| 中型 | 14時限 | 273,900円 | 270,600円 |
| 中型8t限定(MT) | 20時限 | 339,900円 | 330,000円 |
| 準中型 | 23時限 | 372,900円 | 359,700円 |
| 準中型5t限定(MT) | 26時限 | 408,100円 | 393,800円 |
| 普通(MT) | 30時限 | 452,100円 | 433,400円 |
| 普通(AT限定) | 34時限 | 496,100円 | 473,000円 |
2007年6月1日までに普通免許を取った人は、免許証が「中型(8tに限る)」になっています。この人は普通免許からより10万円ほど安く大型を取れます。
AT限定の普通免許からだと、MTの操作を覚えるぶん4時限ふえて47万〜50万円です。大型免許にはAT限定がないので、MTの教習は避けられません。
免許証の「種類」と「条件」の欄を見れば、自分がどの行に当たるかがわかります。
日中の短い時間で働きたい人や送迎・軽バンの仕事なら、大型は要りません。今のAT限定の普通免許のままで始められる仕事が多くあります。
関連記事今の免許で始める配送バイトはきつい?経験者の声→AT限定の人が大型を目指す順番
AT限定の普通免許しかない人は、大型までに乗る時限がいちばん多くなります。いきなり50万円近くを払うのが重いなら、段を分ける道もあります。
2026年4月からは準中型と中型にもAT限定ができました。ATの2tや4tで働きながら経験を積み、会社の支援でMTの大型に進むと、自分で払う額をおさえられます。
8t限定の人は今の免許証で4tに乗れる
中型8t限定の人は、追加の教習なしで車両総重量8t未満の車に乗れます。多くの4tトラックはこの範囲に入るので、4tで働きながら大型を考えられます。
ただ、積める量を増やした増トン車は8tをこえます。4tの会社に入るときは、乗る車の車両総重量を先に聞いておくと安心です。
関連記事準中型と中型の費用は?4校の料金表を見る→大型の追加料金は延長1時限1万円前後
料金表の額は、いちばん少ない時限で卒業できたときの値段です。埼玉とだでは、技能の延長が1時限11,000円でした。
追加料金の例(埼玉とだの料金表・2026年10月23日に確認)
| 項目 | 料金(税込) |
|---|---|
| 技能教習の延長 | 11,000円(1時限) |
| 検定のやり直し | 7,700円 |
| 仮免許の受験と交付 | 2,900円 |
大型は延長の1時限が準中型の倍ほどします。延長3時限と検定のやり直し1回で、4万円ほど上ぶれする計算です。
10tは車体が12mほどあり、方向変換や縦列駐車で延長になる人が多い課題です。延長の保証がつくプランがあれば、その差額と比べて選びましょう。
大型免許は合宿だと20万円台からの例もある
合宿は通学より安い例があります。那須自動車学校の合宿では、中型8t限定(MT)からの大型が相部屋で245,300円でした。
大型免許の取り方の比べ(合宿は那須自動車学校・2026年10月23日に確認)
| 取り方 | 費用の例 | かかる日数の目安 |
|---|---|---|
| 通学(中型8t限定から) | 33万〜34万円(上の表の2校) | 予約しだいで3週間〜 |
| 合宿(中型8t限定から) | 245,300円 | 泊まりで1週間ほど |
| 一発試験 | 受験料と練習代 | 受かるまでの回数しだい |
同じ8t限定からで比べると、合宿は通学より9万円ほど安い例でした。そのかわり泊まりの日数ぶん、仕事を休む必要があります。
合宿では、大型とけん引を一度に取るプランもあります。那須では大型+けん引で322,300円でした。
合宿に向く人と通学に向く人
合宿は、転職のあいだの休みや有給をまとめて取れる人に向いています。宿と食事が料金に入っていて、予約の取り合いもありません。
今の仕事を続けながら取るなら通学です。埼玉とだは平日の夜9時まで教習があり、仕事帰りに1時限ずつ進める通い方ができます。
一発試験は安く見えて回数で高くなる
一発試験は運転免許試験場で直接受ける取り方です。受験料は数千円ですが、トラックに乗り慣れていないと何回も落ちることが多くあります。
受かったあとにも、指定の教習所で大型の取得時講習を受ける必要があります。教習所を出た人は教習の中ですませている、安全運転の講習です。
大型に乗った経験がない人には、教習所のほうが結局早くて確かです。
大型免許の費用は給付金と会社の支援で下がる
大型の費用は、教育訓練給付金と会社の免許取得支援で大きく減らせます。どちらも、申し込む前の手続きで使えるかが決まります。
埼玉とだでは、ふつうのプランとは別に給付金の対象講座があります。中型からの大型はこちらだと262,500円で、ふつうのプランの259,600円より少し高い値段です。戻る見込みは47,960円で、自分で払うのは214,540円です。
