中型二種免許の費用は普通免許から40万〜43万円!3校の料金と取り方
中型二種免許の費用は、普通免許から教習所で取ると40万〜43万円です。中型免許をすでに持っている人なら27万〜31万円まで下がります。
ふだんの運転に使う免許は一種と呼び、お客さんを乗せて運賃をもらうには二種が要ります。中型二種はマイクロバスでその仕事をするための免許です。
免許は普通→準中型→中型→大型と乗れる重さで段が上がります。いま持っている免許で額が10万円以上変わるので、自分の段から計算を始めましょう。
- 中型二種の費用を3校で比べる
- 持っている免許ごとの額
- 時限数と期間
- 取得条件
- 乗れる車と大型二種とのちがい
- 一発試験の額
- 送迎の経験者の月収
運賃を取らない施設の送迎なら、二種はいりません。AT限定の普通免許のままハイエースで送迎をしている人もいます。
関連記事免許を足さずに始められる送迎や配送の仕事を見る→関連記事持っている免許の段で乗れる車を確かめる→目次
中型二種免許の費用は普通免許から40万 〜43万円
普通免許を持つ人が教習所で中型二種を取ると、3校で39万9千円〜42万6千円でした。埼玉県の行田がいちばん安く、福岡県の西鉄がいちばん高い額です。
中型二種免許の料金(各校の料金表・2026年10月29日に確認)
| 教習所 | 普通免許からの総額 |
|---|---|
| 行田自動車教習所(埼玉県) | 399,820円 |
| 村山校(2024年度) | 416,000円 |
| 西鉄自動車学校(福岡県) | 425,630円 |
行田と西鉄の額には、仮免許の手数料2,900円を足してあります。村山校の額は、合宿の案内サイト「免許の匠」に載っていた2024年度の料金表のものです。
村山校だけ年度が古いので、いまは少し上がっているかもしれません。それでも3校の差は3万円ほどに収まっています。
普通二種の22万〜27万円とくらべると、ほぼ倍の額です。普通免許から取るなら40万円台前半を予算に置けば大きく外れません。
最短から延びたときに足される額
表の額は決まった時限で卒業したときのものです。行田では技能を1時間延ばすと8,800円がかかります。
検定に落ちたときの受け直しは、行田で1回7,700円でした。延長と受け直しで3万円ほど残しておくと途中で困りません。
総額に入っているもの
行田の額には、入所金と教習料のほかに検定料や教材費、写真代まで入っています。仮免許の証紙代2,900円だけが別に要る形です。
西鉄も仮免許の受験料1,800円と交付料1,100円は別払いでした。学校ごとに入れている中身がちがうので、比べるときは卒業までに払う額にそろえます。
中型免許を持つ人の中型二種は27万 〜31万円
中型一種や大型一種を持つ人は、技能が17時限まで減ります。総額は村山校で268,000円・行田で298,320円・西鉄で314,930円でした。
持っている免許ごとの中型二種の総額(各校の料金表・2026年10月29日に確認)
| 持っている免許 | 行田 | 西鉄 |
|---|---|---|
| 普通免許 | 399,820円 | 425,630円 |
| 準中型免許 | 386,030円 | |
| 中型8t限定 | 355,820円 | 376,130円 |
| 中型・大型 | 298,320円 | 314,930円 |
| 普通二種 | 161,300円 |
空いているところは、その学校の料金ページに載っていなかった組み合わせです。中型8t限定は、2007年6月までに普通免許を取った人の免許にあたります。
普通二種をすでに持つ人は、行田で161,300円でした。タクシーから送迎バスへ移る人は、いちばん安く中型二種へ進めます。
調査で中型を持っていた人
2回目の調査では76人が自分の免許をすべて挙げてくれました。中型の欄に印を付けたのは27人です。
免許を答えた76人の3人に1人ほどは、中型二種を27万〜31万円の側で取れる立場です。4tに乗ってきた人ほど安く取れると覚えておきましょう。
関連記事中型一種の費用と取り方を先に見る→8t限定の免許を持つ40代以上の人
2007年6月1日までに普通免許を取った人は、免許証の条件に「中型車は中型車(8t)に限る」と書かれています。この人は表の中型8t限定の行で、行田なら355,820円です。
