運行管理者の基礎講習は3日で8,900円から!オンラインの受け方と受けた後
運行管理者の基礎講習は、3日間で合わせて16時間の講習です。ナスバ(自動車事故対策機構)の手数料は8,900円です。
受け終わると運行管理者試験を受ける資格が手に入ります。同じ日から運行管理補助者にもなれます。
会場に通うほか、オンラインで受けられる機関もあります。
実務1年を待たずに運行管理者試験へ進みたい人は、基礎講習がいちばん早い入口です。
講習を受けるのに運転の経験や免許の種類は問われません。ドライバー未経験の人やAT限定の人でも受けられます。
- 基礎講習の日数と費用
- オンラインで受ける方法
- 受けたあとにできること
- 一般講習とのちがい
- 講習代を会社が出すか
- 受けどきと向いている人
- 緑ナンバーは、お金をもらって荷物や人を運ぶ会社の車につくナンバー
- 運行管理者は、緑ナンバーの営業所でドライバーの点呼や運行の組み方に責任を持つ人
- 点呼は、出発前と帰ったあとに体調や酒気を確かめる短い面談
- 補助者は、運行管理者の手伝いとして点呼の一部を受け持つ人
講習はドライバーとして働いている人が、次の仕事を考えるときに受けることが多いものです。これから運転の仕事を始める人は、先に配送バイトの記事を読むと話がつながります。
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運行管理者の基礎講習は3日16時間 で8,900円から
基礎講習は3日間で16時間です。手数料はナスバで8,900円、ほかの機関でも9,000円前後から受けられます。
基礎講習の日数と手数料(各講習機関の案内・2026年11月6日に確認)
| 講習機関 | 日数と時間 | 手数料(税込) | オンライン |
|---|---|---|---|
| ナスバ | 3日・16時間 | 8,900円 | 会場で受ける |
| ワイ・スタッフ・サプライ | 3日・10時から16時45分 | 8,900円 | オンラインも可 |
| 京成ドライビングスクール | 3日・16時間 | 9,500円 | 会場で受ける |
機関によってはテキスト代を含めて1万円をこえるところもあります。どこで受けても修了の効き目は同じなので、通いやすさと日程で選んでかまいません。
国が認めた講習機関の一覧は国土交通省のページに載っています。一覧にない会社の講習では受験資格にならないので、申し込む前に名前を見ておきます。
3日間で学ぶこと
- 運送の仕事にかかわる法律の決まり
- 点呼のやり方とアルコール検知器の使い方
- 運転時間と休みの決まり
- 事故を防ぐためのドライバーへの指導
- 事故が起きたときの報告と記録
講習の中身は試験の出題範囲と重なります。3日間のテキストは、そのまま試験の勉強に使えます。
運行管理者の基礎講習はオンラインでも受けられる
基礎講習は、国の認可を受けたオンラインの形で受けられる機関があります。ワイ・スタッフ・サプライのオンライン講習は、会場の講習と同じ扱いです。
オンラインの講習は、修了した日に受講の証明が出ます。仕事の合間に会場へ3日通うのが難しい人には、オンラインがいちばん受けやすい形です。
- カメラ付きのパソコンかスマホと、切れにくい通信が要る
- 講習中に席を外すと受けたことにならない機関がある
- 運転中や仕事中に受けることはできない
オンライン講習の3日間の流れ
ワイ・スタッフ・サプライの講習は、3日とも朝10時に始まり夕方16時45分に終わります。昼休みをはさんで、法令と点呼の話を順に聞く形です。
- 前の日までに通信とカメラの動きを試す
- 当日は始まる前に入室して本人の確認を受ける
- 3日間の講義を最後まで受ける
- 終わった日に受講の証明を受け取る
家から受けられても、3日間は仕事の日と同じく時間を空けておく必要があります。家族に講習の時間を先に伝えておくと、途中で呼ばれずにすみます。
会場で受けるなら、ナスバの支所や各県のトラック協会と教習所が開く講習があります。住んでいる県の名前と「基礎講習」で探すと近い会場が見つかります。
基礎講習を受けると運行管理者試験の受験資格になる
