準中型免許は何トンまで?車両総重量7.5t未満と2t・4tの境目
準中型免許で乗れるのは、車両総重量7.5t未満・最大積載量4.5t未満のトラックです。乗る人の数は10人までと決まっています。
いわゆる2tトラックはこの範囲に入ります。4tトラックは車ごとに分かれ、ふつうの4tには中型免許が要ります。
「何トンまで」は積める重さではなく、車両総重量で見るのが正しい読み方です。
- 準中型で乗れる重さと人数
- 2t・4tの呼び名との関係
- 取った日で変わる普通免許の範囲
- 5t限定の準中型
- 準中型を持つ経験者が乗っていた車
- 車の重さと月収
車両総重量は車と荷物と乗る人を足した重さです。最大積載量はその車に積める荷物の重さで、2t・4tという呼び名はこちらを指します。
- 2017年3月12日より後に取った普通免許は3.5t未満まで。
- 2007年6月2日から2017年3月11日までなら5t未満まで。
- 2007年6月1日までなら8t未満まで。

目次
準中型免許は何トンまで?車両総重量7.5t未満まで
準中型免許の範囲は、車両総重量3.5t以上7.5t未満・最大積載量2t以上4.5t未満です。乗車定員は10人以下で、この3つを全部満たす車に乗れます。
免許ごとに乗れる車の範囲(石川県警察の案内で2026年11月8日に確認)
| 免許 | 車両総重量 | 最大積載量 | 乗車定員 |
|---|---|---|---|
| 普通 | 3.5t未満 | 2t未満 | 10人以下 |
| 準中型 | 3.5t以上7.5t未満 | 2t以上4.5t未満 | 10人以下 |
| 中型 | 7.5t以上11t未満 | 4.5t以上6.5t未満 | 11人以上29人以下 |
| 大型 | 11t以上 | 6.5t以上 | 30人以上 |
下の段の免許は、上の段の車にも乗れます。準中型を持てば、普通免許の範囲の車もそのまま運転できます。
3つの条件のうち1つでもこえると、準中型では運転できません。
準中型と中型のちがい
中型は車両総重量11t未満・積載6.5t未満まで乗れます。準中型との差は、ふつうの4tに乗れるかどうかです。
準中型と中型のくらべ(石川県警察の案内で2026年11月8日に確認)
| くらべること | 準中型 | 中型 |
|---|---|---|
| 受けられる年齢 | 18歳から | 20歳から |
| 免許を持っていた年数 | なくてよい | 2年以上 |
| 車両総重量 | 7.5t未満 | 11t未満 |
| 多い車 | 2t | 4t |
20歳をこえて免許歴が2年ある人なら、中型を最初から選ぶこともできます。4tに乗る予定があるかで決めると、取り直しの手間がかかりません。
準中型は18歳から取れる
準中型の受験は18歳からで、普通免許を持っていなくても受けられます。中型は20歳以上で免許歴2年、大型は21歳以上で免許歴3年が要ります。
高校を出てすぐ2tの配送に就けるよう、2017年3月12日に作られた段です。若い人が最初に取るトラックの免許と考えるとわかりやすくなります。
準中型にもAT限定がある
準中型はAT限定でも取れます。AT限定の準中型なら、範囲はそのままでATの車だけに乗れます。
配送で使う2tはATの車がふえています。MTの車がある会社に入るなら、あとで限定を外す教習を受ける形になります。
準中型を取る費用の目安
AT限定の普通免許から準中型を取ると、教習所の費用は18万〜24万円ほどです(4校の料金表・2026年10月22日に確認)。
持っている免許やMTかATかで額は変わります。会社が費用を出してくれる求人もあるので、取る前に応募先を見ておくと負担を減らせます。
2t・4tは積める重さの呼び名で車両総重量とは別
2tトラックの「2t」は、だいたい積める荷物の重さを指します。車両総重量は車の重さも入るので、2tトラックなら5t前後になる車が多くあります。
免許の線は車両総重量で引かれています。求人の「2t」「4t」だけで決めず、車検証の車両総重量を見るのが確実です。
- 車検証の「車両総重量」の欄を見る。
- 同じ欄の「最大積載量」も見る。
- どちらか一方でも範囲をこえたら上の免許。
