ダンプ運転手はやめとけ?4t以上に乗った17人の後悔は47%で時間しだい
ダンプ運転手はやめとけと言われますが、ダンプと同じ4t以上の車に乗った経験者17人の後悔は47%でした。経験者130人全体の46%とほぼ同じです。
ネットには待機が長い・雨で休みになる・朝が早いという声が並びます。どれも本当ですが、後悔するかどうかは1日の時間で大きく分かれていました。
1日10時間以上働いた8人では5人が後悔し、10時間未満の9人では3人でした。手で荷物を運ぶ苦労がほぼないのも、ダンプのよいところです。
ダンプに乗った本人の回答はごく少ないので、ダンプと同じ大きさの4t・大型(10t)・トレーラーに乗った人の数字で見ていきます。
- やめとけと言われる理由
- 4t以上に乗った人の後悔ときつさ
- 1日の時間で変わる後悔
- ダンプにある苦労とない苦労
- 続けた人が挙げた良さ
- 求人で確かめること
- よくある質問
ダンプはMT車が多く、AT限定の普通免許だけでは乗れません。日中の短い時間でAT車に乗りたい人は、送迎や配送のパートの話が近くなります。
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ダンプがやめとけと言われるのは待機と雨と朝の早さ
ダンプがやめとけと言われる理由は、待機・雨の日・朝の早さの3つにまとまります。運ぶのが工事現場の土砂や砂利なので、現場の都合で1日が決まるためです。
- 積み込みの場所で順番を待つ時間が長い日がある
- 雨で工事が止まると休みになり日給の分が減る
- 現場が始まる前に積むので朝が早い
- 同じ場所を何度も往復するので飽きやすい
- 積みすぎや事故への気づかいが重い
日給月給は、1日の額を決めて働いた日数分を月にまとめて払うしくみのこと。雨で休んだ日はその分が減るので、梅雨や台風の時期は月給が下がります。
どれも会社と現場で差が大きく、求人の段階で聞けば避けられるものが多い理由です。ここからは、経験者の数字でどれが後悔につながるかを見ていきます。
待機は積み込みの場所と現場の両方で起きる
ダンプの待機は、採石場や残土を受ける場所で重機に積んでもらう順番から始まります。朝はダンプが一度に集まるので、列が長くなりがちです。
現場に着いても、前の作業が終わるまで下ろせない日があります。待ちの間は運転席で休めるので、体は楽でも1日が長くなるのがダンプの待機です。
関連記事ダンプの給料と雨の日に減るしくみを見る→4t以上に乗った17人 の後悔は47%で全体と同じ
4t以上の車に乗った17人のうち、後悔が「ある」「少しある」の人は8人(47%)でした。ダンプに近い大きな車だから後悔が多い、ということはありません。
調査は2回に分けて行い、車の大きさは2回目に答えた76人に聞いています。4t以上の17人は4tが11人・大型(10t)が5人・トレーラーが1人です。
比べる相手の2t以下51人は、軽バン・1t・普通車・2tに乗った人です。残りの8人はタクシーなどの乗用車とその他でした。
乗った車の大きさ別の後悔あり(ある+少しある)
後悔は5段階で聞いていて、4t以上の17人の内わけは「ある」4人・「少しある」4人・「どちらともいえない」4人・「あまりない」3人・「ない」2人です。
乗った車の大きさ別の「きつかった」の割合
きつかった人は4t以上で6人(35%)と、2t以下の45%より少なめでした。大きな車のほうが体は楽なのに、後悔は同じくらい出るということです。
17人は1人ちがうだけで割合が6%動くので、差は目安として見てください。4t以上の人は12人が正社員で、5年以上続けた人が9人いました。
4t以上の正社員の月収は30.0万円
4t以上の正社員12人のうち金額で答えた11人の月収は、中央値30.0万円でした。2t以下の正社員25人のうち金額で答えた23人は23.2万円です。
正社員の月収(中央値)
中央値は、答えた額を安い順に並べてちょうど中ほどに来る人の月収です。手取りと額面の答えが混ざるので、額面なら手取りはその8割ほどと見てください。
