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運行管理者試験は合格率4割!日程と費用6,660円とドライバーから受ける道

10月26日更新約9分で読めます運営者情報

運行管理者試験の日程と合
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運行管理者試験は、年2回パソコンで受ける国家試験です。30問を90分で解き、18問以上で受かります。

令和8年度第1回の合格率は、貨物が41.1%で旅客が42.7%でした。受けるには、運行管理の実務1年か3日の基礎講習が要ります。

試験の費用は6,660円で、基礎講習を入れても15,560円です。ドライバーを続けながら狙える資格です。

この記事でわかること
  • 運行管理者試験の日程と費用
  • 受験資格の2つの道
  • 出題の分野と合格の線
  • 合格率と勉強の仕方
  • 受かったあとの手続き
  • ドライバーから運行管理者へ進む道

運行管理者は、ドライバーの点呼をして運行の組み方を決める人です。トラックやバスの営業所には必ず置く決まりがあります。

この記事は、いま運送の仕事をしている人が次の道を考えるときの話です。運転の仕事をこれから探す人は、先に送迎や配送のパートの記事を見ると近道です。

関連記事トラックの免許の段と仕事で役立つ資格を見る→関連記事これから運転の仕事を始める人は配送バイトの実態から→
目次
  1. 運行管理者試験の日程は年2回で8月と3月ごろ
  2. 運行管理者試験の受験資格は実務1年か基礎講習
  3. 運行管理者試験の出題は5分野30問
  4. 運行管理者試験の合格率は貨物41.1%
  5. 運行管理者試験に受かったら3か月以内に申請
  6. 運行管理者の仕事は点呼と運行の組み方
  7. ドライバー経験者130人のうち5年以上は40人
  8. 運行管理者試験を受けたほうがよい人
  9. 運行管理者試験でよくある質問
  10. 運行管理者試験は基礎講習3日と6,660円で受けられる

運行管理者試験の日程は年2回で8月と3月ごろ

運行管理者試験は、8月ごろと3月ごろの年2回です。それぞれ1か月ほどの期間があり、その中から自分で日と会場を選びます。

令和8年度第1回の試験要項(運行管理者試験センターの案内・2026年10月26日に確認)

項目中身
試験の期間令和8年8月8日から9月6日
申し込み令和8年6月15日から7月15日
試験時間90分
受け方パソコンで答えるCBT
会場47都道府県のテストセンター

CBTは、会場のパソコンの画面で問題を読んで答える試験です。紙の試験のように全国で同じ日に集まる形ではありません。

申し込みは試験の1か月ほど前に締め切られます。受けたい回の2か月前には書類をそろえておくと間に合います。

運行管理者試験の申し込みの流れ

  1. 試験センターの受験申請サイトで申し込む
  2. 受験資格の書類を画面から登録する
  3. 書類の審査が終わった案内のメールを待つ
  4. CBTの専用サイトで会場と日時を選んで払う

書類の審査が終わるまで、会場は選べません。人気の会場は土日から埋まるので、案内が届いたらその日のうちに予約すると希望の日を取りやすいです。

運行管理者試験の費用(運行管理者試験センターの案内・2026年10月26日に確認)

かかるもの金額
受験手数料(非課税)6,000円
システム利用料(税込)660円
試験結果レポート(希望者だけ・税込)140円

払い方は、クレジットカードかコンビニかペイジー(銀行のネット払い)です。結果レポートを頼まなければ6,660円で受けられます。

貨物と旅客の2つの試験がある

試験は、荷物を運ぶ会社向けの貨物と人を運ぶ会社向けの旅客に分かれます。トラックの会社で働くなら貨物です。

バスやタクシーの会社で管理をしたい人は旅客を受けます。受ける前に、どちらの会社で働くかを決めておきます。

運行管理者試験の受験資格は実務1年か基礎講習

受験資格は2つのどちらかです。運行管理の実務を1年以上した人か、国が認めた基礎講習を終えた人が受けられます。

運行管理者試験の受験資格(運行管理者試験センターの案内・2026年10月26日に確認)

道中身向く人
実務経験1年以上運送の会社で運行管理の仕事を1年以上いま会社で補助をしている人
基礎講習の修了国が認めた機関の講習を受けるドライバーだけをしてきた人

