ドライバーは雨の日がつらい?経験者130人中18人が書いた濡れる配達と台風の本音
雨の日の配達は、カッパを着ても体が濡れ、荷物を濡らさないよう気を張ります。晴れの日と同じ件数を回るのがつらいと感じる人は少なくありません。
ドライバー経験者130人の声を読むと、雨や天候のつらさを書いた人は18人でした。多かったのは食品配送や宅配など車を降りて運ぶ仕事です。
雨のつらさは運転より、車の外で濡れながら運ぶ時間で決まります。ただ雨がつらいと書いた人の後悔が、ほかの人より多いわけではありませんでした。
- 雨の日がつらいと書いた人の数
- 雨の日に何がつらいのか
- 台風の日も休めない仕事
- 雨の声が多い職種と働き方
- 雨がつらい人の後悔
- 雨に強い職場の選び方
目次
雨の日がつらいと書いたドライバーは130人中18人
雨や天候のつらさを書いた人は、経験者130人のうち18人(14%)でした。雨や台風の体験を書いた人が12人、天気に左右される大変さを書いた人が6人です。
書かなかった人が雨を平気だったとは限りません。毎日のことなので、わざわざ書かなかった人もいるはずです。
「天気が悪い日はカッパなどを着て働くのが大変でした。」
この人は宅配のパートを1〜3年続けた女性です。雨の日の大変さは、一番きつかったことより「働く前と違ったこと」に出てきます。
18人のうち9人は経験5年以上でした。長く続けた人も、雨の日の大変さを忘れずに書いています。
この記事に出る仕事の名前も先に整理しておきます。宅配は家を1軒ずつ回る配送で、ルート配送は決まった店や会社を毎日回る配送です。
軽貨物は軽バンで運ぶ配送のことです。業務委託は会社に雇われず、個人で配送を請け負う働き方を指します。
雨の日のつらさは車の外で濡れること
雨の体験を書いた12人のうち6人は、車の外で濡れることや荷物を濡らさない手間を書いていました。運転席にいる時間より、降りて運ぶ時間がつらいのです。
「雨の日は濡れながら配達することもあり苦労しました。」
この人はルート配送のパートを5年以上続けた女性です。お米や飲料ケースのような重い商品を、階段で運ぶこともあったと書いていました。
荷物を濡らさない手間が増える
4tトラックでルート配送をした人は、雨の日は荷台のシートをかけたり外したりする手間が増えたと書いていました。商品を濡らさないよう気を配るぶん、1件ごとの時間が延びます。
4tトラックは普通免許では運転できない車です。普通免許の人が乗る軽バンでも、荷物を濡らさない手間は同じようにかかります。
濡れるのは自分だけでなく荷物もなので、雨の日は二重に気を使います。段ボールが濡れて破れると、届け先への説明も必要になります。
雨と重い荷物が重なると一気にきつい
雨の日に団地の階段で重い荷物を運んだことを、一番きつかったと書いた宅配の人もいます。雨と重い荷物と階段の3つが重なる日が、配送でいちばんつらい日です。
「天気が悪い日や荷物が多い日は車の乗り降りだけでも地味に体力を使いました。」
手積みは、荷物を手で1個ずつ積み下ろしする作業のことです。雨の日の手積みは、荷物と体の両方が濡れます。
この人は軽貨物の業務委託でした。乗り降りのたびに雨に当たり、体力も気力も少しずつ削られていきます。
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台風の日の仕事を書いた人は5人いました。届け先が止められない荷物を運ぶ仕事は、台風でも走ります。
「台風の時も出勤しなければならないといけないのがきつかったです。」
この人は燃料のタンクローリーに乗っていた女性です。病院や工場の燃料を止められないため、どんな天気でも出勤だったと書いていました。
「台風での配達や雪の配達は地獄でした。」
この人は食品配送の正社員を5年以上続けた人です。それでも後悔は「あまりない」と答え、慣れると天職だと書いていました。
台風で帰れなくなることもある
遠くまで走る仕事では、台風で道が止まると帰れなくなります。観光バスの運転手だった人はこう書いていました。
「1泊2日が2泊3日になった。」
家に予定がある人ほど、この足止めはこたえます。台風の日の出勤や運休の決まりは、入る前に聞いておきたいところです。
台風の話を書いた5人は、燃料・食品・ルート配送・長距離のトラック・観光バスと仕事がばらばらでした。台風の日に休めるかは職種より、運ぶものと会社の決まりで変わります。
子どもの送り迎えがある人は、台風の日に学校が休みになることもあります。出勤を止める基準がある会社なら、家の予定も立てやすくなります。
雨の日の運転は滑る怖さと時間の焦りが重なる
雨の日の運転で怖いのは滑りやすい道と見えにくさです。そこに時間どおりに届けたい焦りが重なります。
食品配送のパートの人は、雨の日に事故を起こしたことを一番きつかったと書いていました。相手を巻き込まない事故でしたが、自分がけがをしたそうです。雨の日は晴れの日と同じ速さで回ろうとしないことが、いちばんの事故よけです。
「副業でドライバーをしていたとき、雨の日の夕方に配達が集中したことが一番きつかったです。」