大きな車に乗ると月収は上がりますが、後悔の割合は下がりません。給料だけで選ぶと、時間の長さで後悔する人が出るということです。
17人 はどんな仕事をしていたか
4t以上の17人は、トラックドライバーが14人でルート配送が3人でした。年代は40代が7人でいちばん多く、30代と50代以上も入っています。
ダンプの運転手も40代と50代が中心の仕事です。年齢が上がってから大きな車に移っても、後悔が増えるわけではないと読めます。
後悔を分けたのは1日10時間をこえるか
4t以上の17人を1日の時間で分けると、10時間以上の8人は5人が後悔し、10時間未満の9人は3人でした。
4t以上に乗った人の1日の時間別の後悔あり
10時間以上の8人は12時間以上が5人です。8人だと1人ちがうだけで割合が12%変わるので、5人と3人という人数で見てください。
4t以上に乗った人の1日の時間別の「きつかった」
きつかった人も10時間以上で4人、10時間未満で2人と差が出ました。ダンプは日帰りの運行が多いので、1日の時間を短く保てる会社なら後悔は減らせます。
ダンプの時間を長くするのは、積み込みの順番待ちと現場の待ちです。待ちの時間が勤務の時間に入るのかも、面接で聞いておきたいところです。
10時間 未満の9人は正社員が中心
10時間未満の9人は、正社員が5人でパートと契約社員が4人でした。10時間以上の8人は正社員が7人です。
短い時間の側にもフルタイムの正社員が多くいます。正社員でも10時間未満で働ける会社はあるので、時間の短さとパートを結びつけなくて大丈夫です。
関連記事大型トラックの長い時間のきつさを見る→ダンプにない苦労は手積み・ある苦労は時間と天候
4t以上の17人が書いた苦労でいちばん多いのは、長い拘束時間と休みの少なさの8人でした。拘束時間は、会社に着いてから帰るまでの休憩も含めた時間のことです。
4t以上に乗った人が書いた苦労
17人を100%として、1人が2つ書いていることもあります。拘束時間と手積みの両方を書いた人は3人でした。
手積みとは、荷物を手で積んで手で下ろすこと。トラックの6人を苦しめたこの作業が、ダンプにはほぼありません。
「重量物を運ぶのは大変。」
ダンプは重機に積んでもらい、現場で荷台を傾けて下ろします。腰の負担が気になる人には、同じ4tでも箱のトラックよりダンプのほうが合います。
雨と雪はダンプでは休みに変わる
雨や雪の苦労を書いたのは4人で、雨の日の荷物のぬれや雪道で動けなかった話です。ダンプでは雨の日は現場が止まるので、苦労よりも給料が減る心配に変わります。
つまり、ダンプで残る苦労は時間の長さと天気による収入の波です。どちらも求人の段階で聞けば、入る前に見当がつきます。
暑さと寒さは運転席の外で効く
ダンプは運転席で待つ時間が長く、エアコンの効いた車内で過ごせます。つらいのは、荷台のシートをかけたり外したりする車の外の作業です。
4tで5年以上働いた人は、夏の車の乗り降りがいちばんきつかったと書いていました。夏の空調服や冬の防寒着を会社が出すかも、聞いておくと差がわかります。
関連記事手積みがきつい仕事と避け方を見る→それでも続けた理由は一人で走れる気楽さ
4t以上の17人のうち11人が、良かったことに一人で走れる気楽さや人と関わらない楽さを書いていました。
「体力と言うより、精神力だと感じました。」
長距離で青果を運んだ4tのパートの女性の言葉です。17人の中でただ1人の女性で、後悔は「あまりない」と答えています。
ダンプも一人で現場を回るので、人づきあいに疲れた人には向いています。
「それ程苦しいことはなく、そこまで苦労することはありませんでした。」
こちらはルート配送の4tで1日6〜8時間働いたパートの人です。時間が短い4tでは、こうした楽だったという声も出ていました。
ダンプは同じ現場への往復が多く、単調さを苦にする人もいます。一人の時間を楽と感じるか退屈と感じるかは、向き不向きの分かれ目です。
待ちの時間をどう過ごすか
ダンプの待ちの時間は、運転席で休んだり仮眠を取ったりできる時間でもあります。資格の勉強に使う運転手もいます。
トレーラーに乗った人も、待機中はテレビを見たり仮眠したりと自由だったと書いていました。待ちを休みと思えるかどうかで、同じ1日でも疲れ方が変わります。