運行管理者試験は、ふつう運行管理の実務1年以上がないと受けられません。基礎講習を修了すると、この1年の代わりになります。
運行管理者試験を受ける2つの道(ナスバの案内で確認)
| 受験資格の満たし方 | かかる時間 | 向く人 |
|---|---|---|
| 基礎講習を修了する | 3日 | 早く試験を受けたい人 |
| 補助者で点呼などを1年 | 1年以上 | 現場を覚えてから受けたい人 |
基礎講習を受ければ、次の試験からすぐ受けられます。試験は年2回なので、受けたい回の申し込みに間に合うよう講習の日を決めます。
修了証は試験の申し込みで使うので、なくさずに取っておきます。受験の申し込みのあとに講習を終える予定でも、期限までに修了すれば認められる場合があります。
講習のあとの試験は年2回で受験料6,660円
運行管理者試験は、8月ごろと3月ごろの年2回あります。受験料は6,660円で、パソコンで答えるCBTの形です。
CBTは、決まった会場のパソコンで問題を解く試験の受け方です。講習のテキストを読み直し、過去の問題を解いてから試験に向かうと迷いが減ります。
ナスバの講習を受けて試験に1回で受かれば、講習8,900円と受験料6,660円で合わせて15,560円です。運転の大きい免許を取るより、ずっと少ない費用で次の資格に届きます。
関連記事運行管理者試験の日程と合格率と勉強の仕方→関連記事公式の過去問2年分で出る形をつかむ→講習を終えた日から補助者になれる
基礎講習を終えた人は、会社に運行管理補助者として選んでもらえます。補助者は点呼の一部を受け持てる立場です。
試験に受かる前から点呼の現場に立てるので、講習で学んだことをすぐ仕事で試せます。
関連記事補助者にできる仕事と点呼の決まり→基礎講習と一般講習のちがいは受ける人と時間
基礎講習は、これから運行管理を学ぶ人のための講習です。一般講習は、運行管理者に選ばれた人が知識を新しくするための講習です。
運行管理者の講習3つ(国の決まりと講習機関の案内で確認)
| 講習 | 受ける人 | 時間 | いつ受けるか |
|---|---|---|---|
| 基礎講習 | これから学ぶ人・補助者になりたい人 | 3日・16時間 | 自分で決める |
| 一般講習 | 運行管理者に選ばれた人 | 1日・約5時間 | 2年度に1回 |
| 特別講習 | 大きな事故や処分があった営業所の運行管理者 | 機関の案内による | 国から知らされたとき |
最初に受けるのは基礎講習だけで、一般講習は運行管理者になってからの話です。一般講習の「2年度に1回」は、4月から翌年3月までを1年として2年に1回という意味です。
一般講習は1日で費用も基礎講習より軽い
一般講習の手数料は、講習機関の案内で3,000円から5,000円ほどが目安です。時間も1日で終わります。
運行管理者に選ばれた年度の次の年度からは、2年度ごとに受け続けます。受け忘れは会社の処分につながることがあるので、受けた年度を手帳に書いておきます。
補助者のうちに一般講習を受けておくこともできます。法令が変わったところを早く知れるので、点呼の場で迷いにくくなります。
講習代を会社が出すかは入社後の免許の例が目安
基礎講習の手数料は1万円前後なので、会社が出すことも多い費用です。会社の負担の考え方は、免許の費用の出方に近いものがあります。
第3回の調査に答えた59人のうち、入社してから免許を取った人は14人でした。そのうち会社が全額か一部を出した人は6人です。
入社してから取った免許の費用の出方(第3回の59人)
免許と講習は別の費用ですが、会社が人を育てるお金をどこまで出すかの目安にはなります。講習は免許よりずっと安いので、会社に頼みやすい費用です。
補助者が足りない営業所なら、会社から受けてほしいと頼まれることもあります。
自分で払うなら、講習代と3日分の休みをどう扱うかを先に上司と決めるのがおすすめです。休みの日に受けるか、出勤扱いで受けるかで手元に残るお金が変わります。
関連記事免許代を会社が出した経験者は何人か→基礎講習の受けどきは現場に慣れた3年目から
経験者130人のうち3年以上ドライバーを続けた人は57人で、そのうち5年以上は40人でした。
ドライバーを続けた年数(経験者130人)
