知人の紹介でドライバーに転職はあり?紹介で入った22人の後悔は36%
知人の紹介でドライバーに転職した22人のうち、後悔ありは36%でした。一般的な求人サイトで入った55人の47%より少なめです。
誘われてうれしい反面、断りにくさや条件の聞きにくさが気になる人も多いはずです。紹介で入った人の数字と声を、ほかの探し方と比べながら見ていきます。
- 探し方別の後悔の割合
- 紹介組はきつくても後悔が少ない
- 紹介で入った人の職種と働き方
- 人手が足りないと頼まれた人の声
- 知人だから言えなかったお金の話
- 紹介を受ける前に聞くこと
目次
- 知人の紹介で転職したドライバーの後悔は36%
- 紹介組はきつかった人が多いのに後悔は少ない
- 紹介で入った人は1年以上続いた人が9割
- 紹介で入った22人は女性と未経験が多い
- 紹介で入ったパートの6人は後悔ありが0人
- 紹介でうまくいった人は仕事の中身を先に聞いていた
- 人手が足りないと頼まれた人は割に合わなさを書いた
- 知人の会社だとお金の話が言いにくくなる
- 紹介組が入る前に確かめたかったこと
- 紹介でも会社選びで後悔した人はいる
- 知人の紹介を受ける前に聞くことは給料と時間
- 知人から紹介の話が来たときの進め方
- 知人の紹介でのドライバー転職が向いている人
- 紹介の話を断りたいときの伝え方
- 知人の紹介でのドライバー転職についてよくある質問
- 知人の紹介でのドライバー転職は条件を聞けばあり
知人の紹介で転職したドライバーの後悔は36%
紹介で入った22人の後悔ありは8人で36%です。ここでの後悔ありは5段階のうち「ある」と「少しある」を足した人数で、いま続けている人も入っています。
仕事の探し方別の後悔ありの割合
知人の紹介は、求人サイトやハローワークより後悔が少ない側に入ります。ハローワークで入った21人は67%で、いちばん高い数字でした。
直接応募は5人しかいないので、1人の答えで割合が20%も上下します。こちらは目安として見てください。
このあとは紹介の22人と、紹介以外の108人をまとめた「ほかの探し方」を比べます。ほかの探し方の後悔ありは48%で、求人サイトだけの47%とほぼ同じです。
紹介組はきつかった人が多いのに後悔は少ない
紹介で入った人は、仕事をきつかったと答えた人が55%いました。ほかの108人の43%より高いのに、後悔ありは36%対48%で紹介組の方が少なくなります。
きつかった人の割合(やや+かなり)
後悔ありの割合(ある+少しある)
きつさを知ったうえで入る人が多いと、仕事がつらくても「話が違う」とはなりにくいようです。紹介で入った軽貨物の人は、後悔が少ない理由をこう書いています。
「友人からの紹介もありそこまで何もわからない状態で入っていなかったため。」
紹介のよさは、中の人から仕事の重さを先に聞ける点にあります。裏を返すと、聞かずに入れば紹介でも求人サイトと変わりません。
後悔の5段階の内わけ
紹介の22人は「ない」3人・「あまりない」5人・「どちらともいえない」6人・「少しある」5人・「ある」3人です。強く後悔した「ある」は14%で、ほかの探し方の20%より少なくなっています。
紹介で入った人は1年以上続いた人が9割
紹介で入った22人のうち、1年以上働いた人は20人で91%でした。ほかの探し方では108人中70人で65%です。
ドライバーとして1年以上働いた人の割合
ほかの探し方では半年たたずに辞めた人が23人いました。紹介ではその期間で終わった人は1人だけで、旅館の送迎を短く手伝った人です。
