中型免許の一発試験は約3万9千円!20歳の条件と流れ、教習所との差
中型免許は、教習所を通さず試験場で受けて取ることもできます。東京で仮免許と本免許に1回ずつ受かれば、払うお金は合わせて39,200円です。
教習所なら普通MTからでも21万円をこえるので、差は17万円ほどになります。ただし受けられるのは20歳以上で、普通免許などを2年以上持っている人だけです。
安く取れるのは、4tを運転した経験があり練習の車と横に乗る人を用意できる人です。
- 一発試験の総額と内わけ
- 2007年6月1日までの普通免許の人
- 20歳と免許歴2年の条件
- 仮免許から講習までの流れ
- 路上練習5日の条件
- 落ちたときの額と教習所との差
- 中型を持つ経験者と4tの月収
- 2007年6月1日までに普通免許を取った人は、中型(8t限定)をもう持っている。
- 2tまでなら、準中型で足りるので中型は要らない。
- 送迎のワゴンや軽バンの配送は、AT限定の普通免許で働ける。
目次
中型免許の一発試験は普通免許から約3万9千円
普通免許を持つ人が東京で受けて、どちらも1回で受かったときの合計は39,200円です。試験場に払う手数料と、合格したあとの取得時講習の受講料を足しています。
中型の一発試験の費用(警視庁・埼玉県警・茨城県警の案内(2026年10月31日に確認))
| かかるもの | 内わけ | 金額 |
|---|---|---|
| 仮免許 | 受験2,950円+試験車1,750円+交付1,100円 | 5,800円 |
| 本免許 | 受験3,900円+試験車3,000円+交付2,350円 | 9,250円 |
| 取得時講習 | 中型の講習 | 24,150円 |
| 合計 | 1回ずつで受かった場合 | 39,200円 |
本免許の9,250円は、警視庁・埼玉・茨城の3つで同じ額でした。取得時講習は、合格後に教習所で受ける講習のことです。
埼玉県警の案内では、講習が中型車講習18,600円と応急救護5,550円に分かれています。足すと東京の24,150円と同じになります。
試験車の欄は、試験で使う4tを借りるお金です。落ちると受験と試験車の料金をまた払うので、総額は回数で決まります。
- 講習を受けないと、本免許に受かっても免許証は出ない。
- 準中型や普通二種を持つ人は講習が免除になることがある(茨城県警の案内)。
- マイナ免許証だけにすると交付の額が少し下がる。
2007年6月1日までの普通免許なら一発試験は要らない
2007年6月1日までに普通免許を取った人は、免許証に中型(8t限定)が入っています。この人は中型を新しく受けず、8tの限定を外す審査を受けます。
警視庁の案内でも、この時期の人は新規の中型ではなく限定解除の審査になると書かれています。40代以上の人は、まず免許証の種類の欄を見てください。
普通免許を取った時期で変わる中型の取り方
| 普通免許を取った時期 | 免許証に入っているもの | 4tに乗るには |
|---|---|---|
| 2007年6月1日まで | 中型(8t限定) | 8t限定の解除 |
| 2007年6月2日から2017年3月11日 | 準中型(5t限定) | 中型を新しく取る |
| 2017年3月12日から | 普通だけ | 中型を新しく取る |
8t限定を外す費用は、教習所で11万〜13万円ほどです。安いほうの拝島は107,910円で、埼玉とだは128,700円です(2026年10月23日の料金表)。
8t限定のままでも、車両総重量が8t未満のトラックには乗れます。車両総重量は車・荷物・人を合わせた重さで、4tは積める荷物の重さです。
車体だけで4t前後あるので、荷物を満載すると8tをこえる4tもあります。そのため乗る車の車両総重量を見てから決めるのが近道です。
関連記事8t限定を外す費用を教習所ごとに見る→中型の一発試験は20歳と免許歴2年がそろってから
受けられるのは20歳以上で、準中型・普通・大型特殊のどれかを2年以上持っている人です。免停で運転できなかった月は、この2年から引かれます。
決まった教習(受験資格特例教習)を終えた人は、19歳で免許歴1年から受けられます。仮免許の段でもこの年齢と年数を見られます。
- 視力は両目で0.8以上、片目ずつ0.5以上。
- 深視力の検査は3回測って、ずれの平均が2cm以下。