このグラフからわかることいちばん多いのは5年以上(31%)です。
点呼でドライバーの顔色や答え方の変化に気づくには、自分が現場で走った経験が生きます。運転と荷物の流れがひととおりわかった頃が、講習を受けるのにちょうどよい時期です。
早い年数で受けても、講習の内容は役に立ちます。1年目でも、受験資格を先に取っておくと次の一歩を選びやすくなります。
続けた年数で後悔の割合はどう変わるか
ドライバーになったことを後悔しているかを、続けた年数ごとに並べました。後悔は「ある」と「少しある」を合わせた割合です。
1ヶ月未満は4人だけなので「参考」と付けています。1人ちがうだけで25%動く数字です。
続けた年数別の後悔あり(経験者130人)
年数が長くなっても、後悔がなくなるわけではありません。長く続けた人ほど、運転のほかの道を持っておくと気持ちが楽になります。
基礎講習は、その道を3日で1つ増やせる手段です。5年以上続けた人が受ければ、現場の経験と講習の知識が両方そろいます。
小さい会社ほど基礎講習を受けた人が頼られる
第3回の59人の勤め先は従業員50人までの会社が21人でいちばん多くなりました。300人以上の大手は13人です。
勤めた会社の大きさ(第3回の59人)
従業員50人までが36%で最多でした。
小さい会社では運行管理者が1人だけのことが多く、休みの日の点呼を回す人が足りません。講習を受けたドライバーは、そこで補助者として頼られます。
会社選びで管理の体制を見るべきだという声もありました。
「会社でドライバーの労働時間管理や健康管理にも真剣に取り組んでいる会社や運行記録計などを導入しているかを確認するべきです。」
基礎講習で学ぶのは、まさにこの労働時間と健康の管理です。受けた側に回ると、良い会社と悪い会社の見分けもつくようになります。
管理の仕事は運転とちがうつらさもある
基礎講習は管理の仕事への入口です。ただし管理の側に回ると、運転とは別のつらさがあります。
「ドライバーで入社したのですが勤続年数の関係で班長から主任とドライバーと同時に管理職をやったのですが、管理職をやったのは本当に失敗でした。」
この人は班長から主任へ進み、言うことを聞かない人をまとめるのに疲れたそうです。管理の仕事は、人に言いにくいことを言う役目でもあります。
反対に、管理の道を早く手放して悔やむ声もありました。
「会社選びは転職せずに新卒のまま就職したところで働いていれば、管理職や本社での勤務もあった可能性を考えるとやめなければよかったと思います。」
講習は3日で受けられます。先に受けて補助者で試し、合わなければドライバーに戻る進み方もとれます。

経験者が入社後に感じたずれ
管理の仕事に興味がある人ほど、ドライバーとして感じたずれを覚えておくと点呼の場で生きます。
目立ったのは長い拘束時間・休めない。給料・経費がそれに続きます。求人を選ぶ段階で避けられるものばかりです。
求人を選ぶときに見ておくこと
- 面接で1日の拘束時間と休憩の取り方を数字で聞く
- 固定給か歩合か、経費はだれが払うかを確かめる
- 横乗り研修の期間と、相談できる人がいるかを聞く
自分がつらかったことは、点呼で後輩に聞く質問の種になります。
基礎講習は貨物と旅客で分かれるので仕事に合わせて選ぶ
基礎講習には、トラックの会社向けの貨物と、バスやタクシーの会社向けの旅客の2種類があります。受ける講習は、運行管理者試験で受けたい種類に合わせます。
基礎講習の2つの種類(各講習機関の案内・2026年11月6日に確認)
| 講習の種類 | 向く仕事 | つながる試験 |
|---|---|---|
| 貨物 | トラック・宅配・ルート配送の会社 | 運行管理者試験(貨物) |
| 旅客 | バス・タクシー・送迎の会社 | 運行管理者試験(旅客) |
トラックの会社で働くなら貨物を選びます。送迎の会社でも、緑ナンバーで人を乗せるなら旅客の側です。
申し込みの画面では、貨物と旅客の日程が別に並んでいることが多いです。申し込む前に講習名の「貨物」「旅客」を見て、取りちがえないようにします。
3日分の休みも費用に入れて考える
手数料は1万円前後でも、平日に3日休むとその分の稼ぎが減ります。日給や時給で働く人は、休んだ3日分の稼ぎがそのまま減ります。