この調査には辞めた人もいま続けている人も入っていて、働いた期間はそれぞれの答えです。そのうえで、最初の数か月で「思っていたのと違う」と辞める人は紹介では少なめです。
知っている人がいる職場は、慣れるまでの時期を越えやすいのかもしれません。
「一番後悔したのは、最初に無理な時間帯まで仕事を入れてしまったことです。」
知人の紹介でルート配送を始め、5年以上続けた女性の声です。続いた人でも、最初の詰めこみすぎは後悔として残っていました。
紹介で入った22人 は女性と未経験が多い
紹介で入った22人は、男女が11人ずつでした。向きを変えて調査の女性42人から見ると、11人(26%)が紹介で入っています。
完全未経験は、運転の仕事も配送に近い仕事もしたことがなかった人のこと。この人たちも紹介では73%でほかの探し方の56%より多めです。ひとりで求人を探すのが不安な人ほど、知人の誘いで一歩目をふんでいます。
紹介で入った22人の職種
職種はトラック6人・宅配5人・ルート配送4人・軽貨物3人・送迎2人・食品配送1人・その他1人です。働き方は正社員9人・パート6人・業務委託4人・契約社員2人・副業1人でした。
業務委託は会社に雇われず、1件いくらなどで仕事を受ける働き方のこと。紹介では4人で、ほかの探し方の108人中8人より割合が高めです。
関連記事未経験からドライバーを始めた人の後悔と月収はこちら→紹介で入ったパートの6人 は後悔ありが0人
紹介でパートとして入った6人は、後悔ありが0人でした。ほかの探し方のパート27人は9人で33%です。
働き方別の後悔ありの割合
正社員は紹介9人で44%、ほかの探し方59人で54%でした。正社員でもパートでも、紹介の方が後悔は少なめです。
ただ紹介の正社員は9人なので、1人の答えで割合が11%ほど動きます。差の大きさより、向きがそろっている点を見てください。
紹介のパート6人は送迎2人・宅配1人・トラック1人・ルート配送1人・軽貨物1人で、半分が1日6時間未満でした。6人と少ないので、短い時間で知人の職場を手伝う形なら後悔しにくいという目安として見てください。
業務委託は紹介で4人いて、後悔ありは2人でした。経費や自分の車の傷みを書いた人がいるので、委託で誘われたときはガソリン代をだれが払うかまで聞いておきましょう。
紹介でうまくいった人は仕事の中身を先に聞いていた
紹介でうまくいった人の声には、入る前に説明を受けていた話が出てきます。友人の紹介で軽貨物の正社員になった女性は、前の仕事と職種が違ったぶん不安もあったそうです。
「前職とは職種が違ったため不安もあったが仕事内容や、休日についても事前にしっかり説明をしてもらえたため、ドライバー職へ転職した。」
この人は5年以上続け、後悔は「あまりない」と答えています。紹介してくれた人に、仕事内容と休みの取り方を具体的に聞いていたのが大きいです。
「私は求人サイトは利用しておらず、友人からの誘いがきっかけでこの仕事を始めました。」
こちらは大型免許を持っていたトラックの正社員で、きつさは「かなり楽だった」と答えた人です。誘ってくれた友人と同じ会社なので、困ったときに聞ける相手がいました。
- 紹介してくれた人が同じ会社で働いている
- 仕事内容・休みの取り方を入る前に説明してもらえた
- きつさを聞いたうえで、自分でやると決めて入った
人手が足りないと頼まれた人は割に合わなさを書いた
紹介の22人のうち、人手が足りない・ドライバーが要ると頼まれて入った人が5人います。後悔ありは1人だけでしたが、3人が「どちらともいえない」と答えました。
「「人手が足りない」とか「すぐに人が辞めていく」と言っている理由はきっとそれだった。」