ドライバーとして運転した年数は、運行管理の実務には入りません。運転だけをしてきた人は、基礎講習を受ける道がいちばん早いです。

実務の1年は、試験の日の前日までに満たしている必要があります。軽貨物の事業での経験は数えられません。

基礎講習は3日間で8,900円

ナスバ(自動車事故対策機構)の基礎講習は、16時間を3日で受けます。手数料は8,900円で、会場で受ける形と動画を見る形があります。

ナスバの基礎講習(ナスバの案内・2026年10月26日に確認)

項目中身
時間16時間(3日)
手数料(税込)8,900円
受け方会場で受けるか動画を見る

講習の種類は、受ける試験と同じにします。貨物を受けるなら貨物の基礎講習です。

講習を終える予定の人も申し込めます。その場合は決められた日までに修了の証明を出さないと受けられません。

講習と試験を合わせた費用は1万5千円ほど

基礎講習の8,900円と試験の6,660円を足すと15,560円です。準中型の免許は普通免許から18万円ほどかかるので(準中型の記事で比べた4校の料金表から)、その10分の1ほどの額で取れます。

講習の3日間に休みを取ることになります。会社によっては講習代と日当を出すところもあるので、先に上司に話しておくと進めやすいです。

運行管理者試験の出題は5分野30問

出題は法律4つと実務の5つの分野で、合わせて30問です。貨物の試験の分野と問題数は次のとおりです。

貨物の試験の出題分野(運行管理者試験センターの案内・2026年10月26日に確認)

分野問題数
貨物自動車運送事業法8問
道路運送車両法4問
道路交通法5問
労働基準法6問
運行管理者の実務の知識7問
合計30問

旅客の試験は、最初の分野が道路運送法に変わります。ほかの4分野と問題数は同じです。

ドライバーの経験が効くのは、道路交通法と実務の分野です。点呼や休憩の決まりは、現場で毎日見ていることが問われます。

合格の線は18問と分野ごとの最低点

合格するには2つの線を両方こえます。全体で18問以上を当て、さらに分野ごとの最低点を取ることです。

ポイント
  • 30問中18問以上が正解であること。
  • 法律の4分野でそれぞれ1問以上が正解であること。
  • 実務の分野で2問以上が正解であること。

18問を当てても、1つの分野が0問なら落ちます。苦手な分野を作らず、全部の分野に手をつけるのが近道です。

運行管理者試験の合格率は貨物41.1%

令和8年度第1回は、貨物で29,323人が受けて12,061人が受かりました。合格率は41.1%です。

令和8年度第1回の結果(運行管理者試験センターの案内・2026年10月26日に確認)

試験受けた人受かった人合格率
貨物29,323人12,061人41.1%
旅客7,128人3,047人42.7%

10人受けて4人ほどが受かる試験です。勉強せずに受かる試験ではありませんが、準備すれば十分届きます。

落ちても、次の回にまた受けられます。2回目は再受験の申し込みになり、受験資格の書類を出し直す手間が少なくなります。

運行管理者試験の勉強は過去問が中心

試験センターは、過去の試験問題をサイトで出しています。同じような問いがくり返し出るので、過去問を何回か解くのが基本です。

  1. 市販のテキストで5分野を1回読む
  2. 過去問を分野ごとに解いて答えの理由を読む
  3. まちがえた問いの法律の数字を書き出す
  4. 試験の前に90分で通しで解く

仕事をしながら受けるなら、試験の2か月前から少しずつ始めると無理がありません。数字の決まり(時間・日数・台数)を覚えるほど点が伸びます。

仕事をしながら受ける人の2か月の勉強の例

時期すること
試験の2か月前テキストを1回読んで5分野の中身をつかむ
1か月前過去問を分野ごとに解いてまちがいを書き出す
2週間前苦手な分野の問いを解き直す
1週間前90分で通しで解いて時間の配り方をつかむ