先に8t限定を外してから二種へ進むと、二種の時限は17まで減ります。8t限定を外す額は教習所で10万〜13万円ほどです。
外してから進むと合わせて37万〜44万円ほどで、一度に取る額とあまり変わりません。4tトラックにも乗りたい人は、先に限定を外すほうが使い道が広がります。
関連記事8t限定を外す費用を教習所ごとに見る→中型二種の時限数は普通免許から技能27時限
普通免許を持つ人の規定は技能27時限と学科17時限です。準中型からなら技能23時限、中型8t限定からなら22時限まで減ります。
中型二種の規定の時限数(西鉄自動車学校・2026年10月29日に確認)
| 持っている免許 | 技能 | 学科 |
|---|---|---|
| 普通免許 | 27時限 | 17時限 |
| 準中型免許 | 23時限 | 17時限 |
| 中型8t限定 | 22時限 | 17時限 |
| 中型・大型 | 17時限 | 17時限 |
1時限は50分で、学科はどの免許から入っても17時限です。普通免許からだと合わせて44時限になります。
通学で週に3〜4回乗れれば、1か月半ほどが目安です。技能の予約が取れる曜日を入校の前に聞いておくと、期間が読めます。
合宿で取るときの日数
免許の匠の案内では、中型や大型を持つ人で6泊7日、普通免許からだと12泊13日でした。普通免許からの合宿の額は42万〜55万円で、季節で上がります。
通学より高くなることも多いので、早く終えたい人向けの道と考えると選びやすいです。
中型二種の取得条件は21歳以上で免許3年
中型二種を受けられるのは、21歳以上で普通や中型などの免許を取って3年たった人です。免許停止の期間はこの3年に入りません。
- 21歳以上。
- 普通・準中型・中型・大型のどれかを取って3年以上。
- 眼鏡をかけて両目で0.8以上・片方ずつ0.5以上見える。
- 奥行きの検査で3回のずれの平均を2cm以内に収める。
3年は免許を取った日から数えます。運転の仕事の年数ではないので、ふだん乗っていない人でも足ります。
深視力は、奥行きを見る力を3本の棒で測る検査です。普通免許しか持たない人は受けたことがないので、入校の前に一度ためしておくと安心です。
関連記事深視力の検査で落ちないための準備を見る→中型二種で乗れるのは定員11〜29人のマイクロバス
中型二種で運賃をもらって運べるのは、定員11人から29人までの車です。車両総重量(車と荷物と人を合わせた重さ)は11t未満までです。
二種免許ごとに乗せられる人数
| 免許 | 乗せられる人数 | 主な車 |
|---|---|---|
| 普通二種 | 10人まで | タクシー・ジャンボタクシー |
| 中型二種 | 11〜29人 | マイクロバス・小さめの路線バス |
| 大型二種 | 30人以上 | 路線バス・観光バス |
ホテルや教習所の送迎、少人数の観光や貸切がマイクロバスの仕事です。お客さんから運賃をもらうかどうかで、一種で足りるかが決まります。
幼稚園や会社の送迎のように運賃を取らないなら、中型一種で同じマイクロバスに乗れます。求人で「中型免許」とあるか「中型二種」とあるかを見ればわかります。
関連記事10人までの車なら普通二種の費用を見る→マイクロバスの運転で気をつけること
マイクロバスは長さが7mほどあり、乗用車より後ろが大きく振れます。左に曲がるときは、後ろの輪が縁石や人に寄らないよう大回りが要ります。
屋根も高いので、ホテルの車寄せや立体駐車場の入口では高さの表示を見ます。毎日同じ道を走る送迎なら、最初の1週間で危ない場所を覚えてしまえば楽になります。
乗り降りの手伝いや荷物の積みおろしも、送迎の運転手がすることが多い仕事です。運転のうまさより、お客さんへの声かけで評価される場面もあります。
1日の流れの例
ホテルの送迎なら、朝は駅とホテルの間を何往復かして、昼は車を洗って待ちます。夕方にまたお客さんの到着が集まり、夜の便で終わる形です。
観光や貸切は、朝早く出て夜に戻る日もあります。同じ中型二種でも、送迎か貸切かで1日の長さがかなり変わります。
大型二種との差は中型免許からだと8万円ほど
村山校の2024年度の表では、普通免許から取ると中型二種416,000円・大型二種438,000円でした。差は2万2千円しかありません。
村山校の中型二種と大型二種の料金(2024年度)