- 住所のある都道府県の試験場で受ける。
深視力は、3本の棒のうち動く1本が並んだところでボタンを押す検査です。普通免許の更新では測らないので、眼鏡の度が合っているかを先に確かめておくと安心です。
関連記事深視力の検査で落ちないための対策→準中型(5t限定)を持 つ人も中型を新しく受ける
2007年6月2日から2017年3月11日に普通免許を取った人は、免許証に準中型(5t限定)が入っています。この人が4tに乗るときは、中型の試験を新しく受けます。
免許歴の2年は、普通免許を取った日から数えます。30代前半までの人の多くはここに入るので、20歳をこえていれば年齢の条件で止まることはまずありません。
AT限定の普通免許でも受けられる
AT限定の普通免許でも、20歳と免許歴2年がそろえば中型の試験を受けられます。2026年4月からは中型にもAT限定ができました。
ただ一発試験でAT車を使えるかは、試験場ごとに用意がちがいます。MTの4tで受けるならギアの練習も要るので、AT限定の人ほど教習所のほうが進めやすいです。
免許をまだ持たない人は受けられない
中型は、ほかの免許を2年以上持っていることが前提の免許です。免許のない人が最初に中型を取ることはできません。
18歳で4tの仕事を目指す人は、先に準中型を取って2tで経験を積む道になります。2年たてば中型の試験を受けられるので、その間に会社の支援を探しておきましょう。
関連記事準中型を試験場で取る流れと費用→中型の一発試験は仮免許から講習まで4つ進む
仮免許・路上練習・本免許・取得時講習の順に進みます。1回ずつで受かっても、平日を4日ほど試験場と教習所に使います。
- 大型・中型の仮免許の技能試験を受ける(学科はない)
- 仮免許で中型トラックの路上練習を5日以上する
- 適性試験に受かってから本免許の技能試験を予約して受ける
- 教習所で取得時講習を受けて免許証をもらう
警視庁の大型・中型の仮免許は学科試験がないので、予約なしで受けられます。茨城県警の案内では、一種免許を持つ人は本免許の学科も免除です。
- 今の運転免許証かマイナ免許証。
- 申請用の写真1枚(縦3cm横2.4cm・6か月以内に撮ったもの)。
- 仮免許証。
- 路上練習申告書(本免許の技能試験の日)。
東京の技能試験は平日だけで、適性試験に受かった日には受けられません。休みを取れる平日の数で、取れるまでの期間が決まります。
通う日の目安
下の表は、1回ずつで受かったときの日数です。路上練習だけは休日に回せます。
中型の一発試験で使う日の目安
| 段 | 使う日 | 曜日 |
|---|---|---|
| 仮免許の試験 | 1日 | 平日 |
| 路上練習 | 5日以上 | 土日も可 |
| 本免許の適性試験と予約 | 1日 | 平日 |
| 本免許の技能試験 | 1日 | 平日 |
| 取得時講習 | 1〜2日 | 教習所の予定による |
落ちた回のぶんだけ平日が増えるので、余裕をもって日程を組みましょう。
中型の技能試験は4tの長さの扱いを見られる
仮免許は試験場の中のコース、本免許は公道で走ります。どちらも4tの長い車体を、まわりにぶつけずに動かせるかが中心です。
- 左に曲がる前に寄せすぎず、後輪で縁石をこすらない。
- 車線を変える前にミラーと目の両方で後ろを見る。
- 方向変換と縦列駐車で何度も切り返さない。
- 坂道で後ろに下がらずに発進する。
4tは運転席から後輪までが2tより長く、曲がるときの内側のずれも大きくなります。角では車の頭を一歩先まで出してからハンドルを切るのが基本です。
教習所でも、方向変換と縦列駐車でつまずいて延長になる人が多い課題です。路上練習のうち1日は、広い場所で後ろに下がる練習に使いましょう。
落ちた理由はその場で聞いておく
試験のあとに、試験官から減点のところを教えてもらえることが多いです。次の予約までに、そこだけを練習でくり返します。
減点の場所を書きとめておくと、2回目の準備がぐっと楽になります。
試験の日の流れ
当日は受付のあと、試験官の説明を聞いてから順番に走ります。走る道は決まった数通りの中から当日に知らされることが多いです。
ほかの人が走るあいだは待つので、半日ほどは試験場にいる見込みで来ます。走る前に車のまわりを一周して見るところから見られているので、乗りこむ前の動きも省きません。