この人は知り合いに手伝ってほしいと言われ、市場の荷物を運ぶ軽貨物のパートを始めました。職場の人間関係が悪く、人が足りない理由は入ってから知ったそうです。
「知り合いからドライバー募集しても集まらないので頼まれました。」
送迎のパートだったこの人は、腰痛と最低賃金の給料に悩みました。それでも自分で決めた仕事だとして、後悔は「ない」と答えています。
後悔していなくても、人が集まらない職場には集まらない理由があることも多いです。
- 「人手が足りない」と言われたら、なぜ足りないのかを聞く
- すぐ辞める人が多いかどうかを、紹介してくれた人に聞く
- 頼まれた立場でも給料と時間は自分で確かめる
知人の会社だとお金の話が言いにくくなる
探し方を「その他」と答えた人の中にも、知り合いから頼まれて働いた人がいます。その人たちが後悔として書いたのは、知人だからお金や条件を言えなかったことでした。
「収入面について、知人だからという相手の甘えに乗ってしまったことを後悔しています。」
この人は知人のお店の送迎を格安で受け、深夜の仕事なのに稼げなかったと書いています。もう少し交渉すればよかった、とも振り返っていました。
「知り合いだからこそあまり文句も言えなかった。」
トラック会社の社長が知り合いだった人の声です。お金と時間の話は、仲がいいうちに書面で決めておく方が関係もこわれません。
このあと出てくる拘束時間は、休憩も含めて会社にしばられる時間のこと。固定給は毎月決まった額で、歩合は運んだ量で変わる給料です。
手積み・手降ろしは荷物を手で積み下ろしする作業です。カゴ台車は荷物を載せて押して運ぶ、車輪つきのかごのこと。

紹介組が入る前に確かめたかったこと
紹介で入った22人が、これから入る人に向けて「確かめた方がいい」と書いたことを読みました。紹介だから聞かなくていい、と書いた人はほとんどいません。
給料・経費の声がいちばん多く、次が長い拘束時間・休めないでした。面接で聞けば先に手を打てる内容です。
面接で確かめたいこと
- 固定給か歩合か、経費はだれが払うかを確かめる
- 面接で1日の拘束時間と休憩の取り方を数字で聞く
- 手積み・手降ろしがあるか、カゴ台車かを確かめる
紹介は入口が楽なだけで、条件の確かめ方は求人サイトから入るときと同じです。知人に聞きにくいことは、面接の場で会社の人に聞きましょう。
紹介でも会社選びで後悔した人はいる
紹介組で後悔ありの8人は、理由がばらばらでした。会社選び・職場の人間関係・夜勤の生活リズム・自分の車の傷みなど、紹介かどうかと関係のない理由が目立ちます。
「会社選びが失敗しました。」
ルート配送の契約社員として5年以上働いた人の声で、後悔は「ある」でした。紹介でも会社の雰囲気は自分の目で見て決める、というのがこの人の結論です。
- 面接で事務所の空気と人のあいさつを見る
- いつも求人が出ている会社なら辞める理由を聞く
- 紹介者の話と面接の話がそろっているか確かめる
知人の紹介を受ける前に聞くことは給料と時間
紹介を受ける前に聞くことは、給料の決まり方と1日の勤務時間です。紹介で入った人も、ここは必ず聞くよう書いています。
「私は紹介だったので特に気にしませんでしたが、やはり給料や賞与や昇給、休日や残業も必ず。」
宅配のパートを友人の誘いで始め、後悔は「ない」と答えた人の声です。自分は聞かずに入ったけれど、これからの人には給料・賞与・休み・残業を聞いてほしいと書いています。
「やはり労働時間や給料は細かく聞いてしっかり話した上で働いた方が良いです」
紹介を受けるときの聞き方の例
誘ってくれてありがとう。前向きに考えたいので1日何時から何時まで働いているか、休みは週に何日か教えてもらえる?