雨の日は家にいる人が増え、夕方の時間指定に荷物が寄ることがあります。視界の悪い夕方に件数が集まるのが、雨の日の配達の怖さです。
- 雨の日はいつもより車間を空け、早めにブレーキを踏む
- 夕方は暗くなる前にライトをつけ、自分の車を見せる
- 遅れそうなときは急がず、会社に早めに連絡する
普通免許で乗れる軽バンでも、雨の日はブレーキが効きはじめるまでの距離が延びます。荷物を積んで重くなった車ならなおさらです。
トラックで長い距離を走る人は、雨の峠道で車が滑る感じがして怖かったと書いていました。運転に慣れた人でも、雨の下り坂は気を抜けません。
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職種別では食品配送の13人中4人が雨や天候のつらさを書いていました。宅配は21人中4人です。
職種別「雨や天候がつらい」 と書いた人の割合
人数は軽貨物9人中2人・ルート配送31人中4人・トラック30人中3人でした。どの職種も数人ずつなので、順位は目安です。
グラフにないのはその他の職種12人・送迎9人・タクシー5人です。その他の職種では1人が台風の話を書いていました。
1日に何度も車を降りる仕事ほど、雨の声が多くなります。送迎やタクシーは人を乗せる仕事で、雨の中を歩いて運ぶ場面が少なめです。
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働き方別ではパートの33人中8人が雨や天候のつらさを書いていました。正社員は68人中8人です。
働き方別「雨や天候がつらい」 と書いた人の割合
業務委託は12人中2人でした。パートは家や店を回る配送が多く、雨の中を歩いて運ぶ時間が長くなりがちです。
男女では女性42人中10人(24%)・男性88人中8人(9%)です。女性は配送のパートが多いので、雨の話が出やすくなっています。
女性だから雨に弱いという話ではありません。車を降りる回数の多い仕事に就いた人が多い、と見るのが自然です。
「天気にも左右されるため、体力が消耗されて大変だった。」
この人は軽バンで宅配をしていた女性のパートで、1日12時間ほどの勤務でした。長い時間と天気が重なると、体力の減り方が大きく変わります。
雨の声は短い時間の人にも長い時間の人にもある
18人のうち1日10時間以上の人は7人(39%)でした。経験者全員では130人中46人(35%)で、ほぼ同じです。
雨や天候がつらい18人の1日の勤務時間
6〜8時間と10〜12時間が5人ずつで、日によって大きく違った人が2人います。短い時間のパートから長い時間の正社員まで、雨の声は広く出ていました。
外にいる時間が長いほど、雨に当たる回数も増えます。雨の日に長い勤務が重なると、帰るころには体が冷えきってしまいます。
短い時間のパートでも、雨の日は件数が同じなら1件ごとの時間が延びます。その日のうちに終わらせようと急ぐほど、濡れたまま次の配達先へ向かうことになります。
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雨や天候がつらいと書いた18人で、仕事がきつかったと答えた人は9人(50%)でした。ほかの112人は44%です。
仕事が「きつかった」と答えた割合
きつかった人は「かなりきつかった」「ややきつかった」と答えた人です。18人なので、1人ちがうだけで割合が6%ほど動きます。
ドライバーになった「後悔あり」の割合
後悔の答えは「ある」から「ない」までの5つで、上の2つを後悔ありと数えます。18人の内わけは、ある3人・少しある4人・どちらともいえない3人・あまりない4人・ない4人でした。
後悔ありは7人(39%)で、ほかの人の47%と比べて多くはありません。18人と少ないので差は目安ですが、雨の日がつらいことで後悔が増えたようすは見えません。
「もちろん重い荷物の配達や天候による大変さはありましたが、人と接することが好きだったので楽しく続けることができました。」
この人は子育てと両立できる時間帯で働けたことを、後悔がない理由に挙げていました。雨の日のつらさより、働く時間が生活に合うかのほうが大きかったのです。

雨がつらかった人の口コミからわかること
雨や天候がつらいと書いた18人が、求人を選ぶときに確かめてほしいと書いたことを見てみます。
声の中心は給料・経費と長い拘束時間・休めない。どちらも会社しだいで大きく変わります。
経験者の声から学べること
- 固定給か歩合か、経費はだれが払うかを確かめる
- 面接で1日の拘束時間と休憩の取り方を数字で聞く
- 運行の組み方と、仮眠や休憩が取れるかを聞く
雨そのものは避けられません。それでも件数と勤務時間に無理がなければ、雨の日も落ち着いて回れます。雨のつらさを大きくするのは、天気より詰めこまれた件数です。
経験者がやっていた雨の日の乗り切り方
雨の日を乗り切る工夫は、濡れない準備と急がない段取りの2つです。明日の雨の日から使える形にすると、次のようになります。
- カッパと長靴は車に置いておき、着替えのタオルも1枚入れる