4tならではの気をつけどころ
4tは荷台が高く、後ろの見えない場所が普通車よりずっと広い車です。左のミラーの下にも見えないところがあるので、左に寄るときは首を回して確かめます。
ブレーキは早めにやわらかくかけます。荷台に何も積んでいない4tは後ろが軽く、強く踏むと車体がはねるように止まるからです。
ギアは発進の2速と坂道で迷いやすいところです。MTの4tに慣れていない人は、練習の5日のうち2日をギアと坂道に使いましょう。
中型の一発試験でつまずくのは路上練習の5日
本免許を受ける日の前3か月以内に、中型トラックで公道を5日以上走る練習が要ります。茨城県警の案内では、教習所の路上教習もこの5日に入ります。
練習した日は路上練習申告書に書いて、技能試験の日に出します。4tと横に乗る人の両方を自分で用意するので、ここで止まる人が多いです。
- 練習する車を運転できる第一種免許を3年以上持つ人。
- または、その車を運転できる第二種免許を持つ人。
- 免停の最中の人は横の席に座れない。
第一種免許は、自分で運転するための免許のことです。中型トラックで練習するなら、横の人も中型以上を3年以上持っている必要があります。
練習の車には、仮免許で練習中だとわかる標識をつけます。会社の4tと先輩の力を借りられる人ほど、一発試験の安さが生きます。
練習の車を借りるときに聞くこと
レンタカーの4tは数が少なく、仮免許の練習に貸してくれる店も限られます。借りる前に、仮免許での練習に使うことを伝えておきます。
会社の車なら、保険が練習中の事故に使えるかを聞きます。ぶつけたときにだれが払うかは、走り出す前に決めておきましょう。
中型の一発試験と教習所の差は17万円ほど
1回ずつで受かれば、教習所の普通MTからの料金より17万円ほど安くなります。落ちたときにまた払う額は、仮免許で1回4,700円と本免許で1回6,900円です。
一発試験と教習所の費用の比べ(教習所は埼玉とだ・拝島の料金表・2026年10月23日に確認)
| 取り方 | 1回で受かったとき | 落ちたときの追加 |
|---|---|---|
| 一発試験(東京) | 39,200円 | 仮免4,700円・本免6,900円 |
| 教習所(普通MTから) | 217,800〜234,850円 | 検定のやり直し5,500〜7,700円 |
| 教習所(普通ATから) | 248,600〜256,850円 | 延長1時限5,500〜7,700円 |
安い方の教習所(217,800円)と比べても、差は178,600円です。本免許に5回落ちても足されるのは34,500円なので、試験場に払う額だけなら差はあまり縮みません。
教習所の普通ATからの料金が高いのは、MTの操作を覚えるぶん技能の時限が4つふえるからです。
練習の車を借りるお金と休んだ日の給料は、この表に入っていません。落ちるたびに平日を1日使うことまで入れて比べてください。
関連記事教習所で中型を取るときの時限と料金を見る→会社が費用を出してくれるなら教習所
運送会社には、入社した人の免許の費用を出すところがあります。費用を出してもらえるなら、一発試験で安くする理由はほとんど残りません。
教育訓練給付金の対象の講座なら、自分で払った額の一部が戻ります。応募の前に免許の支援があるかを面接で聞くのが先です。
関連記事免許の費用に使える給付金と会社の支援→練習まで頼むと差は縮む
試験場の近くには、一発試験を受ける人に4tと指導の人を貸す練習場もあります。5日の練習を頼むと、そのぶん教習所との差は小さくなります。
練習場の料金はそこごとにちがうので、申しこむ前に5日ぶんの額を聞いて表の39,200円に足します。足した額がまだ教習所より安いかで決めると、あとで迷いません。
中型の一発試験が向く人と教習所が向く人
一発試験が向くのは、4tをすでに運転したことがあり、練習の当てもある人です。初めて4tに乗る人は、教習所のほうが早く終わることが多いです。
- 免許が切れてしまい、前は4tに乗っていた人。
- 会社の4tで、中型を長く持つ先輩が横に乗ってくれる人。
- 平日に何回か休みを取れる人。
- 4tを運転したことがない人。
- 練習の車も横に乗る人も見つからない人。
- 入社日など決まった日までに免許が要る人。
仕事で4tに乗った人でも、試験の走り方は仕事の運転とちがいます。ふだんのくせを試験向きに直す時間が要ると考えておきましょう。