軽トラックと1tトラックは普通免許の範囲
軽トラックや軽バンは、積める荷物が350kgまでの小さな車です。どの時期の普通免許でも運転できます。
1tトラックは車両総重量が3t前後の車が多く、今の普通免許の3.5t未満におさまることがほとんどです。1tまでなら普通免許のままで配送の仕事に入れると考えてよい範囲です。
ただし1.5tクラスや装置付きの車は3.5tをこえることがあります。小さな車でも、はじめて乗る車は車検証を一度見ておくと安心です。
普通免許の2tには乗れないことがある
2017年3月12日より後に取った普通免許は、車両総重量3.5t未満までです。2tトラックの多くは3.5tをこえるので、今の普通免許では2tに乗れない人が多くいます。
軽バンやハイエースのような車なら3.5t未満におさまります。宅配や送迎の仕事は、普通免許のままでも始められます。
関連記事今の免許で始める配送バイトはきつい?経験者の声→同じ2tでも荷台の形で重さが変わる
冷凍車やクレーン付きの車は、荷台の装置のぶん車が重くなります。同じ2tの呼び名でも、車両総重量が大きくなりやすい車です。
箱の荷台やゲートの付いた車も同じです。呼び名が同じでも車ごとに数字を見ると、乗れるかどうかを取りちがえません。
4tトラックは準中型で乗れる車と乗れない車がある
ふつうの4tトラックは、荷物を積むと車両総重量が8t前後になります。7.5tをこえるので中型免許が要ります。
一方で、車両総重量を7.5t未満におさえた4tクラスの車もあります。このような車は積める量が4.5t未満になり、準中型でも運転できます。
4tの求人に応募するときは「準中型で乗れる車か」を面接で聞いておきましょう。
- 範囲をこえる車を運転すると無免許運転になる。
- 運転させた会社も罰を受ける。
- 知らなかったでは済まないので車検証で確かめる。
準中型で乗れる人数は10人まで
準中型の乗車定員は10人以下です。普通免許と同じで、11人以上が乗るマイクロバスには中型以上の免許が要ります。
お客さんを乗せてお金をもらう送迎なら、さらに二種免許が要ります。無料の送迎は一種の免許で運転できます。
- 10人乗りのワゴンなら普通免許でも乗れる。
- 11人以上は中型以上の免許。
- 運賃をもらうなら二種免許。
デイサービスや幼稚園の送迎で使うワゴンは、10人乗り以下の車が多くあります。送迎の仕事なら、準中型を取らなくても始められることがほとんどです。
関連記事二種免許とは?一種との違いと要る仕事→免許を取った日で普通免許の何トンまでが変わる
同じ「普通免許」でも、取った日で乗れる重さが3つに分かれます。免許証の左下にある取得日と、条件の欄で見分けます。
取った日で変わる普通免許の範囲(石川県警察の案内で2026年11月8日に確認)
| 普通免許を取った日 | 今の免許証の表示 | 車両総重量 | 最大積載量 |
|---|---|---|---|
| 2007年6月1日まで | 中型(8tに限る) | 8t未満 | 5t未満 |
| 2007年6月2日から2017年3月11日まで | 準中型(5tに限る) | 5t未満 | 3t未満 |
| 2017年3月12日から | 普通 | 3.5t未満 | 2t未満 |
2007年6月1日までに取った人は、4tの多くにそのまま乗れます。40代より上の人は、準中型を取らなくても足りることがあります。
答えた人の中にも、免許を「普通」とだけ答えて2tや4tに乗った人が5人いました。古い普通免許を持ち、5t限定や8t限定の範囲で乗っていた人と見られます。
免許証の条件の欄で段を見分ける
2007年6月1日までに取った人の免許証には「中型車は中型車(8t)に限る」と書かれています。2017年3月11日までの人は「準中型車は準中型車(5t)に限る」です。
どちらも書かれていなければ、今の普通免許か限定のない免許です。種類の欄に「中型」とあっても、条件の欄まで読まないと何トンまでかはわかりません。
若い人ほど普通免許で乗れる車が小さい
2017年3月12日より後に免許を取った人は、20代の多くが当てはまります。親の世代と同じ普通免許でも、乗れる車は3.5t未満までと小さくなっています。