| 持っている免許 | 中型二種 | 大型二種 | 差 |
|---|---|---|---|
| 普通免許 | 416,000円 | 438,000円 | 22,000円 |
| 中型免許 | 268,000円 | 354,000円 | 86,000円 |
| 大型免許 | 268,000円 | 279,000円 | 11,000円 |
| 普通二種 | 201,000円 | 375,000円 | 174,000円 |
普通免許や大型免許の人は、少し足せば大型二種まで取れます。路線バスに移る見こみがあるなら大型二種を選ぶほうが二度手間になりません。
中型免許や普通二種の人は差が大きくなります。マイクロバスの送迎で働くと決めているなら、中型二種で止めるほうが安く済みます。
関連記事路線バスに乗るなら大型二種の費用を見る→中型二種の一発試験は1回7,450円
試験場で直接受ける一発試験は、受験手数料4,500円と試験車の使用料2,950円で1回7,450円です。
中型二種の一発試験の費用(免許の匠の記事・2026年10月29日に確認)
| かかるお金 | 金額 |
|---|---|
| 受験手数料 | 4,500円 |
| 試験車の使用料 | 2,950円 |
| 免許証の交付料 | 1,550〜2,450円 |
| 旅客車の講習 | 19,200円 |
| 応急救護の講習 | 11,100円 |
1回で受かれば、講習代まで足して4万円ほどです。ただしマイクロバスの技能を試験場で一度で通る人は多くありません。
落ちるたびに7,450円と平日の1日が出ていきます。マイクロバスを運転したことのない人は、教習所で取るほうが早く終わります。
一発試験と教習所の差を計算する
中型免許を持つ人が教習所で取ると27万円ほどです。一発試験で3回目に受かったとすると、受験料と講習代を合わせて5万円台に収まります。
差は20万円をこえますが、試験場は平日しか開いていません。休みを何日取れるかと、練習できる車があるかで決めます。
会社の車で練習させてもらえる人や、バスの会社で一発試験の受け方を教わる人は試験場が向いています。そうでなければ教習所のほうが、休む日数も気持ちの負担も少なく済みます。
教習と試験で見られるところ
二種の技能では、お客さんが座ったまま揺れずにいられるかを細かく見られます。発進と停止で体が前に倒れると減点です。
中型二種の技能でつまずきやすい課題
| 課題 | マイクロバスで難しいところ |
|---|---|
| 鋭角コース | 車が長いので後ろの輪が内側を通る |
| 路端停車 | 乗り口を縁石にぴたりと寄せる |
| 方向変換 | 後ろが見えにくく車体の端をつかみにくい |
| 発進と停止 | 立っている人がいても揺らさない |
トラックで4tに乗ってきた人は、車の長さには慣れています。止まる前にブレーキを少しゆるめるくせを付けると、二種の減点はぐっと減ります。
乗用車しか運転したことのない人は、車幅と後ろの振り出しに最初は戸惑います。最短の時限で終わらない前提で、延長の額も予算に入れておきます。
中型二種を教える教習所は少なめ
中型二種のコースは、普通二種や大型二種にくらべて置いている教習所が少なめです。尼崎ドライブスクールのように、受け入れを止めている学校もありました。
- 中型二種のコースがいまも受け付け中か。
- 総額に仮免許の手数料と検定料が入っているか。
- 延長1時間と受け直し1回の額。
- 入校日が週に何回あるか。
おんが自動車学校の入校日は、週に木曜と日曜の2回でした。近くにない場合は合宿で取る人もいます。
給付金と会社の支援
教育訓練給付金の対象の講座なら、自分で払った分の一部が戻ります。雇用保険に入っていた期間などの条件があるので、入校の前にハローワークで手続きをしておきます。
送迎バスや観光バスの会社には、入社した人の二種の費用を出すところもあります。40万円を自分で払う前に、支援のある会社を探すほうが手元に残ります。
関連記事免許の費用が戻る給付金の条件を見る→送迎の経験者の月収の中央値は16.0万円
調査の送迎ドライバー9人のうち、月収を金額で答えたのは7人です。その7人のまんなかの額は16.0万円でした。
二種を持つ人と送迎の月収の中央値
送迎の9人のうち正社員は2人だけで、ほかはパートや契約です。1日6時間未満の人が4人いて、短い勤務の額が中央値を下げています。