1問にかけられる時間は3分ほどです。長い文の問いは後に回し、すぐ解ける問いから点を取ると時間が足ります。

ドライバーがつまずきやすいのは労働基準法

労働基準法の分野は6問あり、休みや割増賃金の決まりが出ます。運転の仕事とは遠く見えるので、後回しにしがちな分野です。

ドライバーの働く時間の決まり(改善基準告示という国の基準)もここに近い話です。自分の勤務表と照らして覚えると忘れにくくなります。

2024年4月からの改善基準告示のおもな数字

決まりトラックの数字
1日の拘束時間13時間が基本で延ばしても15時間まで
勤務と勤務の間の休み続けて11時間が基本で9時間を下回らない

拘束時間は、出勤から退勤までの休憩も入れた時間です。ふだん走っている人なら、思い当たる数字が多いはずです。

こうした数字は、運行管理者が運行を組むときに守らせる線になります。ドライバーとして守ってきた決まりが、そのまま試験の点になります。

関連記事2024年問題でドライバーの給料はどう変わった?→

運行管理者試験に受かったら3か月以内に申請

受かったら、結果の発表から3か月以内に運輸支局(各地の国土交通省の窓口)へ資格者証の交付を申し込みます。3か月をすぎると合格が無効になります。

申請の書類は、結果の通知といっしょに届きます。運輸支局は平日しか開いていないので、休みの日を決めて出しに行きます。

試験センターには、申請を代わりに出してくれる有料の支援もあります。平日に休めない人は使う手があります。

ポイント
  • 結果の通知と同封の書類を受け取る。
  • 申請書に書きこみ、決められたものをそろえる。
  • 運輸支局の窓口に出すか、支援の封筒で送る。
  • 資格者証が届いたら会社に写しを出す。

通知の封筒には、なくしたときのための書類の一覧も載っています。試験センターのサイトから同じ書類をダウンロードできるので、捨ててしまってもあわてなくて大丈夫です。

運行管理者試験の当日の流れ

当日は、予約したテストセンターに少し早めに着くようにします。受付で本人の確認をして、荷物はロッカーに入れます。

テストセンターでの当日の流れの例

順番すること
1受付で本人確認書類を見せる
2荷物をロッカーに入れて席に着く
3画面の案内にそって90分で30問を解く
4終わったら退室する

持ちこめるものは決められていて、メモは会場で渡される用紙だけです。当日の決まりは、申し込みのあとに届く案内のメールで確かめておきます。

落ちたときは再受験で次の回へ

落ちた人は、次の回に再受験として申し込めます。試験センターのサイトには、新規とは別に再受験の申し込みの入口があります。

結果のレポートを頼んでいれば、分野ごとの点の出来がわかります。2回目は、点の低かった分野に時間をかけると合格に近づきます。

資格者証をもらっても会社に選ばれて初めて仕事になる

資格者証は、運行管理者になれる人の証明です。会社が営業所の運行管理者として国に届けて、初めてその仕事に就きます。

選ばれたあとは、2年ごとに一般講習を受ける決まりがあります。講習の手配と費用は会社が持つことが多いです。

運行管理者の仕事は点呼と運行の組み方

運行管理者のおもな仕事は、ドライバーの点呼と運行の組み方を決めることです。運行の組み方は、だれがどの車でどの順に回るかの割りふりです。

ポイント
  • 出発の前と後にドライバーの点呼をする。
  • アルコールと体の具合を確かめる。
  • 拘束時間と休みが決まりを守っているかを見る。
  • 事故やヒヤリとした話をドライバーに伝える。

点呼は、ドライバーの顔を見て体調と酒が残っていないかを確かめる場です。ドライバーが安全に走れるかを、出発の前に止められる立場です。

営業所の車の数で必要な人数が決まる

トラックの営業所に置く人数は、車の台数で決まります。29台までなら1人で、30台から59台なら2人です。そこから30台ふえるごとに1人ずつ増えます。

運行管理補助者として先に経験を積む道

営業所には、運行管理者を手伝う補助者を置くこともできます。基礎講習を終えた人がなれる立場で、点呼の一部を受け持ちます。

補助者として働いた期間は、実務経験として数えられることがあります。会社に補助者の仕事があるか聞くと、試験の前に現場を知れます。

運行管理者と補助者のちがい

立場なる条件おもな仕事
運行管理者試験に受かり資格者証をもらう点呼と運行の組み方の責任者
運行管理補助者基礎講習を終える運行管理者の指示で点呼などを手伝う

小さい営業所でも最低1人は要ります。資格を持つ人がいないと営業所を開けないので、会社にとって手放せない人になります。

ドライバー経験者130人のうち5年以上は40人

ドライバー経験者130人のうち、5年以上続けた人は40人でした。130人を経験年数で分けると次のとおりです。

経験年数ごとの人数(130人)