後悔した8人 の理由は時間と会社選び
4t以上で後悔した8人の理由を原文で読むと、時間と休みの2人と会社選びの2人が中心でした。ほかは一緒に働く人の2人と給料の1人、やりたい運行と違った1人です。
「ただ運送会社選びは慎重に選んだほうがいいです。」
ルート配送で大型(10t)に乗り、1日16時間をこえる日もあった人の声です。同じ大型でも、会社によって時間は大きく変わります。
「思っているより過酷な事も多いので事前にしっかり調べて、会社と話し合って決める事が大事」
道路工事の仕事から大型に移った人で、運転で腰痛が出たと書いています。積み下ろしが機械でも、長く座る仕事の腰の負担は残ります。
後悔した理由をくわしく見る
時間と休みの2人は、10時間以上働いた大型と4tの人です。自由な時間がないことや、家族との時間が取れなかったことを悔やんでいました。
会社選びの2人は、どちらも12時間以上の大型の人でした。1社だけで決めず何社か比べればよかったと書いています。
一緒に働く人の2人は、助手のときの先輩や教育係との関係です。給料の1人は、危ない仕事のわりに給料が少ないと書いていました。
後悔の理由に車の大きさや運転のむずかしさを挙げた人はいません。大きな車への不安より、会社の時間と人を見て選ぶほうが大事だとわかります。

4t以上に乗った人が想像とちがったこと
4t以上に乗った17人が、想像とちがったと書いた中身を並べました。このあとの一覧に出るカゴ台車は、荷物を載せて押して運ぶ車輪つきの台のことです。
手積み・重い荷物の声がいちばん多く、次が給料・経費でした。面接で聞けば先に手を打てる内容です。
面接で確かめたいこと
- 手積み・手降ろしがあるか、カゴ台車かを確かめる
- 固定給か歩合か、経費はだれが払うかを確かめる
- 面接で1日の拘束時間と休憩の取り方を数字で聞く
ダンプでは手積みが減る分、残るのは時間の長さです。入る前に1日の流れを聞いておけば、想像とのずれは小さくできます。
ダンプとほかのトラックのちがい
ダンプとほかのトラックのいちばんのちがいは、荷物を手で扱わず現場の予定で1日が決まることです。下の表に並べました。
ダンプとほかのトラックのちがい
| くらべること | ダンプ | ほかのトラック |
|---|---|---|
| 積み込み | 重機が荷台に積む | 手積みかフォークリフト |
| 下ろし方 | 荷台を傾けて下ろす | 手降ろしかフォークリフト |
| 行き先 | 工事現場と採石場と処分場 | 倉庫と店と工場 |
| 給料の形 | 日給月給が多い | 月給が多い |
| 雨の日 | 現場が止まり休みになりやすい | ふだんどおり走る |
| 朝 | 現場が始まる前に積む | 荷主の時間しだい |
ダンプの4tには中型免許、10tには大型免許が要ります。ダンプはMT車が多いので、AT限定の普通免許だけでは乗れる車がほぼありません。
2017年3月12日より後に取った普通免許で乗れるのは、車両総重量3.5t未満の車です。車両総重量は、車と荷物と人を足した重さのことです。
4tダンプと10tダンプの1日のちがい
4tダンプは、街の中の小さな現場を何度も回る仕事が多くなります。狭い道や住宅地に入るので、車の大きさのわりに運転は細かくなります。
10tダンプは、遠くの採石場や処分場まで走る仕事が入ります。1回の距離が長いぶん、待ちと走りを合わせた1日が長くなりやすいのが10tです。
建設の仕事からダンプに移る人が多い
ダンプの運転手には、工事現場で働いていた人が大型免許を取って移る流れがよくあります。現場の段取りがわかるので、待ちの時間にもいらだちにくいからです。
調査にも道路工事から大型に移った人と、建設業で大型免許を取った人がいました。現場を知っている人ほどダンプの1日を想像しやすい仕事です。
関連記事4tダンプに要る中型免許の費用を見る→ダンプに向いている人と向いていない人
ダンプに向いているのは、一人の時間が苦にならず朝型の生活ができる人です。手で荷物を運ぶのがつらい人にも合います。