家族や先輩から「普通免許で2tに乗れた」と聞いても、自分の免許も同じとは限りません。取った日で範囲がちがうことを先に知っておくと、応募のときに困りません。
準中型5t限定は車両総重量5t未満・積載3t未満まで
2007年6月2日から2017年3月11日までに普通免許を取った人は、準中型の5t限定です。乗れるのは車両総重量5t未満・最大積載量3t未満の車です。
2tトラックでも5tをこえる車があり、その車には乗れません。限定を外す教習はMTで4時限ほどなので、2tに乗る予定があるなら外しておくと安心です。
- 小さめの2tなら5t限定でも乗れる。
- 装置付きの2tは5tをこえやすい。
- 限定を外すと7.5t未満まで広がる。
免許証の条件の欄に「準中型車は準中型車(5t)に限る」と書かれていれば、この段です。5t限定の人は、乗る車の車両総重量が5tより下かを毎回見ておきましょう。
5t限定を外すまでの流れ
限定を外すには、教習所で技能の教習を受けてから審査を受けます。受かったら免許センターで免許証の条件を書き換えてもらいます。
学科の教習や試験はありません。仕事の休みの日を2〜3日使えば終わる人が多く、今の会社で働きながら外せるのが限定解除のよいところです。
関連記事5t限定解除の料金を4校で比べる→準中型を持つ経験者は2tと軽バンに乗った人が多い
ここからはドライバー経験者のアンケートで、持っている免許を答えた76人の数字です。そのうち、準中型を持つ人は18人でした。乗った車は2tと軽バンが多く、4tの人も2人います。
準中型を持つ人が乗っていた車(18人)
このグラフからわかること2tが28%で最多でした。
2tと4tに乗った人は合わせて7人です。準中型は2tの仕事に使う人がいちばん多い免許です。
4tの人には、準中型で乗れる7.5t未満の車の人と、別に中型も持つ人が混ざります。大型やトレーラーの人は、上の免許も持っている人です。
準中型を持つ人の働き方
準中型を持つ18人のうち、正社員は12人でした。残りは契約社員やパート・業務委託の人です。
女性も3人いて、乗った車はタクシー・乗用車・軽バンでした。人数は少ないものの、女性が2tの配送に使う例もある免許です。
- 免許は第2回と第3回で答えた人に聞いた設問です。
- 準中型と中型を両方持つ人も1人に数えています。
- 人数が少ない車は目安として見てください。
2tの正社員の月収は28.5万円で普通車より高い
金額で月収を答えた正社員で比べると、2tは12人で28.5万円でした。普通車は7人で19.0万円なので、9.5万円の差があります。
車ごとの正社員の月収(金額で答えた人の中央値)
中央値は金額を低い順に並べたときのまんなかの額です。4tは5人で26.0万円と、2tより低く出ました。
車ごとに1日10時間以上働いた人の割合も並べると、月収との関係が見えてきます。重い車ほど必ず高いわけではなく、働く時間で月収は動きます。
車ごとの1日10時間 以上の割合(正社員で金額を答えた人)
2tは12人中7人、4tは5人中3人が10時間以上でした。人数は少ないものの、月収が高い車ほど長い時間の人が多い傾向です。
パートで金額を答えた19人の月収の中央値は10.0万円でした。短い時間の配送や送迎なら、準中型がなくても働ける人がほとんどです。
4tに乗るなら中型の費用も見ておく
ふつうの4tに乗るには中型免許が要ります。普通MTから中型を取る費用は217,800〜234,850円ほどでした(2校の料金表・2026年10月23日に確認)。
準中型を取ってから中型に進むと、2回分の費用がかかります。4tに乗ると決めているなら最初から中型のほうが安くすみます。
関連記事中型免許の費用と4tに乗る経験者の声→- 月収は手取りと額面が混ざった答えです。額面なら手取りはおよそ8割。
- 車ごとの人数が少ないので目安として見てください。
- パートや業務委託は入れていません。
車の重さで「きつかった」の割合も変わる
仕事がきつかったと答えた人の割合を、車ごとに並べました。2tは14人、4tは11人、普通車は18人です。
車ごとの「きつかった」の割合