出勤扱いで受けさせる会社なら、この差は出ません。講習代より休みの扱いのほうが手元のお金を大きく左右します。
オンラインの講習なら、会場までの交通費もかかりません。家から近い会場がない人は、オンラインで受けると移動の時間も減らせます。
運行管理者の基礎講習が向いている人
- ドライバーを続けながら次の仕事を考えたい人
- 点呼で後輩の体調に気づいてあげたい人
- 年2回の運行管理者試験を早く受けたい人
- 小さい会社で点呼の人手が足りていない人
- 運転だけを続けたいと決めている人
- 人に注意するのがどうしても苦手な人
- 3日の講習の時間をどうしても取れない人
向いていない側に当てはまっても、講習の中身は運転の安全に役立ちます。運転時間の決まりを知ると、会社の働かせ方がおかしいときに気づけます。
基礎講習は管理職になるための講習というより、運送の決まりを知るための3日間です。迷うなら、会社に出してもらえるときに受けておくと損がありません。
家の用事と両立したい人の受け方
子どもの送り迎えがある人は、日を分けて受けられる機関やオンラインの講習が合います。講習の時間は朝10時ごろから夕方までのところが多いです。
運行管理の仕事は、営業所の中で点呼や書類を受け持つ日勤の形もあります。運転の時間を減らしたい人にも、講習は次の働き方を選ぶ材料になります。
基礎講習の申し込みは予約ページから4ステップ
申し込みは講習機関の予約ページから行います。混む時期は試験の申し込み前なので、早めに日を押さえます。
- 国の一覧で講習機関を選ぶ
- 予約ページで日程と会場かオンラインかを選ぶ
- 手数料を払い受講の案内を受け取る
- 3日間受けて修了証をもらう
3日続けて休めないときは、日を分けて受けられる機関を探します。
会社に受けたいと伝えるときの言い方の例です。
会社に基礎講習を相談する例文
運行管理者の基礎講習を受けたいと考えています。3日間の講習で、手数料は9,000円前後です。会社で出してもらえるか相談させてください。
講習は3日続けて受ける形と日を分ける形があります。配送の少ない週に入れたいので、空いている日を教えてください。
- 国の一覧に載っている機関か
- 会場かオンラインか
- テキスト代が手数料に入っているか
- 修了証がいつ出るか
運行管理者の基礎講習でよくある質問
運行管理者の基礎講習はだれでも受けられますか?
受けられます。ドライバーの経験や運転免許の種類は問われません。
基礎講習に試験はありますか?
合否を決める試験はありません。3日間すべて受けると修了になります。
基礎講習の費用はいくらですか?
ナスバで8,900円です。ほかの機関は9,000円前後から1万円台までで、テキスト代の扱いで変わります。
オンラインで受けた基礎講習でも受験資格になりますか?
国の認可を受けたオンライン講習なら、会場の講習と同じく受験資格になります。
AT限定の普通免許でも基礎講習は受けられますか?
受けられます。講習を受ける条件に免許の種類は入っていません。
基礎講習を受けたあと試験に落ちたらどうなりますか?
講習の修了はそのまま残るので、次の回の試験をもう一度受けられます。講習を受け直す必要はありません。
基礎講習は何日で修了証が出ますか?
3日目の講習が終わったときに出す機関が多いです。オンライン講習でも、終わった日に受講の証明が出る機関があります。
基礎講習を受けたら給料は上がりますか?
講習だけで給料が決まることはありません。補助者や運行管理者に手当を出す会社もあるので、手当の有無を上司に聞いておくと先が見えます。
運行管理者の基礎講習は試験と補助者への近道
- 基礎講習は3日16時間で、ナスバの手数料は8,900円
- 国の認可を受けたオンライン講習でも受けられる
- 修了すると実務1年の代わりになり試験を受けられる
- 終えた日から運行管理補助者になれる
管理の仕事を考え始めたら、まず3日の基礎講習から始めるのがむだのない順番です。会社に費用を出してもらえるかを聞くところから動けます。
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