ドライバーの休みが少ないかどうかは、職種と会社で大きく分かれます。経験者130人のうち、休みが少ない・取りにくかったと書いた人は15人でした。
15人のうち12人は正社員で、トラックドライバーが8人です。仕事のきつさより、予定が立たないことを後悔にあげる人が目立ちました。
今の仕事も休みが少なくて、ドライバーならましになるのか気になっている人もいると思います。休みが取れなかった人と取れた人の差を、順に見ていきます。
- 休みが少ないと書いた人の数
- 休みが少ない人ほど後悔が多い
- 休みが少ない職種と働き方
- 休みの日も疲れが抜けない人の声
- 休みが取れていた人の職場
- 求人で休みを確かめる質問
ドライバーで休みが少ないと書いた人は130人中15人
休みが少ない・取りにくかったと書いた人は15人(12%)です。求人を見るときに休みを確かめるべきと書いた人は37人いました。
15人は「一番きつかったこと」「後悔したこと」「働く前と違ったこと」などに、自分から休みの話を書いた人です。8人に1人ほどですが、休みを気にする人はその倍以上いました。
「小さな会社で人手不足だったので土日も関係なくなかなか休みが取れなかった。」
この人は小さな会社で人が足りず、土日も走っていました。人手が足りない会社ほど休みが削られるという声は、ほかにも多く出ています。
「休みは人員不足のため少ないが、休みが多くても給料が下がってしまうので悩みどころ。」
休みが少ない人は「きつい」 より「後悔」が多い
休みが少なかった15人で、仕事がきつかったと答えたのは2人(13%)だけでした。ほかの115人の49%より低い数字です。
休みの少なさ別「きつかった」 と「後悔あり」の割合
一方で後悔ありは8人(53%)で、ほかの人の45%より多くなっています。15人と少ないので目安ですが、後悔が多めという傾向は出ています。
毎日の運転には慣れても、休みが取れないことには慣れにくいのです。後悔の中身を読むと、家族や友だちと予定が合わない暮らしを書いた人が目立ちました。
「一番後悔してるのは、最初に「休みが多い仕事」と軽く考えて入ったことです。」
「休みが多そう」と思って入ると、外れたときの落差が大きくなります。休みは入る前に数字で確かめるものと考えておきましょう。
休みが少ないのはトラックドライバーに多い
トラックドライバー30人のうち8人(27%)が、休みが少なかったと書いていました。職種の中でいちばん多い数字です。
職種別「休みが少なかった」 と書いた人の割合(9人以上の職種)
グラフは9人以上いる職種の113人ぶんで、ルート配送31人・トラック30人・宅配21人・食品配送13人・送迎9人・軽貨物9人です。ルート配送は31人中2人で、同じ荷物を運ぶ仕事でも差が出ました。
長い距離を走るトラックは、一度出ると帰りが読めません。帰った翌日がそのまま休みになる「明け休み」だけで回す会社もあります。
ルート配送や食品配送は、決まった曜日に決まった先を回るので休みも決まりやすい仕事です。休みを優先するなら、毎日同じ時間に帰れる配送から探すと外れが減ります。
繁忙期は休みがさらに減る
年末年始やお中元・お歳暮の時期は、荷物が一気に増えます。ふだんは休めている会社でも、この時期だけは休日出勤が続いたという声がありました。
「土日祝休みと謳っているが配達は長期休みはほぼほぼとれない。」
お盆や正月に家族と過ごしたい人は、繁忙期の休みの取り方も聞いておきましょう。代わりの休みを後でまとめて取れる会社もあります。
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働き方別「休みが少なかった」 と書いた人の割合
正社員は68人中12人、パートは33人中1人でした。業務委託は12人中2人です。12人と少ないので目安にしてください。業務委託は会社に雇われずに配達を請け負う働き方です。
パートは働く日を自分で決めやすいので、休みの悩みがほとんど出ていません。子どもの行事に合わせたい人は、パートから始める手もあります。
休みの少なさは勤務時間の長さだけでは決まらない
1日12時間以上働いた人では17人中4人(24%)が休みの少なさを書いていました。ただ10〜12時間の人は7%で、長いほど増えるわけではありません。
1日の勤務時間別「休みが少なかった」 と書いた人の割合
日によって大きく違ったと答えた5人は外しています。そのうち休みの少なさを書いたのは1人でした。
1日が短くても、週に1日しか休めない会社はあります。1日の長さと休みの数は、求人で別々に確かめる必要があります。