給付金を受けるまでの順番
給付金は、教習所に申し込む前にハローワークで受けられるかを聞くところから始まります。雇用保険に入っていた年数が足りないと、対象の講座でも戻りません。
受けられるとわかったら、対象の講座で申し込んで教習を終えます。卒業してから1か月以内にハローワークへ申請すると、払った額の一部が口座に戻ります。
検定のやり直しや延長の料金は、戻る額の計算に入らないことがあります。給付金を当てにするなら、延長が少なくすむよう予約を詰めて通うのが得です。
- 教育訓練給付金の対象講座を選び、ハローワークで先に受けられるか確かめる。
- 免許取得支援のある運送会社に入り、費用を出してもらう。
- けん引も要るなら、合宿で大型と一度に取る。
会社の支援は、10tの運転手を育てたい運送会社に多い制度です。決まった年数より前に辞めると費用を返す約束がつくかは、入る前に聞いておきましょう。
会社に出してもらうときに聞くこと
- 全額か一部か、上限の額はいくらか。
- 教習に通う日は給料が出るか。
- 何年働けば返さなくてよいか。
- 取るまでのあいだはどの車に乗るのか。
取るまでのあいだは4tや2tで働き、受かったら10tに乗りかえる会社が多くあります。その間の月収も合わせて聞くと、損得が読めます。
大型までの総額は普通免許から一気に取るのが安い
今が普通免許だけなら、中型をはさまずに大型へ進むほうが安くすみます。埼玉とだの料金表で2つの道を足してみました。
大型までの2つの道(埼玉とだの料金表・2026年10月23日に確認)
| 進み方 | 埼玉とだの料金 | 総額 |
|---|---|---|
| 普通から大型へ一気に | 437,800円 | 437,800円 |
| 普通から中型、そのあと大型 | 217,800円+259,600円 | 477,400円 |
217,800円は、同じ埼玉とだの料金表にある普通免許から中型を取る額です。中型をはさむと、入校の費用や検定が2回ずつかかります。
一気に取るほうが約4万円安い結果でした。
ただ、10tの仕事がまだ決まっていない人もいます。先に中型で4tに乗って給料をもらいながら会社の支援で大型に進む道なら、自分で払う額はもっと小さくなります。
けん引を一緒に取るかの考え方
トレーラーを目指す人は、大型とけん引を続けて取ると通う日をまとめられます。けん引は大型より教習が短く、10万円台で取れる教習所が多い免許です。
10tの箱車やウイング車に乗るだけなら、けん引は要りません。けん引は仕事が決まってから足しても遅くないので、最初は大型だけに絞る人が多くいます。
大型免許で就ける仕事と車の種類
大型免許でいちばん多い仕事は、10tトラックで工場や倉庫の間を運ぶ中距離・長距離の輸送です。ほかにもダンプやミキサー車など、建設の現場で使う車があります。
大型免許で乗れる主な仕事
| 仕事 | 主な車 | 大型のほかに要るもの |
|---|---|---|
| 中距離・長距離の輸送 | 10tウイング車・箱車 | なし |
| 建設の運搬 | ダンプ・ミキサー車 | なし |
| 燃料の配送 | タンクローリー | 危険物の資格(乙4など) |
| 港の運搬 | トレーラー | けん引免許 |
| 路線バス・観光バス | 大型バス | 大型二種 |
仕事ごとに、朝の早さや帰れる日の数が大きくちがいます。長距離は泊まりがあり、ダンプは朝が早く夕方に終わる日が多い仕事です。
費用を払う前にどの仕事に就きたいかを決めておくと、追加の資格まで見通せます。
大型に乗る経験者の月収で費用の元が取れるかを見る
ドラリアルの調査で車両を答えた76人のうち、10tトラックかトレーラーに乗っていたのは6人でした。全員が正社員で、月収を金額で答えています。
6人の月収の中央値は37.5万円です。6人の月収を低い方から並べて、3番目と4番目の人のあいだを取った額です。
正社員の月収の中央値(金額で答えた人)
4tトラックに乗っていた正社員のうち、金額で答えた5人は26.0万円でした。10tのほうが月に11.5万円ほど高い結果です。
月収は、引かれたあとの手取りで書いた人と引かれる前の額面で書いた人がいます。6人と5人の比べなので、差の額は目安として見てください。
中型からの26万円なら数か月で戻る
10tと4tの差は月11.5万円でした。働く時間や会社のちがいも入っているので、その半分の月5万円ほどを免許の分と低めに見て計算してみます。
それでも中型からの26万円は6か月ほどで取り戻せる目安です。普通免許からの45万円なら9か月ほどですが、人数が少ないので幅をもって見てください。
ただ10tの仕事は時間が長くなりやすく、6人のうち4人が後悔が「ある」か「少しある」と答えていました。月収だけで決めず、拘束時間も一緒に見ましょう。
10tの月収が高い理由と引きかえになるもの