2tは荷物の積み下ろしが多い配送で使われることが多い車です。準中型を取る前に、手で積むかどうかを求人で確かめておきましょう。
2tが4tよりきつく出るわけ
きつかったと答えた人は、2tで14人中8人、4tで11人中4人でした。人数は少ないものの、大きい車のほうが楽に出ました。
2tは店や家を何件も回り、そのたびに荷物を下ろす仕事が多くなります。4tは決まった場所へまとめて運ぶ仕事が多いので、止まる回数の差が理由の1つと考えられます。
準中型を取って2tに乗るなら、1日に回る件数と積み方を応募の前に聞いておきましょう。同じ2tでも、パレットでまとめて下ろす仕事なら体の負担は小さくなります。
関連記事2tトラックはきつい?経験者の声を見る→自分の免許で何トンまで乗れるか確かめる順番
免許証と車検証の2つがあれば、何トンまで乗れるかはすぐにわかります。次の順に見ていきましょう。
- 免許証の「種類」の欄で準中型か中型かを見る
- 「条件」の欄に5tや8tの限定があるか見る
- 乗る車の車検証で車両総重量を見る
- 同じ車検証で最大積載量と乗車定員を見る
- どれか1つでもこえたら上の免許を考える
会社に車検証の数字を聞くのは、ふつうの確認なので遠慮はいりません。
- 準中型5t限定か準中型か。
- AT限定がついているか。
- 取った日が2017年3月12日より前か後か。
会社の車が免許の範囲をこえていたら
入ってから乗る車が範囲をこえているとわかったら、その車は運転しないで会社に伝えます。範囲内の車に替えてもらうか、上の免許を取るまで待つ形です。
会社が免許の費用を出す制度を持っていることもあります。言い出しにくくても、乗る前に伝えるのが自分と会社を守る近道です。
面接で車について聞くこと
求人に「2t」「4t」とだけあるときは、乗る車の数字を面接で聞くと安心です。聞き方の例を置いておきます。
面接でそのまま使える聞き方
乗る予定のトラックの車両総重量と最大積載量を教えていただけますか。
準中型免許を持っていますが、こちらの車はこの免許で運転できますか。
上の免許が必要になったとき、取る費用を出していただける制度はありますか。
よくある質問
準中型免許で4tトラックに乗れますか?
車両総重量7.5t未満・積載4.5t未満の車なら乗れます。ふつうの4tは7.5tをこえるので中型免許が要ります。
準中型免許で何人乗りまで運転できますか?
乗車定員10人までです。11人以上のマイクロバスは中型以上が要ります。
準中型5t限定とはどんな免許ですか?
2007年6月2日から2017年3月11日までに普通免許を取った人の段です。車両総重量5t未満・積載3t未満まで乗れます。
準中型免許はAT限定でも取れますか?
取れます。AT限定の準中型ならATの2tに乗れます。
2tトラックは普通免許で乗れますか?
2017年3月12日より後の普通免許は3.5t未満までなので、多くの2tには乗れません。それより前に取った人は乗れる車が多くあります。
準中型免許はいつからできた免許ですか?
2017年3月12日にできました。それより前に普通免許を取った人は、準中型の5t限定か中型の8t限定に書き換わっています。
準中型免許を取るのに深視力の検査はありますか?
あります。遠近感を見る検査で、トラックの免許では準中型から受けます。
1tトラックは普通免許で乗れますか?
車両総重量が3.5t未満の車なら、今の普通免許で乗れます。1tトラックの多くはこの範囲です。
準中型を持つ経験者の月収はいくらですか?
2tの正社員で金額を答えた12人の中央値は28.5万円でした。働く時間で大きく変わります。
準中型免許は7.5t未満まで!2tに乗るならまず免許証を見る
準中型は車両総重量7.5t未満・積載4.5t未満・10人までの車に乗れる免許です。2tはほぼ乗れて、ふつうの4tは中型が要ります。
- 何トンまでは車両総重量で見る。
- 2tトラックはほぼ準中型の範囲。
- 4tは車検証で7.5t未満か確かめる。
- 取った日で今の普通免許の範囲が変わる。
今の免許証の日付と条件を見てから、取る免許を決めましょう。
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