- 荷物はビニール袋や防水のカバーで包んでから運ぶ
- 雨の日は出発を少し早め、渋滞のぶん時間をみておく
- 階段の多い配達先は、濡れにくい順番に組みかえる
- メガネの人は曇り止めを使い、車に戻ったら拭く
「実際働くと時間に追われ天候の影響も受けます。」
この人は食品宅配を5年以上続けた女性です。時間に追われる仕事だからこそ、雨の日は余裕を先に作っておくと楽になります。
雨の日は家にいる人が多く、不在で持ち戻る荷物が減ることもあります。再配達が減るぶん、件数が回りやすい日と考えると気持ちが軽くなります。
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雨に強い職場を選ぶなら、車を降りる回数と運ぶ荷物の重さを確かめます。18人が求人で確かめてと書いたことも参考になります。
雨や天候がつらい18人 が「確かめて」と書いたこと
人数は給料や経費9人・残業や勤務時間8人・事故のときの補償6人・荷物の重さや手積み4人です。1人が2つ以上書いたので、足すと18人をこえます。
手積みの多い仕事は、雨の日に荷物を外で扱う時間も長くなります。雨の日の事故が気になる人は、補償の決まりまで聞いておくと安心です。
「あとは事故時には保険対応しているかも確認すべきだと思います。」
「力に自信がない方は手積み手降ろしは確認した方が良いと思います。」
雨の日が心配な人が面接で聞くこと
雨の日も件数は同じですか。遅れそうなときはどう連絡すればいいですか。
台風や大雪の日は、出勤や配達を止める決まりがありますか。
1日に運ぶ荷物の重さと、階段で運ぶ配達先の数はどれくらいですか。
雨の日に事故を起こした場合、修理代や保険はどこまで会社が持ちますか。
雨の日の配達に向いている人・向いていない人
雨がつらいだけなら、向いていないとは言えません。雨の日を「そういう日」と割り切れるかどうかで、続けやすさが変わります。
- 濡れても着替えれば切りかえられる
- 雨の日は件数より安全を先にできる
- 外で体を動かすのが苦にならない
- 濡れたまま働くのがどうしても苦手
- 雨で遅れると焦って運転が荒くなる
- 台風の日も休めない仕事は避けたい
雨が苦手な人は、企業向けのルート配送のように納品先の屋根の下で荷物を下ろせる仕事を選ぶと楽になります。トラックの長距離も、運転している時間は雨に当たりません。
「辞めてから、楽しい仕事だったと気づいた。」
台風で帰れなくなった観光バスの人も、後悔は「ない」と答えていました。雨や台風の大変さは、仕事の楽しさを消すほどではなかった人たちです。
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ドライバーはみんな雨の日がつらいですか?
経験者130人のうち、雨や天候のつらさを書いた人は18人(14%)でした。書かなかった人も、雨の日の手間はあると考えておくと安心です。
雨の日がいちばんつらいドライバーの仕事は何ですか?
車を降りて運ぶ回数の多い仕事です。食品配送は13人中4人、宅配は21人中4人が雨や天候のつらさを書いていました。
台風の日もドライバーは働きますか?
会社によって変わります。病院や工場の燃料のように止められない荷物を運ぶ仕事では、台風でも出勤だったという声がありました。
雨の日の配達で荷物が濡れたらどうなりますか?
届け先への説明や交換が必要になることがあります。ビニール袋や防水のカバーで包んでから運ぶと防げます。
雨の日がつらいと仕事を辞めたくなりますか?
雨や天候がつらいと書いた18人の後悔ありは7人(39%)でした。ほかの人の47%と比べて多くはありません。人数が少ないので目安です。
雨の日がつらい配送の仕事で月収はどれくらいですか?
宅配・軽貨物・ルート配送・食品配送で金額を答えた正社員の月収の中央値は26.0万円でした(17人)。パートは10.0万円(14人)で、1日の勤務が短い人が多いぶん低く出ます。中央値は金額を順に並べたまんなかの値で、手取りと額面が混ざっています。
女性でも雨の日の配達は大丈夫ですか?
女性42人のうち雨や天候のつらさを書いた人は10人でした。ルート配送を5年以上続けた女性もいて、後悔がない人もいます。
雨が苦手な人に向いているドライバーの仕事はありますか?
納品先で屋根の下に車をつけられる企業向けのルート配送です。運転している時間が長いトラックも、雨に当たる時間は短めです。
ドライバーの雨の日のつらさは車を降りる回数で決まる
- 雨や天候のつらさを書いた人は130人中18人
- 雨の体験を書いた12人中6人は、車の外で濡れることや荷物の手間を書いた
- 台風の日も休めない仕事や、台風で帰れなくなった声もあった
- 食品配送と宅配、パートの人に雨の声が多い
- 雨や天候がつらい人の後悔ありは39%で、ほかの人より多くはない
雨のつらさは、車を降りる回数と件数の詰まり方で大きく変わります。雨が苦手なら、屋根の下で荷物を下ろせる仕事から探してみましょう。
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