中型を持つ経験者は76人 のうち27人
2回目の調査で免許を答えた76人のうち、中型を持つ人は27人でした。そのうち18人が40代以上です。
40代以上が多いのは、2007年6月1日までの普通免許で中型(8t限定)を持つ人が入るからです。中型を持っていても、乗っていた車は4tだけではありません。
中型を持つ27人が乗っていた車
2tの人がいちばん多く、4tより少し上でした。中型があると2tも4tも選べるので、求人の幅が広がります。
4tに乗っていた11人のきつさと後悔
ここからは中型を持つかどうかに関係なく、76人のうち4tに乗っていた11人を見ます。上のグラフの4tの9人に、免許の欄で中型を選ばなかった2人が加わった数です。
その11人のうち仕事がきつかったと答えた人は4人でした。後悔があると答えた人も4人でした。
人数が少ないので目安ですが、4tだから特別につらいという数字ではありません。きつさは車の大きさより、走る時間と荷物の扱いで変わります。
関連記事4tに乗った経験者のきつさと後悔を見る→中型を取ったあとの4tの月収は26万円前後
4tに乗っていた正社員は6人で、月の額を金額で書いた5人の中央値は26.0万円でした。中央値は5人を額の順に並べたとき、3番目に来る人の額です。
正社員の月収の中央値(金額で答えた人)
2tの正社員12人は28.5万円で、4tより高く出ました。2tには長い時間のルート配送の人が多く、4tの人数も少ないためです。
額面で書いた人と手取りで書いた人がいます。5人の数字なので、あくまで目安として見てください。
中型の価値は、月の額よりも応募できる車の幅が広がることにあります。
関連記事4tドライバーの月収をくわしく見る→よくある質問
中型免許は教習所に通わずに取れますか?
取れます。仮免許に受かって路上練習を5日以上したあと、試験場で本免許の技能試験を受けます。合格後の取得時講習を終えると免許証がもらえます。
中型の一発試験の費用はいくらですか?
東京で1回ずつ受かれば39,200円です。仮免許5,800円と本免許9,250円と取得時講習24,150円の合計です(2026年10月31日に確認)。
中型の一発試験は何歳から受けられますか?
20歳以上で、普通免許などを2年以上持っていることが条件です。決まった教習を終えた人は19歳で免許歴1年から受けられます。
中型の試験に落ちると追加でいくら払いますか?
仮免許なら受験と試験車で4,700円です。本免許なら6,900円で、受け直すたびにかかります。
中型の仮免許に学科試験はありますか?
警視庁の大型・中型の仮免許は学科試験がありません。一種免許を持つ人は本免許の学科も免除されます。
中型の路上練習で助手席に座れるのはだれですか?
中型トラックを運転できる第一種免許を3年以上持つ人などです。免許停止中の人は乗れません。
2007年より前に普通免許を取った人も受けますか?
2007年6月1日までに取った人は中型(8t限定)を持っているので、受けるのは8t限定を外す審査です。
準中型を持っていると講習は安くなりますか?
茨城県警の案内では、準中型か普通二種を持つ一般の受験者は講習なしでその日に免許証が出ます。
一発試験と教習所はどちらがいいですか?
4tに乗った経験と練習の当てがあるなら一発試験が安くすみます。初めて4tに乗る人や日程が決まっている人は教習所が確実です。
中型を取ったあと4tの給料はどれくらいですか?
4tに乗っていた正社員で金額を書いた5人の中央値は26.0万円でした。人数が少ないので目安です。
中型の一発試験は4tの経験と練習の当てがある人向け
試験場で中型を取れば、教習所より17万円ほど安くなります。そのかわり20歳と免許歴2年の条件があり、4tと横に乗る人を自分で用意します。
- 東京で1回ずつ受かったときの総額は39,200円。
- 受けられるのは20歳以上で免許歴2年から(特例教習で19歳・1年)。
- 2007年6月1日までの普通免許なら8t限定の解除を受ける。
- 本免許の前3か月以内に5日以上の路上練習が要る。
- 受け直しは仮免が4,700円で本免が6,900円、そのつど平日を1日使う。
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