「休日は週1日ですが、休憩できますから、きつくはないです。」
この人は週1日の休みでも、仕事中に休憩が取れるのできつくはないと書いていました。休みの数と1日の休憩は、両方そろえて見ると自分に合うかがわかります。
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月収を金額で答えた人で比べると、休みが少なかった人は中央値35.0万円でした。ほかの人は20.0万円です。
休みの少なさ別の月収(中央値・金額で答えた人)
金額で答えたのは休みが少なかった人で5人、ほかの人で67人です。5人と少ないので目安ですが、休みを削って稼いでいる人がいることは読み取れます。
ほかの人にはパートで短く働く人も入っています。そこで正社員だけで見ると、休みが少なかった5人は全員が正社員で、ほかの正社員34人の中央値は25.5万円でした。
正社員どうしでも10万円ほどの差があります。休みの少なさと月収の高さはセットになりやすいと考えておきましょう。
休みが少ない会社は、そのぶん給料が高いこともあります。稼ぎたい時期と休みたい時期で、選ぶ会社を変えるのもひとつのやり方です。
「勤務が長いのと休みが少ない!」
この人は、前の仕事に休みも収入もなかったことを転職の理由に書いていました。お金と休みのどちらを先に取るかを決めてから求人を見ると迷いません。
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休みがあっても疲れて寝て終わると書いた人が5人いました。休みの数だけでなく、休みの中身も悩みのたねです。
「人間関係に疲れ、ひとりで働きたいと思ってこの職に挑戦したのでかなり気持ちが楽だったことは事実だが、拘束時間が長すぎるため夜遅くまで子供2人がほったらかしになってしまったり、休みの日も疲れ切って動けなかったりで家の中のことがおろそかになりがちで、母親としての罪悪感がどんどん大きくなっていった。」
「プライベートも充実しないし、休みの日朝から遊べるくらいの疲労感でいたい。」
早朝から夜まで走ると、翌日の休みは体を戻すだけで終わります。休みが週2日あっても、1日が長すぎると休んだ気がしません。
前の日のお酒にも気をつかう
点呼は、出発前に体調やお酒が残っていないかを確かめてもらう決まりです。そのため仕事の前の日は、休みでも夜の飲み方に気をつかいます。
「前日なども夜更かしできないので友人たちとも疎遠になっていきましたし、毎朝の点呼でアルコール検査があるので仕事の前の日は休みであってもお酒を遅くまで飲まないよう気にしなくてはならないのが休みを満喫できていなくてしんどかったです。」
休みの夜に友だちと遅くまで飲むことが多い人は、ここも頭に入れておきましょう。
休みが少なかった人の後悔
休みが少なかった15人が「後悔したこと」に書いた内容を見てみます。
多かったのは長い拘束時間・休めないと給料・経費の話です。どちらも入る前に確かめられます。
入る前に聞いておきたいこと
- 面接で1日の拘束時間と休憩の取り方を数字で聞く
- 固定給か歩合か、経費はだれが払うかを確かめる
- 運行の組み方と、仮眠や休憩が取れるかを聞く
休みの悩みは、仕事が合わないというより会社の人の足りなさから来ていました。人が足りている会社を選ぶことが、休みを守るいちばんの近道です。
休みが取れていたドライバーの職場
休みがしっかり取れていたと書いた人も5人いました。土日祝が休みの会社や、休みの希望を出しやすい会社です。
「休日は基本土日と祝祭日。」
「お休み希望など出しやすかったので、勤務時間や、休みがないなどの不満はなく働けた。」
休みが取れる会社は、ドライバーの数に余裕があります。だれかが休んでも、ほかの人が代わりに走れるからです。
- 土日祝が休みの企業の配送やルート配送
- 休みの希望を前もって出せる決まりがある
- 代わりに走れるドライバーが営業所にいる
反対に、休むときに自分で代わりの人を探す決まりの職場もありました。休むときにだれが代わるのかは、面接で聞いておきたいところです。
「働く前に一連の流れは聞いていたので、そこまで違うことはなかったですが、自分が休みたい時は、自分で代配をしてくれる人を探さなければいけなかったので、その辺は大変でした。」
代配は、休む人の代わりにその日の配達を受け持つことです。代わりを自分で探す決まりだと、体調が悪い日でも休みづらくなります。
見学に行けるなら、営業所に止まっているトラックの台数とドライバーの人数を比べてみてください。車より人が少し多い営業所は、だれかが休んでも回せる余裕があります。