送迎の求人の月給22.3万円はフルタイムの額です。調査の16.0万円とのちがいは、働く時間の短さから来ています。
二種を持つ5人の中央値は25.0万円で、多くはタクシーの人です。棒の「参考」は人数が少ない印なので、金額は目安として見てください。
- 厚生労働省の職業情報サイトで、送迎バスの運転手の求人の月給は22.3万円です。
- 求人倍率は0.97倍で、路線バスほど人手は足りていません。
中型二種を取っても、送迎バスで月収が大きく上がるとは言いにくい額です。費用は会社に出してもらい、月収は正社員の求人で比べるのが安全です。
乗客を乗せる経験者の声
送迎バスの運転手として働く60代の男性は、大型と二種を持つ契約社員です。危なかった場面をこう書いていました。
「危なく事故に遭いそうになったとき」
観光バスに乗っていた女性は、運転のほかの仕事の重さを挙げています。
「洗車や整備などが大変だった。」
マイクロバスでも、車の掃除や点検は運転手の仕事に入ることが多いです。運転以外の仕事の量を面接で聞いておくと、入ってからのずれが減ります。
関連記事バスの運転手が後悔した理由を見る→中型二種を自分で取る人と取らなくてよい人
運賃をもらうマイクロバスに乗ると決めた人は、中型二種が要ります。施設の無料の送迎で働くなら、一種のままで足ります。
- ホテルや観光の送迎バスで働きたい人。
- 中型免許か普通二種をすでに持っている人。
- タクシーから乗せる人数の多い車へ移りたい人。
- 施設や幼稚園の無料の送迎で働きたい人。
- 路線バスへ移る見こみがある人(大型二種へ)。
- AT限定の普通免許で短い時間だけ働きたい人。
迷ったら、働きたい会社の求人の「必要な免許」を先に見ます。求人が中型二種を求めてから取っても、遅くはありません。
40代から中型二種で送迎バスへ移るとき
中型二種に年齢の上限はなく、送迎バスは50代や60代の運転手も多い仕事です。調査の送迎バスの男性も、前の会社を定年で辞めてから入っていました。
ただし送迎バスの月給は22万円台が目安で、今の年収を守りたい人には低めです。観光や貸切の手当がどれくらい付くかを面接で聞くと、年の額が見えてきます。
日中だけ働きたい人の選び方
ホテルや教習所の送迎は、朝と夕方に便が集まり昼に空き時間ができる形が多めです。子どもが学校にいる間だけ働く形は組みにくいこともあります。
短い時間で働きたい人は、普通免許で乗れるワゴン車の送迎から始める手もあります。二種の40万円を払う前に、働きたい時間に合う求人があるかを先に見ましょう。
中型二種免許の費用でよくある質問
中型二種免許の費用はいくらですか?
普通免許から教習所で取ると、3校の料金表で40万〜43万円でした(2026年10月29日に確認)。
中型免許を持っていると中型二種は安くなりますか?
安くなります。中型や大型を持つ人は27万〜31万円で、技能は17時限です。
中型二種の教習は何時限ですか?
普通免許からなら技能27時限と学科17時限です(西鉄自動車学校の案内)。
中型二種は何人乗りの車を運転できますか?
定員11人から29人までの車で、マイクロバスが中心です。30人以上は大型二種が要ります。
中型二種は一発試験で取れますか?
取れます。1回7,450円で受けられ、受かったあとの講習代に3万円ほどかかります。
AT限定の普通免許でも中型二種は取れますか?
免許を取って3年たっていれば受けられます。教習の車がAT限定で受けられるかは学校ごとにちがうので、申し込みの電話で一緒に聞きます。
中型二種を取ると月収はいくらになりますか?
送迎バスの求人の月給は22.3万円が目安です。調査の送迎7人の中央値は16.0万円で、短い時間のパートを含みます。
中型二種免許は今の免許の段で27万 〜43万円
中型二種免許は、普通免許からなら40万〜43万円で取れます。中型や大型を持つ人なら27万〜31万円です。
- 普通免許から教習所で40万〜43万円。
- 中型・大型を持つ人は27万〜31万円で技能17時限。
- 乗せられるのは11〜29人のマイクロバス。
- 普通免許からなら大型二種との差は2万円ほど。
- 費用を出す送迎や観光の会社を先に探す。
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