給料は固定給と歩合のどちらが多い?残業代は別に出るのか、手取りでどれくらいかも知りたい。
知人の紹介で応募しました。入社後の担当ルートと1日の配達件数、荷物の積み下ろしがあるかを教えていただけますか。
知人には聞きやすいことを、会社には数字で確かめることを聞く。役割を分けると、どちらにも気をつかわずに済みます。
関連記事求人票のどこを見る?給与と勤務時間の読み方はこちら→知人から紹介の話が来たときの進め方
話が来たら、返事をする前に4つの順番で確かめると迷いにくくなります。紹介者との関係を大事にしながら、条件は自分の目で見て決める流れです。
- 紹介してくれた人に、1日の流れと休みの取り方を聞く
- 同じ職種の求人を2〜3件見て、給料と時間の相場をつかむ
- 面接や見学で、事務所の雰囲気と担当する仕事を見る
- 給料・勤務時間・休日を書面でもらってから返事をする
2番目の相場を見る作業を飛ばすと、知人の会社の条件が良いのか悪いのかがわかりません。紹介を受けるときこそ、ほかの求人と並べて比べておくと安心です。
紹介で入った人の多くは、ほかの探し方の人より長く続いていました。比べたうえで選んだ会社なら、知人の顔を立てながら自分も納得して働けます。
- 話を聞いた日から1週間ほどで返事をする
- 条件を書面でもらうのは失礼ではない
- 迷ったら見学だけ先にお願いする
知人の紹介でのドライバー転職が向いている人
向いているのは、紹介者に気をつかいすぎず条件を聞ける人です。反対に、頼まれると断れない人は、入る前に自分の線を決めておく方が安全です。
- 紹介してくれた人が同じ職場で長く働いている
- 未経験で、仕事を教えてくれる人がほしい
- 給料や休みの話を自分から聞ける
- 短い時間のパートで、まず試してみたい
- 人手が足りないから来てほしいと急に頼まれた
- 給料や時間の話を知人に言い出せない
- 紹介者がその会社で働いていない
- 条件を書面でもらえないまま入社日が決まりそう
知人が中にいて条件を聞ける関係なら、紹介はドライバーを始める良い入口です。どちらかが欠けるなら、求人サイトで同じ職種を探すのと同じ慎重さで選びましょう。
紹介の話を断りたいときの伝え方
話を聞いて合わないと思ったら、早めに理由をそえて断るのがいちばん角が立ちません。入ってから辞める方が、紹介者の立場も悪くなります。
紹介を断るときの例文
せっかく声をかけてくれたのにごめん。今の生活だと朝の時間が合わなくて、今回は見送らせてほしい。また何かあったら相談させて。
誘ってくれてうれしかった。いろいろ比べて、ほかの会社で決めることにしたよ。話を聞かせてくれて本当に助かった。
- 返事は1週間以内を目安に早めにする
- 会社の悪口ではなく、自分の事情を理由にする
- 話を聞かせてくれたお礼を最後にそえる
知人の紹介でのドライバー転職についてよくある質問
知人の紹介で入ると辞めにくくなりますか?
気まずさはありますが、紹介で入った22人の後悔ありは36%で、求人サイトの47%より少なめです。辞めにくさが心配なら、入る前に条件を聞いておくのがいちばんの備えになります。
紹介で入ると給料は高くなりますか?
紹介だから高いという差は見えません。紹介で入った人のうち月収を金額で答えた9人の中央値は20.0万円で、ほかの探し方の63人は22.0万円でした。中央値は金額を低い順に並べてまんなかに来る人の額で、答えには手取りと額面(税金などを引く前の額)が混ざります。紹介の9人にはパートも入るので目安です。紹介かどうかに関係なく調査の正社員全体で見ると、68人中39人が金額で答え、中央値は26.0万円でした。
未経験でも紹介で入れますか?
入れます。紹介で入った22人のうち16人が完全未経験でした。仕事を教えてくれる人がいるかを紹介者に聞いておくと安心です。
女性でも知人の紹介でドライバーになっている人はいますか?
います。紹介の22人のうち11人が女性で、女性42人の26%は紹介で入っていました。送迎・ルート配送・宅配などで働いています。
人手が足りないと頼まれたら受けてもいいですか?
受けるなら、なぜ人が足りないのかと給料・時間を先に聞きましょう。頼まれて入った5人には、人間関係の悪さや最低賃金の給料を書いた人がいました。
紹介でも面接はありますか?
多くの会社では面接があります。紹介者に聞きにくい給料や残業の話は、面接で会社の人に聞くと角が立ちません。
知人の紹介でのドライバー転職は条件を聞けばあり
知人の紹介で入った22人は、きつかった人が多いのに後悔は36%と少なめでした。仕事の重さを先に聞いて入れることが、紹介のいちばんのよさです。
- 紹介で入った22人の後悔ありは36%で、求人サイトの47%より少ない
- きつかった人は55%と多めでも、先に聞いていた人は後悔しにくい
- 人手が足りないと頼まれたら、足りない理由を聞く
- 知人にはお金を言いにくいので、給料と時間は面接で数字で確かめる
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