- 人づきあいに疲れて一人で働きたい人
- 早く寝て早く起きる生活ができる人
- 腰が気になり手積みを避けたい人
- 大型免許を取って給料を上げたい人
- 毎月の給料が同じでないと困る人
- 同じ道の往復に飽きやすい人
- 子どもの送り出しで朝が使えない人
- 長い待ち時間をむだに感じる人
4t以上に乗った17人は男性が16人でした。日中だけ短く働きたい人は、送迎や配送のパートのほうが時間を合わせやすくなります。
AT限定から始めるなら、まず準中型をAT限定で取って2tに乗る道があります。ダンプに進むのは、そのあとMTで中型や大型を取ってからです。
ダンプの求人で確かめること
ダンプの求人では、1日の時間と雨の日の扱いを最初に確かめます。後悔した人の多くがつまずいたのがこの2つです。
- 1日の勤務時間と待ちの時間が勤務に入るか
- 雨で現場が止まった日の給料
- 日給月給か月給か
- 朝の出社の時間と帰りの時間
- 大型や中型の免許の費用を出してくれるか
「残業、連休の確保。」
4tに5年以上乗った人が挙げた確かめることです。休みの取り方は、雨で休みが増える仕事だからこそ聞いておきたい点です。
面接でそのまま使える聞き方
雨で現場が止まった日は、給料がどのように出るのか教えてください。
朝は何時に出社して、ふだんは何時ごろに帰れていますか。
積み込みの順番を待つ時間も、勤務の時間に入りますか。
会社を見分ける順番
- 求人で日給か月給かを見て雨の日の扱いの見当をつける
- 面接で朝の出社と帰りの時間を聞き1日10時間をこえるかを見る
- 待ちの時間が勤務に入るかと残業代の出方を聞く
- 免許の費用を出してもらうなら辞めたときに返す決まりを聞く
この順で聞けば、後悔した人がつまずいた時間とお金の話を入る前に押さえられます。答えをぼかす会社は、入ってからも同じと考えておきましょう。
関連記事大型免許の費用と会社の支援を見る→ダンプ運転手のやめとけでよくある質問
ダンプ運転手はやめとけというのは本当ですか?
4t以上に乗った経験者17人の後悔は47%で、130人全体と同じでした。1日10時間以上の人で後悔が多いので、時間の短い会社を選べば避けやすくなります。
ダンプ運転手の給料はいくらですか?
4t以上に乗った17人のうち金額で答えた16人の月収は、中央値26.0万円でした。正社員12人のうち金額で答えた11人では30.0万円です。
ダンプは楽すぎると聞きますが本当ですか?
積み下ろしを重機がやるので、手積みのあるトラックより体は楽です。4t以上の人のきつかった割合も35%と全体より少なめでした。
女性でもダンプ運転手はできますか?
積み下ろしは機械なので、力の差は出にくい仕事です。朝が早いので、家の用事と時間が合うかを先に確かめておきましょう。
未経験からダンプに乗れますか?
4tダンプは中型免許、10tダンプは大型免許があれば乗れます。免許の費用を出す会社もあり、AT限定の人はMTで教習を受けます。
ダンプ運転手は腰を痛めやすいですか?
手で荷物を運ぶ作業がほぼないので、箱のトラックより腰の負担は小さめです。ただ長く座るので、大型で腰痛が出た人もいました。
ダンプは雨の日に必ず休みになりますか?
工事が止まる日は休みになりやすいですが、雨でも動く現場や別の運搬を回す会社もあります。雨の日の給料と合わせて聞いておきましょう。
積みすぎると運転手も罰を受けますか?
積みすぎは法律で禁じられていて、運転手も罰を受けます。量で給料が決まる会社では、無理に積まされないかを聞いておきましょう。
ダンプはやめとけかは1日の時間と雨の日で決まる
ダンプ運転手はやめとけとは言い切れず、1日の時間が短く雨の日の補償がある会社なら続けやすい仕事です。
- 4t以上に乗った17人の後悔は47%で130人全体と同じ
- 1日10時間以上は8人中5人が後悔し10時間未満は9人中3人
- 手積みの苦労がほぼなく腰の負担は小さめ
- 残る苦労は待ちの時間と雨で減る給料
- 求人では1日の時間と雨の日の扱いを先に聞く
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