10tの仕事は1回に運ぶ量が多く、運賃が高いぶん給料にも回りやすい仕事です。長い距離を走る便が多いので、走った距離や時間で手当がつく会社もあります。
その分、朝早く出て夜に帰る日や車で泊まる日が出てきます。月収の高さは、走る時間の長さとセットで見るのが、費用を払う前の確かめ方です。
関連記事大型トラックは本当にきつい?乗った6人の声を見る→大型免許を持つ経験者12人が乗っていた車
76人のうち大型免許を持っていたのは12人です。ただ、その全員が10tに乗っていたわけではありません。
大型免許を持つ12人が乗っていた車
2tに乗っていた人が3人、タクシーが2人いました。大型を持っていても、仕事に合わせて小さい車を選ぶ人もいるということです。
2tに乗っていた3人の月収は23.2万〜40万円でした。大型は取って終わりではなく、10tの求人に就いてはじめて費用が生きます。
関連記事免許の段で月収はいくら変わる?経験者の給料データ→大型免許の取得条件は21歳以上で経験3年
大型の教習所に入れるのは21歳からです。普通・準中型・中型などの免許を持ってから3年たっていることも要ります。
免許停止になっていた期間は、この3年に数えません。免許証の左下にある取得の日付から数えると、自分がいつ取れるかがわかります。
19歳から取れる特例の教習
教習所で受験資格特例教習を受けると、19歳以上で免許歴1年から大型を取れます。若いうちに10tの会社へ入りたい人向けの道です。
特例で取った人は、21歳になるまで若年運転者という扱いになります。この間に違反が重なると、講習を受け直す決まりがあります。
- 視力は眼鏡をかけてもよく、両目で0.8・片目ずつ0.5に届けば通ります。
- 3本の棒の並びを見る深視力は、3回測った平均のずれが2cmまでなら合格。
- 信号の赤・青・黄を見分けられるかも見られます。
普通免許を取ってすぐの人は、大型を取れるまで3年待つ必要があります。その間に準中型や中型で2t・4tに慣れておく人が多くいます。
大型免許を取るまでの流れ
- 21歳と免許歴3年に届いているかを免許証で見る
- 教習所の窓口で入校し、目と運転の適性を測る
- 10tで技能を習う(中型からは14時限)
- 教習所のコースと道路で卒検を受ける
- 住んでいる県の免許センターで大型を書き足す
中型を持つ人は仮免許がないので、通学でも2〜3週間ほどで終わります。普通免許からは途中に仮免許の試験があり、そのぶん日数がのびます。
よくある質問
大型免許の費用の相場はいくらですか?
普通免許(MT)からで43万〜45万円、中型免許からで26万〜27万円ほどです。3校の料金表(2026年10月23日に確認)で比べた額です。
中型8t限定から大型を取るといくらですか?
通学で33万〜34万円ほどです。那須自動車学校の合宿なら相部屋で245,300円の例がありました。
AT限定の普通免許から大型を取れますか?
取れます。技能が34時限にふえ、47万〜50万円ほどです。大型にAT限定はないのでMTで取ります。
大型の教習所には何歳から入れますか?
ふつうは21歳からで、免許を持って3年たっていることが要ります。特例の教習を受ければ19歳・免許歴1年でも取れます。
大型免許の費用は会社に出してもらえますか?
10tの運転手を育てたい運送会社には、費用を出す制度がよくあります。何年働けば返さなくてよいかが会社ごとにちがうので、面接で確かめておくと安心です。
大型免許で給付金は使えますか?
教育訓練給付金の対象講座なら使えます。埼玉とだでは中型からの講座で47,960円が戻る見込みでした。
大型免許の教習は何日で終わりますか?
中型を持つ人なら技能14時限で、通学でも2〜3週間ほどです。普通免許からは30時限と仮免許の試験があるので、1か月以上みておくと安心です。
大型免許の費用に延長は入っていますか?
多くの料金表は最短の時限で卒業したときの額です。埼玉とだでは延長1時限11,000円で、検定のやり直しは7,700円です。
準中型5t限定から大型を取るといくらですか?
MTの5t限定なら26時限です。小田原で393,800円、東京多摩で408,100円でした。普通免許からより4万円ほど安くなります。
大型を取ると月収は上がりますか?
10tとトレーラーに乗っていた正社員6人の中央値は37.5万円で、4tの正社員より高めでした。人数が少ないので目安です。
大型免許の費用は中型から取ると半分近くですむ
大型の費用は普通免許からなら45万円前後です。中型からなら26万円前後で、給付金や会社の支援を使えばさらに下げられます。
- 大型の費用は普通MTから43万〜45万円、中型から26万〜27万円。
- 中型8t限定の人は33万〜34万円で、合宿なら20万円台の例もある。
- 延長は1時限1万円前後で、上ぶれに備えておく。
- 10t・トレーラーの正社員6人の月収の中央値は37.5万円。
- 給付金と会社の免許取得支援で負担を減らせる。