休みが取れていた5人でも、荷物の重さなどで仕事はきついと答えた人がいます。休みが取れることと体の楽さは別なので、荷物の扱いも合わせて確かめましょう。
求人で休みが少ないかを確かめる方法
経験者が「求人で確かめるべき」と書いたことの中で、休み・休日は37人でした。勤務時間・残業の70人と給料の49人に次ぐ3番目で、事故・保険の33人より多くなっています。
求人で確かめるべきと書いた内容(130人中・複数回答)
ひとりで何項目も書いた人がいるため、5本のバーの合計は100%より大きくなります。勤務時間と休みはセットで聞くと、1か月の働き方が見えてきます。
「休日は求人票の中身が更新されてない場合が多かったので蓋開けてみないとわからない場合が多い。」
「私は「土日祝休みを希望」と面接で伝え面接官から「基本的には土日休みで、本当に忙しいときは土曜出勤の場合がある」と伝えられ承諾し入社した会社が、実際は毎日忙しく、毎週土曜出勤だったことがあります。」
求人票の休日は古いままのこともあります。面接では先月の実際の休みの日数を聞くと、本当の姿に近づけます。
決まりとしては、会社は週に1日か4週で4日以上の休みを与えることになっています。これを下回る話が面接で出たら、その会社は外しましょう。
面接で休みを確かめる質問
先月、ドライバーの方は実際に何日休めていましたか。
休日出勤は月に何回くらいありますか。代わりの休みは取れますか。
有給休暇はどのくらいの人が使えていますか。
お盆や年末年始に連休は取れますか。
子どもの体調不良などで急に休むとき、代わりはだれが走りますか。
求人票の休日の書き方を読み分ける
「完全週休2日制」は、毎週かならず2日休める書き方です。「週休2日制」は、月に1回以上2日休める週があるという意味で、ほかの週は1日のこともあります。
「シフト制」「月8日休み」のように日数で書く会社もあります。月に何日休めるかを数字で書いている求人のほうが、入ったあとのずれが小さくなります。
年間休日が書いてあれば、365日から引くと働く日数がわかります。休日の数が同じでも、繁忙期にまとめて出る会社と毎月ならす会社があるので、時期の話も聞いておきましょう。
「完全週休2日の120日が基本見るべきポイントだと思います。」
休みが少ないドライバーの仕事が合う人・合わない人
合うかどうかは、休みより稼ぎを先に取りたい時期かどうかで決まります。
- 今は休みより月収を上げたい
- 平日休みでも困らない
- 長く走ったあとにまとめて休めれば十分
- 土日に家族や友だちと過ごしたい
- 子どもの行事に合わせて休みたい
- 休みの日に体を戻すだけで終わるのがつらい
「また365日稼働しているので土日に休みたい方はお勧めできませんが、平日にまとまった休みを取ることができるので遠出の旅行などは安く行けるので子供が小さいうちなどはお勧めです。」
宅配のように毎日動いている仕事は、土日休みは取りにくくなります。平日にまとまって休めるなら、混まない日に出かけられる楽しさもあります。
関連記事未経験からドライバーを始めた人の声を見る→ドライバーの休みについてよくある質問
ドライバーは休みが少ない仕事ですか?
会社と職種によります。経験者130人のうち、休みが少ない・取りにくかったと書いたのは15人でした。
休みが少ないのはどの職種ですか?
トラックドライバーが多く、30人中8人でした。ルート配送は31人中2人です。
休みが少ないと仕事はきついですか?
きつかったと答えた人はむしろ少なく、15人中2人でした。ただ後悔ありは8人と多めです。
土日休みのドライバーの仕事はありますか?
あります。企業向けのルート配送などで、土日祝が休みだったという声がありました。宅配のように毎日動く仕事は土日が休みになりにくいです。
女性ドライバーも休みは少ないですか?
女性42人のうち、休みが少なかったと書いたのは4人でした。働く日を選びやすいパートから始めると、休みの悩みは出にくくなります。
求人票の休日はあてになりますか?
目安にはなりますが、更新されていないこともあります。面接で先月の実際の休みの日数を聞くと確かです。
ドライバーの休みは職種と会社の人手で決まる
- 休みが少ない・取りにくかったと書いたのは130人中15人
- その15人は、きつかったより後悔ありが多い(2人と8人)
- トラックドライバーと正社員に多く、パートではほとんど出ていない
- 休み・休日は、経験者が求人で確かめるべきことの3番目(37人)
ドライバーの休みは、長く走る職種かどうかと会社の人手で決まります。面接で先月の休みの日数と、休むときの代わりを聞いておけば外れを減らせます。