1年未満40人
1〜3年33人
3〜5年17人
5年以上40人

1年未満が40人、1〜3年が33人、3〜5年が17人です。3人に1人ほどが5年をこえて続けていました。

運行管理の仕事を目指すのは、こうした長く続けた人が多いです。運転のつらさを知っている人が点呼をすると、ドライバーの話も通りやすくなります。

5年以上の人は後悔がまた増える

経験年数ごとの後悔あり(ある+少しある)の割合

1年未満58%
1〜3年39%
3〜5年29%
5年以上48%

後悔ありは3〜5年で29%まで下がり、5年以上で48%に戻ります。後悔は、いま続けている人も含めた5段階の答えのうち「ある」と「少しある」です。

3〜5年は17人と少ないので、下がり方は目安として見てください。5年以上の40人で後悔が半分近いことのほうが、長く続ける人には大事な数字です。

長く走った人の後悔には、体の負担や給料が上がらない声が混ざります。運転のほかの道を持っておくと、長く続けるときの迷いを減らせます。

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管理の仕事に移って後悔した人もいる

ある50代の中距離トラックの経験者は、勤続年数で班長から主任になり、運転と管理を同時に受け持ちました。言うことを聞かない人が多く、管理職になったのは失敗だったと書いています。

運行管理は、ドライバーに決まりを守らせる側に回る仕事です。人をまとめるのが苦にならないかを、受ける前に考えておきましょう。

点呼や休憩の管理がしっかりした大手の宅配で働いた人は、その仕組みを良かった点に挙げていました。ドライバーの側から見ても、運行管理者の働きで職場の安心が変わります。

運行管理者試験を受けたほうがよい人

運転を何年か続けて、次は管理の側に回りたい人に向く資格です。年齢を重ねても続けられる仕事を増やしたい人にも合います。

運行管理者試験を受けたほうがよい人
  • ドライバーを3年以上続けて先を考えている人。
  • 体の負担を減らして運送の仕事を続けたい人。
  • 人と話して段取りを組むのが苦にならない人。
  • 勤め先で営業所の仕事を任されそうな人。
運行管理者試験を急がなくてよい人
  • 一人で運転する気楽さを続けたい人。
  • 朝早くと夜遅くの点呼に出られない人。
  • ドライバーに注意するのがつらい人。

点呼は出発と帰りの時間に合わせるので、朝が早い日も夜が遅い日もあります。運転より楽な時間割になるとは限りません。

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未経験の人はまずドライバーから

ドライバー未経験でも、基礎講習を受ければ試験は受けられます。ただ、現場を知らないまま点呼に立つと、ドライバーの話がつかめません。

運送の仕事が初めてなら、まずは運転の仕事から入るのが順番です。現場で2〜3年走ってから受けると、試験の実務の問いもわかりやすくなります。

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運行管理者試験でよくある質問

運行管理者試験はいつありますか?

年2回で、8月ごろと3月ごろです。令和8年度第1回は8月8日から9月6日の間で、日と会場を自分で選びました。

運行管理者試験の費用はいくらですか?

受験手数料6,000円とシステム利用料660円で6,660円です(2026年10月26日に確認)。

ドライバーの経験だけで受けられますか?

運転の年数は実務経験に入りません。ナスバなどの基礎講習(3日・8,900円)を受ければ受けられます。

運行管理者試験の合格率はどれくらいですか?

令和8年度第1回は貨物41.1%・旅客42.7%でした。

運行管理者試験は何問で受かりますか?

30問中18問以上の正解に加えて、法律の4分野で1問以上と実務の分野で2問以上が必要です。

試験時間は何分ですか?

90分です。会場のパソコンで答えます。

受かったらすぐ運行管理者になれますか?

結果の発表から3か月以内に運輸支局へ資格者証を申し込みます。会社が運行管理者として届け出て、その仕事に就きます。

女性でも運行管理者になれますか?

なれます。受験資格や試験に男女の決まりはありません。点呼や運行の組み方は運転をしない座りの仕事なので、体力の心配も運転より小さくなります。

運行管理者になると給料は上がりますか?

会社によってちがいます。資格の手当や役職の手当が付く会社もあるので、面接で手当の有無と額を聞いておきます。

運行管理者試験は基礎講習3日と6,660円で受けられる

運行管理者試験は、運転だけをしてきた人でも基礎講習を受ければ受けられます。合格率は4割ほどで、過去問をくり返せば届く試験です。

この記事のまとめ
  • 試験は年2回で、30問を90分で解くCBT。
  • 受験資格は実務1年か基礎講習(3日・8,900円)。
  • 費用は6,660円で、18問以上と分野ごとの最低点で合格。
  • 令和8年度第1回の合格率は貨物41.1%。
  • 受かったら3か月以内に資格者証を申し込む。
  • 経験者130人のうち5年以上は40人で、次の道を考える時期。

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